2006.07.28 ティアンワ・ヤン/ヴァイオリン・リサイタル モンペリエ音楽祭

 

Le Festival de Radio France et Montpellier

Vendredi 28 juillet 2006

Salle Pasteur / Le Corum, 12h30

 

Tianwa Yang, violon

 

Max Reger

Prelude et fugue en si mineur opus 117 n.1

 

Johann Sebastian Bach

Partita n.1 en si mineur BWV 1002

Allemande-Double

Courante-Double

Sarabande-Double

Tempo de bourree-Double

 

Paur Hindemith

Sonate pour violon opus 31 n.2

Leicht bewegte Viertel

Leicht bewegte Achtel

Gemaechliche Viertel

Fuenf Variationen uber das Lied "Komm lieber Mai und

mache de Mozart

 

Eugene Ysaye

Sonate pour violon opus 27 n.3 <<Ballade>>

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今日のモンペリエは昨日同様に太陽が眩しい快晴。昨日の猛暑ほどではなく、爽やかな風がとても心地よい。放射状に延びた通りは活気に溢れており、時間の許す限り歩いてみたくなる。街の中心部に向かっては緩やかな上り坂となっており、ここを歩いてゆくとVirginメガストアがあった。図書、文具、マルチメディアが一体となった3階建ての店舗で、CD売り場はfnac同様に古楽コーナーが面白い。イスタンピッタ〜フィレンツェのトレチェントなど日本では見かけないCDを買った。さらに街中を歩いてゆくと、左右が高い壁に囲まれた細い路地で、中世の街中そのままの状態となる。その通りは11世紀に建てられた教会を経て大学に至る。サン・ピエール・大聖堂まで行ってみたいが、途中で迂回し、ファーブル美術かの裏手からレ・コルムの広場に出た。

 

さて今日は12:30から若手アーティストのシリーズとして中国のヴァイオリニスト、<a href="http://www.festival-rfmontpellier.com/2006/2006-jeunes-solistes.php#yang">ティアンワ・ヤンのリサイタル</a>を聞いた。チケットはホール入り口ロビーにて無料で配布されている。ホールはオペラ・ベルリオーズのミニチュア版となっていて、全てのシートが段差となっていて、ゆったりとした椅子と視界、音響ともに素晴らしい。プログラムは全てヴァイオリン無伴奏で、マックル・レーガー、ヨハン・セバスティアン・バッハ、パウル・ヒンデミット、ウジェーヌ・イザイと多彩。その演奏は卓越したテクニックで曲を引っ張ってゆく感じ。バッハのパルティータなどでは余裕と貫禄が欲しいところであるが、イザイでは強靭なテクニックが炸裂し、会場は大喝采となった。



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