2004/05/02
ゲルト・アルブレヒト&W.マイヤー&ミュンヘン放響/ガスタイク


Jugendprogramm des Muenchner Rundfunkorchesters
Philharmonie im Gasteig
Sonntag, 2. Mai 2004, 15.00 Uhr
Live-Uebertragund in Bayern 4 Klaassik

Waltraud Meier, Mezzosopran

Schulorchester und Schuelerlnnen aus Amberg,
Aschaffenburg, Augsburg, Eichstaett, Muenchen,
Neumarkt und Rosenheim
Mitglieder des Muenchner Rundfunkorchesters

Leitung, Gerd Arbrecht

1. Teil
Hector Berlioz, "La Damnation de Faust"
Georges Bizet,
"L'Arlesienne", Suite Nr.1
Prelude. Allegro deciso. Tempo di marcia
Minuetto. Allegro giocoso
Adajietto. Adagio
Carillon. Allegretto moderato
"L'Arlesienne", Suite Nr.2
1. Satz; Pastorale. Andante sostenuto assai
4. Satz; Frandole. Allegro deciso. Tempo di marcia
Geoges Bizet
"Carmen"
Habanera der Carmen aus dem 1. Akt
"L'amour est un oiseau rebelle"
Seguidilla der Carmen aus dem 1. Akt
"Pres des remparts de Seville"

Pause

2. Teil
Robert Schumann
Symphonie Nr.4 d-Moll, op.120
Ziemlich langsam- Lebhaft
Romanze. Ziemlich langsam
Scherzo. Lebhaft- Trio
Langsam - Lebhaft

-------------------------------------------------

今日5/2はミュンヘンでミュンヘン放響と「ルル」のダブルヘッダー。そのため早めにミュンヘン入りすべく、8:40のルフトハンザでスキポールを発つ。定刻10:10には到着し、そのばまSバーンで11時過ぎには中央駅に到着した。バイエル放響までたっぷりと時間を過ごすことができた。さて電車は休日のためローゼンハイマープラッツまでは行かず、途中のイザール・トゥーアで下車してガスタイクまで歩く。素晴らしい天気で新緑がとても爽やかだ。森に恵まれた公園とイザール川の流れがとても鮮やか。ここでのんびりと過ごしたいくらい。ほどなくガスタイクに到着し、予約したチケットを受け取る。

さて本日のコンサートは青少年プログラムとタイトルが付いているが、趣旨は青少年の学生オーケストラのメンバーがミュンヘン放響に加わって演奏するというものらしい。従って会場の客層も普段のコンサートとさして変わるところはなく、休日ということで子連れがやや目立つ程度。プログラムは1部、2部に分かれていて、特に第1部は名曲コンサートの類となっているが、ワルトラウテ・マイヤーが登場して、カルメンを歌う。2部はシューマンの交響曲4番。途中に関係者たちのスピーチを交えながら、充実の2時間に時間を忘れてしまう。

そういえば前回もガスタイクでゲルト・アルブレヒト指揮のミュンヘンフィルでペテッションの交響曲9番を聴いたことがあった。あの時は余りにも渋い演目のため会場から客が帰っていったのが目立った。が、今日のような名曲プログラムは大いに受けていた。アルルの女の後は、待望のW.マイヤーで、赤のセーターに黒のスカートといった普段着姿で歌った。さすがに艶かしいカルメン。2曲歌っただけであったがその存在感は圧倒的だった。8月バーデン・バーデンのパルジファルで彼女のクンドリーを聞けるのが待ち遠しい。

後半のシューマンではアウグスブルク、ローゼンハイムなど各地のギムナジウムから学生たちが参加しての演奏となった。いわゆるPMFのような雰囲気であるが、アルブレヒトの巧みな手綱に反応し、気迫満点の演奏を繰り広げた。特にミュンヘン放響の圧倒的なアンサンブルに青少年達も負けず劣らず、豪快な演奏をしているのに驚いた。本日のチケットはJブロックのとても見やすいポジションで何とたったの6ユーロ。休憩時にはガスタイクのガラス張りから見渡せる緑の中にフラウエン教会の塔も望むことができ、とても爽やかな春の陽気。会場にはミュンヘン放響の来シーズンプログラムが置かれていたが、日曜日のコンサートシリーズはオペラコンチェルタンテとなっていて魅力的。

10/17 ドヴォルザーク『ルサルカ』フィオーレ指揮グリコーワ他
11/21 ベッリーニ『テンダのベアトリーチェ』ハイダー指揮グルベローヴァ他
12/19 プフィッツナー『キリスト教徒になった妖精』フロール指揮ペテルセン他
01/16 オッフェンバック『美しきエレーヌ』ヴィオッティ指揮キルヒシュラガー他
02/13 マスネ『マノン』ヴィオッティ指揮ブロス他
05/08 ロッシーニ『セビリヤの理髪師』マルティネッツ指揮カサロヴァ他



[HOME]