2005/08/06 ガッティ&マッティラ&ウィーンフィル/ザルツブルク

 

 

SALZBURGER FESTSPIELE 2005

DANIELE GATTI

WIENER PHILHARMONIKER

samstag, 6. August 2005, 20.00 Uhr

Felsenreitschule

 

Franz Schreker (1878-1934)

Vorspiel zu einer grossen Oper

(Memon, 1933) fuer grosses Orchester

Allegro moderato

 

Ludwig van Beethoven (1770-1827)

>>Ah! perfido<<

Szene und Arie fuer Sopran und Orchester op.65 (1796)2

 

Pause

 

Gustav Mahler (1860-1911)

Symphonie Nr.4 G-Dur

I. Bedaechtig. Nicht eilen - Recht gemaechlich

II. [Scherzo.] In gemaechlicher Bewegung. Ohne Hast

III.Ruhevoll (Poco adagio)- Viel langsamer -

 Andante - Allegro -Allegro molto

IV. Sehr behaglich - Sehr zart und geheimnis

 voll bis zum Schluss (Wir genissen die himmlischen Freuden)

 

Dirigent, Daniele Gatti

Sopran, Karita Mattila

Wiener Philharmoniker

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今日は20時から再びフェルゼンライトシューレにて、ガッティ&ウィーンフィルのコンサートを聴いた。プログラム前半はシュレーカーのオペラ「Memnon」の前奏曲、ベートーヴェン:ソプラノとオーケストラのためのアリア「おお!卑怯」。後半はマーラーの交響曲4番。これもマチネで聴いたBSOと同様、非常にユニークなプログラム構成で、今年のテーマでもあるシュレーカーの作品が面白い。未完に終わったオペラの前奏曲は、幾つかの楽曲を繋ぎ合わせられ、大編成が織り成すサウンドが魅力的。ウィーンフィルの力感溢れるアンサンブルが聴き所。ベートーヴェンの作品では、カリタ・マッティラが迫力満点で歌う。昨年は彼女のリサイタルをモーツァルテウムで聴いたが、あの時に見せた集中力、それも尋常ならざるほどの役柄に没頭した姿勢は、本日のアリアでも見せてくれた。それほど演技に満ちたドラマチックなものであった。ちなみに彼女は後半のマーラー4番でも歌う。さてそのマーラー4番は、ガッティの唸り声とともに、オーケストラを大きくドライブして歌わせる。キッヒュルのヴァイオリン・ソロも絶妙で、木管も素晴らしい音色を聞かせ、角笛交響曲の魅力を感じさせる。以上、本日の2本立てはとても密度の高いものだった。

 



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