2005/03/20
『マタイ受難曲』シャイー&ジョゼッペ・ヴェルディ響/オーディトリウム

Orchestra Sinfonica e Coro Sinfonico di Milano Giuseppe Verdi
domenica 20 marzo 2005 ore 15.00
Soprano, Malin Hartelius
Mezzosoprano, Monika Groop
Tenore, Werner Guera (Evangelista)
Tenore, Matin Petzold
Baritono, Florian Boesch
Baritono, Thomas Laske (Jesus)
Basso, Christian Senn
Coro I Piccoki Musici
Direttore del Coro, Mario Mora
Orchestra Sinfonica e Coro Sinfonico di Milano Giuseppe Verdi
Direttore del Coro, Romano Gandolfi
Direttore, Riccardo Chailly

Johann Sebastian Bach
Passione secondo Matteo BWV 244
per soli, coro e orchestra

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マチネーが終わってからは、近くの店は日曜ということで全て休みの為、ドゥオモに戻ってレストランでゆっくりとした。再び、15時の開演にあわせてリッカルド・シャイー&ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響によるマタイ受難曲を聴く。スカラの公演中止発表されてから数日後にインターネットでチケットを購入したが、残り僅かであった。開演前はチケット求むの方が多かった。

さて演奏は極めて大規模な編成。一昨日のハーディング&ウィーンフィルを聞いたばかりだったので、はやり合唱のレベルが今ひとつであり、短期間の内にマタイを2回聴くという意欲も失せる。とはいえ、マリン・ハルテリウス、モニカ・グループなど魅力的な歌と、ソロ楽器との巧みな掛け合いに聴き入る。特に後半部において緊迫した展開がドラマチックな演奏として盛り上がった。いずれにせよ、音響の素晴らしいオーディトリウムでの演奏ならば、シャイー&ヴェルディ響でマーラーとかブルックナーの大作を聴いてみたいものだ。なおプログラム冊子に今後の予定が掲載されているが、広上や下野など日本人指揮者が登場する。



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