Alte Musik Treff


Musikinstrumenten-Museum Berlin
Sonntag, 15. Juni 2003, 10.30-13.00 Uhr



Mechthild Winter, Cembalo solo

Antoine Forqueray; Aus 5eme Suite, La Ramequ, Majestueusement,
Jupiter, Moderement
Domenico Scarlatti; Sonate D-Dur, K492 Presto

Johann Sebastian Bach; Concerto nach italienischem Gusto BWV 971



Duo Wolff / Kurz

Christine Wolff, Sopran
Daniel Kurz, Theorbe

Johann Sebastian Bach; "Bist Du bei mir, geh ich mit Freuden"
Anonym; Scottish Song "In a garden so green" um 1662
Herry Percell; An Evening Hymn
Luigi Rossi; "Ahime, Nutrice, io moro" Sterbeszene aus L'Orpheo

Dufay Consort

Astrid Poerings, Blockfloete
Kerstin Ansorge, Blockfloete
Teresa Hackel, Block floete

Gilles Binchois; Tristre plaisir
Alexander Agricola; Caecox
Johannes Ciconia; O Padua, sidus preclarum
Solage(2.Haelfte 14.Jh.); Fumeux Fume
Johannes Ciconia; Una Panthera
William Cornysh; Fa la sol
Alfonso Ferrabosco; Ut re mi fa



Croissant

Flora Kurum, Gambe
Nora Mueller, Gambe
Louse Ziebarth, Gambe
Okka Hungerbuehler, Gambe

Anonym; Bulgarischer Folksong bearbeitet
von Albrecht Rosenstengel
David Funck; Air, Gigue
Anonym; Greensleeves eigene Bearbeitung
Joseph Bodin de Boismortier; Gayment
David Funck; Adagio




GWは毎日移動の連続でしたが、今回はベルリンに2泊という久しぶりにゆっくりとできるものでした。たたまた朝食時にベルリナー・ツァイトゥングを見ていたら、今日のコンサート情報の欄に目が止まりました。朝10:30からフィルハーモニー横の楽器博物館で古楽フェストなる情報。面白そうなので行って来ました。土曜の朝早いためか閑散とした緑の公園からの鳥の鳴き声がとても爽やかでした。ちなみに楽器博物館ではギリシャ音楽展も開催されていて、7.5ユーロのコンサートチケットに見学料も含まれていました。ハープやフルートなどの原形の発掘品なども展示されており、楽器の変遷を知る貴重な内容でした。

さて手渡されたコンサートのプログラムの内容を見て驚きました。何と10:30開演で終演が16:30。いろんな古楽アンサンブルが30分を持ち時間としたマラソンコンサートです。日本でも蔵の街音楽祭など多彩な古楽を一挙に演奏する例と似ています。昼はレストランでゆっくりとしたいのでとりあえず前半部分だけを聞きました。

開催されたホールは楽器博物館の地下にありました。何とホールの空間と椅子の並べ方までフィルハーモニーとそくりでした。室内楽ホールがフィルハーモニーの子供だとすれば、ここは孫にあたるといっても言いでしょう。右手にバルコニーがあるところまでカラヤン・サーカスのイメージを残していて、響きは極上ものです。前半の冒頭は、メヒチルト・ヴィンターのクラブサン演奏で、フォルクレの組曲からラモー、ユピテル、スカルラッティのソナタにバッハのイタリア協奏曲などなど。続いてヴォルフ&クルツのデュオ。クリスティーネ・ヴォルフのソプラノにダニエル・クルツのテオルボ演奏でした。作曲不詳のスコットランド古歌にヘンリー・パーセルの賛美歌、ルイジ・ロッシのオルフェオを題材としたラメントなどなど。特にラメントは心をゆさぶる迫力で、とておも大きなテオルボの響きとの調和が見事でした。続いてデュファイ・コンソートという女性3名によるブロック・フレーテのアンサンブル。主にアグリコーラ、チコーニア、コーニッシュ、フェラボスコなどの14〜16世紀の作品が演奏されました。大中小さまざまなブロックフレーテの組み合わせにより、オルガン的響きが印象的です。さらに女性4名からなるクロワッサンというアンサンブル。4台のヴィオラ・ダ・ガンバ演奏でした。午後は古楽とバロック・ダンスなんかもあり聴きたいところですが、午後は午後で忙しいのでここで会場を後にしました。



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