Overseas Report by Mr. Takahara
Verdi ; Aida / Wiener staatsoper

1/28(日)18:00 ヴェルディ アイーダ
 ウィーン歌劇場



N・ジョエル演出 F・ルイージ指揮
王:Janusz Monarcha
アムネリス:Walttraud Meier
アイーダ Maria Guleghina
ラダメス:Sergej Larin
エチオピア王:Franz Grundherber


辻本さん、ずいぶん掲示板を利用させていただき、ありがとうございました。
今日帰国し、今回の旅行をふりかえっているところです。最後の1/28日
にはウィーン歌劇場のアイーダを見ました。グレギーナ、マイヤーの歌声に
もしびれましたが、ファビオ・ルイージの指揮もなかなかすばらしい出来で
した。

振り返ってみて、やはりベルリンフィルの2つのコンサートが圧巻でした。
ヴァントはまだまだ元気に今後も指揮を続け、ベルリンフィルとのブルック
ナー全集も夢ではないような気がします。アバドはいよいよ巨匠としての道
を歩むような気がします。ドイツで入手した最近刊行されたアバドの自伝的
インタビュー本を帰りの飛行機で読みながら、アバドの音楽の歩みと考えに
深く感動を覚えました。今年は春と夏のザルツとさらにアバドの音楽を聞き
たいと思います。

(後日追記)
キャンセル続きだったが、この公演は大丈夫だった。マイヤーとグレギーナ
は役と同様に競い合う出来だった。とりわけグレギーナはすばらしかった
(声が劇場全体に響き渡った)。すばらしい指揮をしてブラボーを浴びたル
イージはこのヴェルディ週間で多くの演目を指揮しているが、この歌劇場で
の役割は大きいようだ(ベルリンドイツオペラは将来の大器を逃したと言え
るのでは)。天井桟敷の左端の席で舞台が半分見えなかったのが惜しまれる
(800円程度の席)。ちなみにオケピットには若い女性のビオラ奏者がい
た(後日朝日新聞で女性奏者採用との報道があったが)、ということはやが
てウィーンフィルに入団するだろうから、ハープ以外にも女性奏者を迎える
時代の到来ということか。