Drottningholm
Slotsteater
Man
8.8 19.30
Jean-Phlippe
Ramequ
ZOROASTRE
Pa
franska / In French
Libretto:
Louis de Cahusac
Dirigent:
Ghristophe Rousset
Regi:
Pierre Audi
Scenograf:
Patric Kinmonth
Koreograf:
Amir Hosseinpour
Ljussattare:
Peter van Praet
Regiassistent:
Margareta Brilioth
Koreografiassistent:
Anna Holter
Musikalisk
instudering: Stephane Fuget
Kormastare:
Bo Wannefors
Personer
AORASTRE,
Anders J Dahlin
ABRAMANE,
Evgueniy Alexiev
AMELITE,
Sine Bundgaard
ERINICE,
Anna Maria Panzarella
ZOPIRE,
Lars Arvidson
NARBANOR,
Markus Schwartz
OROMASES,
Gerard Theruel
CEPHIE,
Ditte Andersen
LA
VENGEANCE, Lars Arvidson
ARIMAN,
Gerard Theruel
Drottningholmsteaterns
Orkester
Konsertmaestare,
Stefano Montanari
Drottningholmsteaterns Koer
Drottningholmsteaterns Dansare
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今日はドロットニングホルムにてアウディ演出、クリストファー・ルセの指揮によるラモー「ゾロアストル」を見る。ザルツブルクからストックホルムへはかなりの長距離となるが、午前中にミュンヘンへ移動し、fly・nordicでストックホルム・アーランダ空港に飛ぶのが一番安くて楽である。具体的には、EC(ザルツブルク09:03/ミュンヘン10:33)、S1(ミュンヘン10:45/空港11:26)、LF892便(MUC13:50/ARN16:00)となる。ちなみにMUCから大手のフライトが飛んでいるが、最低でも8万円以上かかるが、fly・noridcだと1.5万円くらいで済む。なお列車移動はユーレイルパスに含まれる。
さて、このところザルツブルクは雨の天気であったが、ストックホルム上空は良く晴れていて、眼下に見渡す緑と湖、美しくレイアウトされた公園と街が素晴らしい光景となる。ほぼ予定とおり16:05にARNに降り立ち、16:20発のアーランダ・エキスプレスに乗った。20分でストックホルムに着く。到着駅のすぐ近くのnordic・lightにチェックインした。部屋が幻想的な光で演出されたデザイナーズ・ホテルとなっており、正面に地下鉄があって非常に便利だ。なお事前に検索していた通り、17:09発の地下鉄グリーンラインでBrommaplan着が17:27。ここで17:40発の177番バスに乗る予定であったが、それよりも早い302番のバスでドロットニングホルム到着が17:40分頃。劇場のチケット引取りは18:30開始となるが、それまでは宮殿の庭園を散策し、テラスでゆっくりとする。
宮廷劇場は当時のままの姿で残されており、内部はさすがに古風なつくりである。劇場内部には幾つかのシャンデリアがあるものの非常に薄暗い。ステージは左右に情景を示す短冊状の絵画、例えば、建物の柱、森といったものを何枚もスライド交換できるようになっている。これらがステージ背面の方に配列されているため、遠近効果でステージ立体的に見せる。以上のようにステージにはかなりの制約が課せられるが、アウディの演出は、バロック時代の手法を忠実に取り入れたものとなっていた。衣裳はゾロアストル勢を白、アブラマーヌ勢を黒に統一し、モーツァルトの魔笛にも共通するフリーメイソン的コントラストを分かりやすくしている。ちなみに最後の幕では、ステージの情景を示す絵画や装飾は全て取り外して、劇場内部のセットの枠組み構造を露呈させ、照明効果とともに面白いステージに仕上げていた。
カユザックの台本は、変化に満ちたストーリー展開が非常に面白く、ラモーの音楽もまた驚くほどの写実性を聞かせてくれる。ルセの指揮は、このような魅力をメリハリあるアンサンブルで克明に描写してくれ、思う存分楽しむことが出来た。嵐や雷の描写も、電子音ではなく、ブリキ板などで臨場感豊かに再生し、全てに手作りの味わいも感じられた。
キャストではタイトルロールのゾロアストルがマーク・パドモア(クリスティのCDでも同じ役を歌っている)の予定であったが、アンドレ・ダリンに代わっていた。ちなみにアメリート役としてザイネ・ブントガートが出演していた。彼女は以前、マルセイユのナクソス島にて素晴らしいツェビリネッタを歌ったが、今回のラモーでも美声を楽しませてくれた。ともかくドロットニングホルムの古楽アンサンブルと合唱が素晴らしく、加えてルセの躍動ある指揮と、彼のチェンバロもまた聞きどころであった。2回の休憩が入ったが、2回目の時は観客に急病人が出て、救急処置等で最後の幕の開始がかなり遅れた。終演は23時半頃となったが、クロークで予約した直行バスでストックホルム着は23:50であった。
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