2007.12.08 『楽園とペリ』ラトル&エンライトメント/パリ・シャンゼリゼ | ||
Robert Schumann Simon Rattle Direction musicale Sally Matthews, soprano
La Peri Orchestra and Choir of the Age of Enlightenment --- シャトレ公演の後はシャンゼリゼに移動した。凱旋門にかけてのクリスマス照明は今年から発光ダイオードに変わったとのことで、通り全体が白く輝いて実に美しい。雨にも関わらず凄い賑わいとなっている。ちなみにシャンゼリゼ劇場への通りは青色照明に統一され、鮮やかなコントラストをなす。20時からはシャンゼリゼ劇場にてラトル指揮のジ・エイジ・オブ・エンライトメントを聞いた。プログラムはシューマンのオラトリオ『楽園とペリ』。演奏の機会が少なく、国内では堀&東響による演奏が評価されているように、もっと演奏して欲しい作品である。 さてラトル&エンライトメントは今までに優れた古楽オペラやコンサートを繰り広げており、珍しいシューマンのオラトリオを演奏するとなれば期待が高まる。指揮者左側にサリー・マシューズ、ケイト・ローヤル、ベルナルダ・フィンクら女声ソリスト、右側にマーク・パドモア、アンドリュー・ステイプルズ、デイヴィッド・ウィルソンージョンソンら男声ソリストが並ぶ。古楽系の名ソリスト達が揃った展開は圧巻。透明なアンサンブルは緻密なディテイルを描き出し、アグレッシブな古楽奏法がシューマンにも効果的に活かされる。実に魅力溢れる演奏だ。休憩を含め2時間半の充実にどっぷりと浸った。終演後はメトロとRERを乗りづいてシャルル・ド・ゴール空港へと向かう。深夜0時を過ぎてターミナル1駅近くのヒルトンにチェックインした。今日は朝早くオルリーに到着してから非常に充実した一日だった。明日も早朝便での移動となる。 |
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