Der
Rosenkavalier
Komoedie
fuer Musik in drei Aufzuegen
von
Hugo von Hofmannsthal
Musik
von Richard Strauss
Musikalische
Leitung, Janusz Przybylski
Insenierung,
Guenter Mayr
Die
Feldmarschallin Fuerstin Werdenberg, Magdalena Barylak
Der
Baron Ochs von Lerchenau, Wolfgang Bankl
Octavian,
genannt Quinquin, Miriam Sajonz
Herr
von Faninal, Adam Wozniak
ein
reicher Neugeadelter, Marcao di Sapia
Sophie,
seine Tochter, Sonja Adam
Jungfer
Marianne Leitmetzerin, Monika Mosser
Valzacchi,
ein Intrigant, Grozdew Rafal
Annina,
seine Begleiterin, Joanna Wesolowska
Ein
Polizeikommissar, Grzegorz Ufnal
Der
Haushofmeister bei der Feldmarschallin, Wojciech Lewandowski
Ein
Notar, Grzegorz Ufnal
Ein
Wirt, Rafal Kowalski
Ein
Saenger, Rfal Kowalski
Drei
adelige Waisen, Monika Mosser/ Danuta Dunst-Surowiec/ Anna Osior
Eine
Modistin, Zofia Kotlicka-Wiesztordt
Ein
Tierhaendler, Krzysztof Rzeszutek
Chor
und Orchester der Staatsoper Danzig
Theater Winterthur
Montag 20.03.06 19:30 Uhr
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今日はチューリヒ近くのヴィンタートゥーアにてポーランドのダンチヒ歌劇場公演「ばらの騎士」を見た。ちなみに<a
href="http://www.theater.winterthur.ch/default.asp"/>ヴィンタートゥーア劇場</a>は斬新なデザインで、ロビーもシンプルなデザインで白樺をイメージしたアートが美しい。さてダンチヒ歌劇場自体とてもマイナーであるが、歌手陣が素晴らしい。これに対してオーケストラは劣るものの、総じて、R.シュトラウスの美しい音楽に共鳴していく様は素晴らしかった。ステージは至って簡単なもの。窓や装飾を施した衝立上の壁を上手く組み合わせて、淡い照明とともに質感あるステージを作り上げている。衣装はじめ舞台セットはロココ調にまとめた室内オペラとして展開していく。それゆえ「ばらの騎士」の場面は豪華絢爛とは程遠いものとなるが、歌手と音楽で聴衆を惹きつけてドラマに没頭させてくれる。
歌手ではオクタヴィアンとゾフィーがちょうど若い頃のオッターとB.ボニーといった感じであり、とてもフレッシュ感溢れる役作りと歌の確かさに関心させられた。オックス役はウィーン国立歌劇の「ばらの騎士」でも登場しているヴァンケルが演じ、コミカルで手馴れた役作りが素晴らしい。
オーケストラも幕を追うごとに充実し、R.シュトラウスの美しさを歌い上げた。特に最終場面の三重唱は素晴らしく、とても感動的であった。今日はチューリヒのトーンハレではロジャー・ノリントン&シュトゥットガルト放響のバッハとパルジファルをミックスしたコンサートがあり、一瞬、そちらに惹かれ掛けたが、R.シュトラウスを選択して正解だったと感じさせてくれた次第。
さて深夜、Bsat放送ではラトル&ベルリンフィルの演奏の模様が紹介されていた。タナージやブレットら前半のプログラムの作曲家達もラトルのリハーサルに立会い、詳細な詰めを行っている様子が紹介された。またCG画像による宇宙と一緒に音楽を重ねて行く場面は特に興味深い。特にブレット作「コマロフの流星」では、流星の表面に障害物が衝突し、流星の物質が宇宙に放射されていく場面が音楽と一体となって表現されている。このようなCGまで作られているならば、プロジェクター映像とともに演奏されればさらに面白い。
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