2007.03.16 『ミサ・ソレムニス』ハイティンク&ベルリンフィル/フィルハーモニー


Berliner Philharmoniker
Bernard Haitink DIRIGENT

Luba Orgonasova SOPRAN
Ekaterina Gubanova ALT
Tomislav Muzek TENOR
Kwangchul Youn BASS

Rundfunkchor Berlin
Simon Halsey EINSTUDIERUNG

PHILHARMONIE Fr 16.Maerz 2007 20 Uhr

Ludwig van Beethoven (1770-1827)
Missa solemnis D-Dur op.123
fuer vier Solostimmen, Chor, Orchester und Orgel

1. Kyrie
2. Gloria
3. Credo
4. Sanctus - Praeludium - Benedictus
5. Agnus Dei - Dona nobis pacem
(>>Bitte um innern und aeussern Frieden<<>

Solo-Violine: Guy Braunstein

KEINE PAUSE

---

今日はフィルハーモニーにてベルナルト・ハイティンク指揮のベルリン・フィルを聞いた。プログラムはベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」ニ長調Op.123。 今シーズンのプログラムの中で最も期待する演目のひとつ。ポーディアムがベルリン放送合唱団で埋め尽くされた様は実に壮観で、ベルリンフィルの強力なアンサンブルとともに、フィルハーモニーが大伽藍となった。ハイティンクが導くベートーヴェンは堅実で感動的。冒頭のキリエでの厳粛さ、グロリアでの神々しいまでの高揚、クレドにおけるポリフォニックな展開、サンクトゥス以下フィナーレに掛けてフィルハーモニーが共鳴した。これは他のホールでは得られないカラヤン・サーカスの音抜けの良さがあってのこと。その大空間は合唱に奥行きのある立体感を生み出し、巨大なミサはさらにスケールアップして大宇宙となる。特にオーケストラも合唱であるのかと思うほど全てが溶け合ったアンサンブルは見事で、聴くものも壮大な音楽に同化させられた。巨匠ハイティンクの名指揮に感動した次第。



[HOME]