staatsoper unter den linden



ariadne auf naxos



Oper in einem Aufzuge nebst einem Vorspiel
von Hugo von Hofmannsthal
Musik von Richard Strauss Opus 60
Neue Bearbeitung
Freitag, 13. Juni 2003, 19.00 Uhr



Musikalische leitung, Fabio Luisi
Inszenierung, Reinhild Hoffmann
Buehnenbild, Hartmut Meyer
Kostueme, Andrea Schmidh-Futterer
Licht, Franz Peter David
Dramaturgie, Theresia Birkenhauer

Der Haushofmeister, Thomas Thieme
Ein Musiklehrer, Michael Volle
Der Komponist, Katharina Kammerloher
Der Tenor, Bacchus, Sergej Larin
Ein Offizier, Peter-Juergen Schmidt
Ein Tanzmeister, Dietmar Kerschbaum
Ein Perueckenmacher, Bernd Zettisch
Ein Lakai, Bernd Riedel
Zerbinetta, Laura Aikin
Primadonna, Ariadne, Lisa Gasteen
Harlekin, Klaus Haeger
Scaramuccio, Peter Menzel
Truffaldin, Gerd Wolf
Brighella, Andreas Schmidt
Najade, Ekaterina Siurina
Dryade, Simone Schroeder
Echo, Carola Hoehn



今日はウィーン発10:10のLHでベルリンに飛びました。11:00過ぎに到着したので、ゆっくりとベルリンで過ごすことができました。ウィーンほどでの暑さではありませんが、やはり快晴で夏の陽気でした。DussmannでCDを見たところ、4月に来た時に比べてさほど新譜は余り出ていない様子でした。ちなみにWarnerレーベルから出ているスカラ時代のアバドとパヴァロッティがスタジオ録音したCDが売られていたのでゲットしました。12.99ユーロの廉価版でシモン・ボッカネグラなどヴェルディのアリアと管弦楽集。ほかにAstreeレーベルから出たレオナルド・ダ・ヴィンチの音楽を。またバレンボイムのオランダ人が37.9が19.9にディスカウントされていて、他にも2枚もののオペラが19.9に安売りセールされていました。

さて今日はリンデン・オーパーにてファビオ・ルイジ指揮の「ナクソス島のアリアドネ」でした。ラインヒルト・ホフマン新演出によるステージはとてもシンプルながらも面白い幾何学構成を取っていたのが面白いです。冒頭は中央の楕円形を模した開口部と、中央に置かれた白い小階段がユニークでした。階段は回転するようになっていて、左右の側面に扉があり、登場人物が出入りできるようになっていました。序幕とオペラの部分を通しで演奏されたのは昨年の井上道義&マルセイユと同様に音楽の持続性とドラマへの没頭の度合いを高めてくれました。少し拍手が入ったものの、登場人物たちが白い階段に集まって静止状態を取っているのが印象的です。オペラの開始と同時にステージ背面が開き、その奥は大きな谷間を形作ったセット。白い階段は奥に移動していき、アリアドネが大きな窪みの傾斜に横たわり、皆オペラの配置に着くといった展開でした。ナヤーデ、ドリヤード、エコーが美しい三重唱を歌っている間、ツェルビネッタらを始めとする一座のものたちが谷間の傾斜を登ろうとして、滑り台のように落ちてくる演出も面白いものでした。特にバッカスの登場の場面ではスケートボードで大きな傾斜面を豪快に滑り降りる場面もあって新鮮なアクセントを添えていました。

ルイージ指揮による演奏はとても素晴らしいものでした。最前列真ん中の席からはルイージの指揮ぶりが目の当たりとなりますが、実に端正で集中力に満ちたものでした。ミヒャエル・フォレの音楽教師は貫禄があり、カンマローアの作曲家も素晴らしい歌で、彼女の髭が生えたメーキャップもとてもリアルでした。ラウラ・アイキンのツェビリネッタもとても自然な歌で気に入りました。リーザ・ガスティーンはポラスキに似た風貌でアリアドネに相応しい風格を感じます。そしてセルゲイ・ラリンのバッカス。かなり派手な金色ピカピカの衣裳が目立っていました。ともかくR.シュトラウスのナクソス島は大好きな作品だけに、今日の公演は夢心地で聞き入るばかりでした。





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