2004/08/01
ジュリア・ジョーンズ&モーツァルト・マチネ/ザルツブルク音楽祭

MOZART-MATINEE
Sonntag, 1.August 2004, 11.00 Uhr
Mozarteum, Grosser Saal

Wolfgang Amadeus Mozart(1756-1791)
Symphonie Nr.29 A-Dur KV201 (186a)
I. Allegro moderato
II. Andante
III.Menuetto-Trio
IV. Allegro con spirito

Johann Michael Haydn (1737-1806)
Konzert fuer Trompete und Orchester C-Dur MH60
I. Adagio
II. Allegro molto

Pause

Konzert fuer Trompete und Orchester D-Dur
Nacha dem Konzert fuer Floete und Orchester
D-Dur MH81, bearbetet von Gabor Boldoczki
I. Allegro moderato
II. Adagio
III.Menuetto-Trio

Wolfgang Amadeus Mozart
Symphonie Nr.38 D-Dur KV504
Prager Symphonie
I. Adagio-Allegro
II. Andante
III.Finale. Presto

Dirigentin, Julia Jones
Trompete, Gabor Boldoczki
Continuo, Luke Green
Mozarteum Orchester Salzburg
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8月1日、ミュンヘン7:26発のECで出発し9時にザルツブルク到着。クラウン・プラザにチェックインしてから旧市街へ。日曜の朝はさすがに閑散とした静けさが素晴らしく、カフェ・トマゼリでのんびりしました。

さて今日はコンサート2本にオペラ1本と忙しい1日。最初はジュリア・ジョーンズ指揮によるモーツァルト・マチネ。彼女はマンチェスターで学び、ヘンツェやシャリーノとともにコンテンポラリーの分野での活躍が著しいようですが、今年のザルツブルクでは「後宮からの誘拐」の指揮も注目されるところ。プログラムはモーツァルトのシンフォニーとハイドンのトランペット協奏曲という内容。

ジョーンズは指揮棒を持たずに軽やかな身のこなしと微妙な手の動きで巧みにオーケストラを操るといった感じで、繊細でダイナミックなサウンドをオーケストラから引き出していました。時折、腕を大きく回転させるような指揮ぶりが印象的で、モーツァルテウムも躍動感漲る演奏。ハイドンのトランペット協奏曲ではハンガリー出身のガボル・ボルドツキのトランペットが実に見事なものでした。オーケストラは弦楽器を主体として、木管ではファゴットがステージ右のヴィオラのすぐ後につき、コントラバスと並んだ配置でした。さらにチェンバロが通奏低音として加わり、バロック協奏曲の色合いを残しながらハイドンのエネルギッシュさも聴けるといった展開。なお2曲目のトランペット協奏曲はハイドンのフルート協奏曲をソリスト自らトランペット版にアレンジした珍しい作品。プログラム最後はモーツァルトのプラハ交響曲で、これもジョーンズの機敏な指揮振りが印象的でした。



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