2005/08/04 ユリアネ・バンゼ&カメラータ・ザルツブルク/カリンシアの夏 |
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Juliane Banse, Sopran Program Zwei Konzertarien fuer Sopran und
Orchester: Pause Arien der Graefin aus Le Nozze
di Figaro KV 492 Sinfonie C-Dur KV 551 "Jupiter-sinfonie" |
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プログラムはオール・モーツァルトで、前半はディヴェルティメントニ長調KV.251、ソプラノとオーケストラのための2つの演奏会アリア、KV583、レチタティーヴォとアリアKV528。後半は「フィガロの結婚」からのアリア、2幕からカヴァティーナ、3幕からレチタティーヴォとアリア、そしてフィナーレは交響曲41番ハ長調KV551「ジュピター」といった内容。演奏はコンツェルト・マイスタリンのナタリー・シェー率いるカメラータ・ザルツブルクで、彼女が指揮を行う。このアンサンブルはザルツブルク音楽祭でも生彩のある演奏が印象的で、本日の演奏も実に瑞々しい音楽を聞かせてくれた。ユリアネ・バンゼもリリカルな繊細さに力強い芯を感じさせ、会場を大いに沸かさせる素晴らしさだった。 終演後は、街を散策してみた。中央駅から伸びるシュタット橋を通ると、ハウプト・プラッツに差し掛かるが、広場の通りに屋台のテントがひしめきあい、大勢がビールを片手に賑やかに集っている。まるでホーフブロイ状態で、あちらこちらのテントで民族衣装の人々も集まり、バンド演奏にあわせて、皆が踊っている。ちなみに大通りだけでなく、細かな路地もパブで賑わい、街じゅうが祭りの状態となっていて、実に楽しい。この辺りのホテルだと夜通し寝ることが出来ないのではと思うが、ホテル・シティ周辺はコンサートホール同様に非常に静かであった。 |