2008.05.04 ビシュコフ&ウィーンフィル&エリーナ・ガランチャ/マーラー3番/ムジークフェライン | ||
Wiener Philharmoniker Damenchor Wiener Saengerknaben Semyon Bychkov Elina Granca Gustav Mahler (1860-1911) Zweite Abteilung --- 今日はケルン・ボンを6:50発の格安Germanwingsで飛びウィーン8:20に到着した。チェックインカウンターは驚くほどの人で溢れていたが、自動チェックインは予約番号と座席指定だけのシンプルさで唖然とする早さ。さてウィーンも快晴で公園の緑が鮮やかになっている。11時からは楽友協会ムジークフェアインにてフェストヴォッヘン開幕のウィーンフィルを聴いた。当初はマリス・ヤンソンス指揮の予定だったが、病気のため、セミョン・ビシュコフに交代した。プログラムは予定通りのグスタフ・マーラー交響曲第3番二短調。アルトのエレーナ・ガランチャは指揮台の左横で歌う。コンサートマスターはヒンクとシュトイデ。女声合唱はオーケストラ後方を埋め尽くし、少年合唱はオルガンバルコニに並ぶ。バルコン・ミッテ最前列からは最高の音響で眺めも実に壮観だった。 ビシュコフがウィーンで振ったトリスタンはティーレマンと同様に唸るほどの盛り上がりだった。マーラーの交響曲も大いに期待するところで、冒頭からウィーンフィルから炸裂するサウンドを搾り出して強烈なドライブを掛けて行く。途中、ホールが揺れ動くほどの怒涛の迫力となった。楽章を追って多彩な描写と立体的な響きに聞き入る。ところが、ORF1でライブ放送されているにも関わらず、途中、1階後方の客席で迷惑な雑音が入ったのが残念。ガランチャのアルトは絶品で、潤いと陰影のある響きがホールを包み込む。壮大な終楽章を経てクライマックスとなった。指揮が終わってもビシュコフはすぐには客席に向かない。ソリスト、合唱、オーケストラを順番に喝采させてから、最後に観客に向かう。長いカーテンコールが続き、会場は大いに沸き立った。 |
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