Salzburg Festspiele 2003

Mozart-Matineen
mit dem Mozarteum Orchester Salzburg

Mozarteum
Samstag, 16. August, 11.00 Uhr

Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
Divertimento D-Dur KV 251
I. Molto allegro
II. Menuetto-Trio
III. Andantion-Adagio-Allegretto
IV. Menuetto. Tema con Variazioni
V. Rondequ. Allegro assai
VI. Marcia alla francese

Joseph Martin Kraus (1756-1792)
Symphonie c-Moll VB 148
I. Larghetto-Allegro
II. Andante
III. Finale. Allegro assai

Johann Nepomuk Hummel (1778-1837)
Konzert fur Klavier und Orchester F-Dur op. post.1
I. Allegro moderato
II. Larghetto
III. Finale. Allegro con brio

Wolfgang Amadeus Mozart
Symphonie Nr. 29 A-Dur KV 201 (186a)
I. Allegro moderato
II. Andante
III. Menuetto-Trio
IV. Allegro con spirito

Dirigent, Ivor Bolton
Klavier, Stefan Vladar
Oboe (KV 251), Reinhold Malzer
Mozarteum Orchester Salzburg








・昨日15日は天気が悪く久しぶりに涼しい一日でしたが、昨夜からは晴れて今日も快晴の天気。暑さは一時期よりも和らいだ感じがします。さて今日はトリプルヘッダー。11時からモーツァルテウムでのマチネに15時からヘンツェの新作オペラ「ヤツガラシ」に20時からの演劇「ボイツェック」とハードスケジュールです。

モーツァルト・マチネの楽しみは何はともあれ音響の素晴らしいモーツァルテウムで極上のサウンドを楽しめることでしょうか。10日のヴィオッティ指揮も素晴らしいものでした。今日は後宮を振っているボルトンが指揮するということで興味が尽きません。

プログラムはモーツァルトと同時代の作曲家、クラウスとフンメルの作品が聞けるのが面白いです。一見地味なプログラミングに見えますが、実のところ素晴らしく起伏があって多彩な内容でした。冒頭のモーツァルトのディヴェルティメントは室内楽に近い小編成で求心力満点の演奏。続いてクラウスの交響曲ハ短調は、激しいパッションに満ちた作品で、ボルトンの熱血溢れる指揮にぴったりでした。既にここで1時間を経過。

休憩の後、始まったフンメルのピアノ協奏曲へ長調はステファン・ヴラダーのピアノがハンマーフリューゲル的な雅さを湛えながらも、オーケストラとともにエネルギッシュな爽快感に溢れていました。最後はモーツァルトの29番のシンフォニー。ボルトンの指揮はミンコフスキー風にアクセントを付けたダイナミックなもので、4つの作品をたっぷりと思う存分楽しませてあげようという意欲が漲っていました。

正直、今日のモーツァルト・マチネはランチ前の余興程度にしか考えていませんでしが、プログラムからは想像も出来ない超ヘビーな仕上がりには驚嘆です。休憩を含めての2時間半はボルトン&モーツァルテウムのパンチの効いたアンサンブルから終始耳を離せなかったために、かなり聴くほうもエネルギーを使いました。

とりえあえずヘンツェのオペラまで1時間半しか無いので、旧市街のレストランに駆け込みランチを楽しみました。ワインですっかりと良い気分になって劇場に向う途中、路上に人だかりが出来ていました。何とCDショップの前でバーバラ・ボニーがトークしているのでした。このまま聞いていればサイン会もあるようですが、余り時間も無いので祝祭小劇場へ向うのでありました。ちなみに8/19の昼2時からはネトレブコのトーク会もあるようです。




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