Oper Frankfurt
Claudio Monteverdi
L'Orfeo
favola in musica
Text von Alessandro Striggio d.j.
Urauffuehurng am 24. Februar 1607, Palazzo Ducale, Mantua

Musikalische Leitung, Paolo Carignani
Inszenierung, David Hermann
Buehnenbild und Kostueme, Christof Hetzer
Dramaturgie, Zsolt Horpacsy
Licht, Juergen Koss

Orfeo, Christian Gerhaher
Messagiera/ Speranza, Arlene Rolph
Caronte, Magnus Baldvinsson
Euridice, Konstanze Schlaud
Plutone, Florian Plock
Proserpina, Nidia Palocios
La Musica, Britta Stallmeister
Ninfa, Anna Ryberg
Apollo, Nathaniel Webster
Pastore1, Ralf Simon
Pastore2, Michael McCown
Pastore3, Nathaniel Webster
Pastore4, Florian Plock
Madrigale, Anna Ryberg/ Katharina Kutsch/
Nidia Palacios/ Nina Amon/
Ralf Simon/ Michael McCown/
Nathaniel Webster/ Florian Plock

Konzertchor Darmstadt (Leitung, Wolfgang Seelig)
Streicher des Frankfurter Museumsorchesters
Blaeser von Ecco la musica und Vivi Felice
Barockmusikprojekte
Continuo-Gruppe, Echo du Danube

16. Maerz 2005 in Bockenheimer Depot
Beginn 20.00 Uhr Ene 22.00 Uhr
Keine Pause
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今日はオーパー・フランクフルト公演のモンテヴェルディ「オルフェオ」を見る。会場はボッケンハイマー・デポーという倉庫で、ここにステージと客席をセットしたもの。ちょうどザルツブルクのペルナー・インゼルと似ている。指揮は今年１月の紀尾井シンフォニエッタにも登場したパオロ・カリニャーニ。今回のプロダクションはダーフィト・ヘルマンによる新演出で、２日目の公演となる。開場となったのは開演１０分前の１９時５０分。それまでアンサンブルと合唱が綿密に練習を行っていた。

ステージは中央に円形リングを設けて、その内側に四角い柵でピットを作り、オーケストラが入り込んでいる。客席は左右に階段状に広がり、正面にも客席があるが、ここには観客を装った合唱が座る。円形リングのステージは、演奏が始まると、ぐるぐると回りつづける。時折、反対側に回転したりしているが、登場人物たちはまるでサーカスのように回転ステージを自在に動き回る。設定は現代のロック・バンドのミュージシャン達としており、オルフェオの竪琴はエレクトリック・ギター、カロンテはアコースティック・ギターを持っている。またニンファや牧人達は全員、スキンヘッドのカツラを被り、まるでカリニャーニが沢山居るような感じがする。ということでオーソドックスなオルフェオのイメージは拭い去られるが、その音楽は素晴らしいモンテヴェルディに仕上がっている。

オーケストラは複数の古楽アンサンブルも取り入れ、倉庫の残響を利用した豊かな響きが特徴。若手歌手達も実に巧みで、アンサンブルと溶け合う様は見事。特にカリニャーニの生彩に満ちた音楽はアグレッシブさも備えており、休憩無しの２時間に集中させられた次第。照明は色彩を排除して、明暗のみのコントラスト付けで行われた。なおフィナーレと同時に、正面の合唱席から拡声器でブーイングを浴びせるという演出まであった。

さて本来ならフランクフルト市内のホテルに泊るところであるが、運悪くメッセが開催されており、市内のホテルに空室は無い。マインツあたりまでどのホテルも空室が無い異常な状況であるが、郊外のリュッセルスハイムにやっと部屋を予約できた。ＳバーンとＵバーンを乗り継ぐ面倒さだが止むを得ない。ちなみに本日のフランクフルトは天気が良く、２０度Ｃと春真っ盛りの状況。明日も暖かそうだ。