2005/07/30 スダーン&モーツァルト・マチネ(1)/ザルツブルク音楽祭


SALZBURGER FESTSPIELE 2005
MOZART-MATINEE I



Samstag, 30. Juli 2005, 11.00 Uhr
Mozarterum, Grosser Saal

Felix Mendelssohn Bartholody
Die Hebriden oder Die Fingalshoele
Konzertouvertuere Nr. 2 h-Moll op.26

Wolfgang Amadeus Mozart
Konzert fuer Klavier und Orchester
D-Dur KV 451

Wolfgang Amadeus Mozart
Serenade D-Dur KV 203 (189b)
mit dem Marsch D-Dur KV237 (189c)

Dirigent
Hubert Soudant

Klavier
Inga Solzhenitsyn

Mozarteum Orchestra Salzburg





昨日、7月29日は成田からフランクフルト経由でザルツブルク入りした。猛暑の東京に比べると、涼しいが、それでもザルツブルクは30度近くの暑さだった。今日7月30日は、気温がかなり下がって、非常に涼しい。朝11時からは、モーツァルテウムにてユベール・スダーン指揮のモーツァルト・マチネを聴いた。フェスティバル1回目のモーツァルト・マチネとなるプログラムは、メンデルスゾーンとモーツァルトをコントラストさせた趣向。前半は、メンデルスゾーン「フィンガル洞窟」序曲とモーツァルトのピアノ協奏曲ニ長調KV451。後半はモーツァルトのセレナーデニ長調KV203にKV237の行進曲付といった内容。

冒頭、メンデルスゾーンは古典美とロマンチシズムが絶妙にブレンドされた展開となり、加えてモーツァルテウムの響きが華麗さを引き立たせる。モーツァルトのコンチェルトでは、イグナット・ソルツェニツィンのピアノがスタインウェイからピアノフォルテのような音色を醸し出し、躍動感溢れるオーケストラと溶け合う。喝采に応えたアンコールも格別だった。後半のセレナードは10曲の構成で、途中、コンサートマスターの独奏がVnコンチェルト風に展開し、生命力溢れる至福の響きに包まれた。




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