Oper
Frankfurt
Richard
Wagner
Prsifal
Ein
Buehnenweihfestspiel in drei Aufzuegen
Dichtung
vom Komponisten
Musikalische
Leitung, Paolo Garignani
Inszenierung,
Christof Nell
Szenische
Analyse, Martina Jochem
Buehnenbild,
Jens Kilian
Kostueme,
Ilse Welter
Dramaturgie,
Norbert Abels
Licht,
Olaf Winter
Chor,
Alessandro Zuppardo
Kinderchor,
Apostolos Kallos
20.
Mai 2006
Begin:
17.00 Uhr Ende: ca 22.45 Uhr
Amfortas
Alexander Marco-Buhrmester
Titurel
Magnus Baldwinsson
Gurnemanz
Jan-Hendrik Rottering
Parsifal
Stuart Skelton
Kundry
Michaela Schuster
1.
Gralstritter
Hans Juergen Lazar
2.
Gralstritter
Gerard Lavalle
1.
Knappe
Lisa Wedekind
2.
Knappe
Annette Stricker
3.
Knappe
Peter Marsh
4.
Knappe
Michael McCown
Blumenmaedchen
1. Gruppe Britta Stallmeister
Annette Stricker
Kirsten Grotius
Blumenmaedchen
2. Gruppe Barbara Zechmeister
Lisa Wedekind
Yvonne Hetteger
Stimme
aus der Hoehe
Bockyong Kim
Frankfurt
Museumsorchester
Chor
der Oper Frankfurt
Extrachor
der Oper Frankfurt
Kinderchor
der Oper Frankfurt
Statisterie
der Oper Frankfurt
Ein
Schwan Eleonora Zbebiak
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今日5/20はポツダマー・プラッツからテーゲルに移動し、LH便にてフランクフルトに飛んだ。17時からオーパー・フランクフルトにてクリストフ・ネル新演出のパルジファルを見た。指揮はパオロ・カリリャーニ。昨年3月、フランクフルト・ボッケンハイマーでのオルフェオもカリリャーニの指揮が見事であったが、今回のパルジファルも期待した通り素晴らしかった。
冒頭、前奏曲の荘厳な響きはとても充実しており、ゆったりと進めていく楽劇に終始没頭させられる。話題の演出家ネルのコンセプトは一貫しており、巨大なターンテーブルに円形の短冊を設け、その前面で演じられる場面と、短冊スリットの隙間から垣間見える奥の空間での場面を同時進行させる趣向。前奏曲の途中からグルネマンツ達はパルケット左側の扉から登場し暫くステージの短冊空間の奥の場面を見上げる。そしてステージに上がり楽劇が始まるといった展開。短冊は大きな円筒になっており、これが回転するため、そのスリット隙間から奥の場面がちらちらと垣間見えるため、閉塞感を覚えさせると同時に、短冊の外で演じられる場面の奥にあるものは何かと常に注意を喚起させる点がユニーク。
そして短冊の円筒は全開する。このときの開放感と奥に伸びる空間が無限であるかのような錯覚を与えさせる。特に聖堂の場面では円筒の短冊が矩形状に変化して、ステージの奥のほうまで延びてゆく。聖杯騎士たちが遥か後方から入場し、聖杯儀式の場面に迫る臨場感はこのマジックのような空間処理の効果。以上のように終始、巨大な短冊を使った手法と照明効果により、楽劇が切れ目無く進み行く。
カリリャーニの作る音楽は大きな起伏を持っており、巨大なターンテーブルの回転も音楽の呼吸に合わせられている。従って登場人物たちの歌と演技も、この大きな枠組みの流れと一致し、すべてが溶け合いながら進んでゆく。よって、見ているものも、自然とこのテンポに飲み込まれ、時間の経過を忘れてしまう次第。ロータリングのグルネマンツは貫禄十分で感動的。シュスターのクンドリーは妖艶に満ち、スケルトンのパルジファルは輝かしく伸びのあるヘルデンさが素晴らしい。以上、斬新なステージ処理によるパルジファルは素晴らしいキャストと演奏により充実した内容であった。
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