2007.08.13 ベルリン古楽アカデミ&ミドリ・ザイラー/インスブルック音楽祭 | ||
Midori Seiler (Violine) Georg Phillip Telemann 1681-1767 Fantasia Nr. 9 h-moll per il Violino senza basso TWV 44:20 Concerto a 5 D-Dur fuer Traversfloete,
Streicher Pause Johann Sebastian Bach 1685-1750 Georg Phillip Telemann Johann Sebastian Bach --- 今日はアンブラス城スペイン・ホールにてインスブルック・フェストヴォッヘン古楽コンサートを聴いた。演奏は昨日の「ソクラテス」で素晴らしい演奏を聞かせたベルリン古楽アカデミーで、ソリストはミドリ・ザイラー(バロック・ヴァイオリン)とクリストフ・フントゲブルス(フラウトトラヴェルソ)。プログラム前半はG.P.テレマンの2本のフルート、弦楽と通奏低音の為の序曲ホ短調TWV55:E1、無伴奏ヴァイオリンによる幻想曲第9番ロ短調TWV44:20とフルート、弦楽と通奏低音の為の協奏曲第5番二長調TWV51:D1。後半はJ.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048、G.P.テレマン:独奏フルートのための幻想曲第12番ト短調、J.S.バッハ:ヴァイオリン、弦楽と通奏低音の協奏曲イ短調BWV1041。前半と後半のテレマン:ファンタジアがコントラストし、後半にバッハの名曲が華を添える内容。ミドリ・ザイラーはインマゼールのフォルテピアノと共演したモーツァルトのVnソナタ集CDで驚異的なソロを聞かせており、今回のコンサートでは大いに期待するところ。バンダナを額に巻いて強靭なソロを聞かせる勇姿がかっこいい。古楽アンサンブルもソロに鼓舞されてアグレッシブな展開となる。フントゲブルスのトラヴェルソも艶やかでVnとの音色のコントラストを聞かせる。ともかくインスブルックの美しい古城でのコンサートは雰囲気も抜群。今日は午前中は雨が降りそうな曇りであったが、午後からは快晴となり、シュロス・アンブラスの森はとても爽やかだった。 |
||
[HOME] |