2007.08.18 『アルミーダ』/ザルツブルク・フェスティバル


SALZBURGER FESTSPIELE 2007

Joseph Haydn (1732-1809)
ARMIDA
Hob. XXVIII:12 Dramma eroico in drei Akten

Text von Nunziato Porta, nach dem anonymen Libretto zu dem Dramma per musica
Rinaldo“ von Antonio Tozzi, fussend auf dem Epos "Gerusalemme liberata" ("Das befreite Jerusalem") von Torquato Tasso

In italienischer Sprache mit deutschen und englischen Uebertiteln

Ivor Bolton, Musikalische Leitung
Christof Loy, Regie
Dirk Becker, Buehnenbild
Bettina Walter, Kostueme
Olaf Winter, Licht
Annika Haller, Dramaturgie
Jochen Heckmann, Choreographie

Annette Dasch, Armida
Michael Schade, Rinaldo
Mojca Erdmann, Zelmira
Vito Priante, Idreno
Richard Croft, Ubaldo
Bernard Richter, Clotarco

Bewegungschor
Mozarteum Orchester Salzburg
Ivor Bolton, Continuo Cembalo
Marcus Pouget, Continuo Violoncello
Brenda Hureley, Cembalo

Samstag, 18. August 2007, 15.00 Uhr
Felsenreitschule
Neuinszenierung

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今日は15時からフェルゼンライトシューレにてハイドンの「アルミーダ」を見た。演出はクリストフ・ロイ、演奏はイヴォール・ボルトン指揮のモーツァルテウム管弦楽団。アルミーダは先日のRSOによるリナルドと対をなし、日本では滅多に演奏されない演目だけに見逃すことができない。さらに先日のRSOでも素晴らしかったベルリン出身人気上昇中のアンネッテ・ダッシュがアルミーダを歌う。対するリナルド役はミヒャエル・シャーデと豪華。ちなみに二人はビューネ誌で大きくクローズアップされており、人気の高さが伺える。

さてステージは至ってシンプルなもので、中央から右側は木で組んだオブジェ。左側は大きなスロープとして丘のように上昇し、傾斜面中腹には椅子が置かれている。兵士たちは広大なステージを走り回り、スロープを駆け上ってゆく。動的でダイナミックな演出展開は、ボルトンの躍動感ある演奏とも良くマッチしている。ちなみに彼は通奏低音のチェンバロも弾き振りしている。ロイの象徴的演出にダッシュとシャーデも鮮やかに映えていた。途中1回の休憩を入れた3時間に没頭させられた。

なお劇場売店で購入したダッシュのCD”ARMIDA”では、グルック、ヘンデル、ヨメッリ、ハイドンらが作曲したアルミーダのアリアのみが集められたユニークなもの。ダッシュの艶やかで質感あるの美声に酔う。特にボーナス・トラック、ヨメッリ作曲によるアリアは圧巻。



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