2001 Concert Tour 『ボッキーII〜エビドリア〜ン〜』
〜SEX MACHINEGUNS〜
2001.6.2 新潟テルサ
FIFA 2002 confederation cup。来年、韓国と日本で開催されるFIFAワールドカップの前哨戦…なのだと思うのですが、confederation自体にそんな意味は無い(困)。プロレスならともかく、サッカーです。マシンガンズが興味を持つはずがないのです。けれど実際、コンフェデ杯のお陰でずいぶんペースが乱されたライヴになったと思うのです。
一昨日、5.31の日本対カナダ戦にて、(相手がカナダってのが個人的にはポイント高し。そしてカナダでは全く話題にもしないあたりも。)試合開始に会場にたどり着けなかった観客が1000人もいたそうです。新潟駅からスタジアムまで、車で15分、歩いて40分。だから皆さんなめてかかっていたのが、一番の原因だと思うのです(…前半終了までに間に合ったから体制に影響が無かったのは幸い)。が。その反省を生かし。無駄とも思える数の警備員と案内係を配置した、新潟駅からスタジアムへの道のりは異様そのものでした。そのスタジアムを通り越してさらに500mほど先にある「新潟テルサ」が今日のライヴ会場。
新潟テルサの2階、正面玄関の反対側に、展望広場がありました。スタジアムが見えます。田植えの終わった新緑のなかを、自転車や徒歩でスタジアムに向かう列が、まるで巣に帰るアリのようで非常にのどかな光景でした。正面の喧噪と物々しい警備とは正反対。
この展望台から階段を下りると、小川のせせらぎと戯れることも出来ます。「サラリーマン万歳2」のコスプレをした3人組が、行ったり来たりしていました。誰も「写真撮っていいですか?」をしてあげなかったのは、彼女たちの行動範囲がこんな和みの場だったからでしょう。
たった30分の開場から開演までの間も、ナニゴトもなく秩序正しく入場し、物販売り場の混雑もなく、開演時間を迎えます。スロープ状の会場(つまり平屋)、私の後ろの列は既に何会場も回っているらしいFC会員のマシンガーさん。チケット運のことでもめていました。「あの子タチはいつも私たちより良い席だ」とか何とか…。もう少し後ろを見ると、PA席の後ろ:関係者席ゾーンに、エクゼクティブ・プロデューサーの姿を発見。…私がこのスタッフさんを見つけてしまった日は、なぜかいつも「調子の悪いライヴ」になるのです…ただの偶然に過ぎないのですが…。
1ベルに続いて場内アナウンスが入ります。「本日は、…『ボッキーII〜エビドリア〜ン〜』にお越しいただき…」アナウンス嬢、突然の気合いの入ったデス声。「エビドリア〜ン」だけがデス声なのです。その前後の冷静さと相まって、会場からは笑いと拍手が同時に起こりました。2ベルの後にももう一度繰り返されました。自分の席に着いている観客の数も増えていたので歓声も大きくなり、アナウンス嬢が喜んでくれたのなら良かったと思います(^.^)。 で、デス声だけ別の人間が担当していると考えるのは、私の考え過ぎかしら。
18:15、開演。青く照度の低いステージに、恒例のSEが静かに流れます。AnchangギターソロのBGMとなるSE。今日はどこから登場するのかしら。が、しかし。驚いたことに。明るくなったステージの、その光の中には、ギタリストが2人居ました。サポート・ギターとしてSUSSY脱退後の穴を埋めてくれているパンサーが、Anchangと向かい合って立っているではないですか。ツイン・ギターのバンドなのに今まではAnchangだけが弾いていたギターのオープニング。そこにサポートギタリストが加わった途端、オープニングがツイン・ギターになった。………。基本的にAnchangのソロを支えるカタチで演奏に加わっているため、パンサーの見せ場ではありません。ギターバトルでも無いです。けれど。今までずっと、Anchangのソロだったオープニングがソロでは無くなった。この変化は大きいです。とても大きい変化です。
SUSSY脱退後のマシンガンズを私は今日初めて観ます。これからの2時間、何度驚くのでしょう。
HIMAWARIのスネア16分連打から、UGRY KID JOEの『Heavy Metal』にとてもよく似たオープニングへ。HELLOWEENの『Invitation』を使っていた頃から…かれこれ4年も使い続けている、いつものオープニングへ。私は、自分のテンションをあげるためだけにヘドバンに専念することにしました(えぇ、そんな理由(^_^;)。後列のマシンガーの長髪が作る風に煽られたというのも理由の一つですが。一般的に、運動(この場合はヘドバン)をする→気分がハイになる、というのはマラソン・ランナーの「ランナーズ・ハイ」を例に出すまでもなく知られていることですが、実際どんな場でも応用可。もう一つの合法的なドーピングは、アルコールの覚醒作用(飲み過ぎると睡眠作用が出てしまうから逆効果)。今日はライヴハウスではないのでさすがにお酒も飲んでいませんから。
自分で気持ちを盛り上げないと、楽しめそうにない…そう思ったのは単なる私の動物的な勘。今日の会場、場の雰囲気がかなり悪いです。
メンバーが定位置に戻り、「Na゛〜!」のシャウトとともにステージ上の5人(4でも3でもない5人)、そして会場も、手をまっすぐ上に挙げ静止。 Anchangの『食べたいなめたい危険地帯』のコールとともに1曲目に。 新アルバム『Barbe-Q マイケル』からの選曲、シングル曲でも無ければヘドバンしやすいBPMでも無い。しかも譜割りが細かいためメロディー(歌詞)も追えない。そんなマイナーな曲が、どうして1曲目に来ているのかカナリ謎です。実際私の隣で、久しぶりにマシンガンズのライヴに来た友人(3rd アルバム未購入)の意識が、急激に萎えていくのを感じました。また一段、会場の空気が違う角度に変わったことも。 カウントダウンで一度聴いていると言っても、あのときは音源化する前。「なんかぁ、サビのところ、凄いコト言って無いか…?」と、間奏中に友達と話したことを覚えています。 そして今日。ギターとベースがユニゾンで動く大サビ部分の音の厚さには、ひたすら大感動。「わーおっ!」に合わせて会場で振り付けが完成していたのにも、感動。が、Anchangの声は出ていないような…。そもそも、「食べたいなめたい危険地帯!」を会場に言わせようにも…曲を知らない and/or 戸惑っている会場の反応は、とても鈍いのです。せめてAnchangに元気にシャウトしてもらわなくては。
に・い・が・た〜!
俺たちが〜、SE〜X MACHINEGU〜NS!
Heavy Metal Shout〜! Na゛〜!
おきまりのご挨拶。でも私…、タイミング逃しました。「Na゛〜!」のタイミング、見事に逃しました。というか、久しぶり過ぎてすっかり忘れていました(涙)。悔しかった。けれど、乗り遅れたのはAnchangのコールが早かったのも理由の一つ。一文字ずつ区切って言ってくれたら思い出せたのに。(実際、そうしてくれるときも有るのに。) そしてこの、シャウトの声量が小さすぎたことで、今日のライヴの運命が大決定してしまったのです。悔やまれます。何故このときこの場で、「声が小さい!」と怒るナリやり直しさせるナリしてくれなかったのかしら。盛り上がりに欠ける(と私が感じた)中、『TEKKEN II』へ。「昨日の長野の方が良かった、なんて言ってるヤツは許さん」とか何とか言われた気もします。 曲は最初から著しくバラバラのリズム、AnchangがVo.入りのタイミングを完全に見失った時はどうなることかと思いました。すぐにHIMAWARIが回復させました。HIMAWARIは、メンバーの動きを観ているのか、それとも観客のヘドバンの動きを観ているのか。とにかく、正面を向いて「観ている」時間が増えたようです。HIMAWARIが上手になったとは聴いていましたが…ここまでとは…。半年観ない間にこんなに逞しくなっていたのは嬉しい限りです。
以前「えぇカッコで調子がいいぜ」の後、SUSSYがいつも「自称・ヴィジュアル系のポーズ」を取っていました。今日はもちろんパンサーが。…友達からもらったメールに、「TEKKEN IIの時に、SUSSYが居ないことを痛感した」という内容の感想がありました。あぁ、このことなのかなぁ、とも思いました。間奏のツイン・ギターは…完璧でした(^_^;。
NOISYのMC。「隣でサッカーをやっている。日本代表が、がんばっている。日本の代表が…」と、冒頭から早くも次の曲の前振りに走るMC。NOISYのMCまでも絶不調? 公演が二日続いただけでこんなに疲れているのだとしたら、自己管理能力を疑います。ツアー以外の何かが災いしているのなら、それはマネージメント側の責任。なんだろう、今日のマシンガンズのライヴ、楽しくない。私の気持ちの問題? もうライヴに来ても楽しめないの…? これが世に言う「潮時」ってやつ? MCを引き継いだAnchangも、やはりサッカー・日本代表の話を始めました。「宿が無い」だの「ラブホにぴゅっと行く」だの、「場外ホームラン」だの…。絶不調MCの悪循環、さっさと曲に入るべし。
わ〜たしも住んでる〜…JAPAN!
友達が私のことを「JAPANのイントロ開始とともにヘドバンをする女」と言ったことがますが、確かにそうしていた時期もありました。けれど最近は4小節のソロの後すぐに「Oi! Oi! Oi! Oi!」と4分音符で拳を突き上げることを強要されるようになった事情もあり、さらに今日は初めてパンサーのソロを観るために、ステージをしっかり観ておりました。(全く余談ですが。韓国語で「oi」という音は「キュウリ」を意味するそうです。「キュウリ! キュウリ!」…間抜けです。)Anchangと立ち位置を交替して、白いピン・スポを浴びるパンサー…。…………。う、うまい。巧すぎる………。この安定した太い出音は一体何なんだ(絶句)。というか、SUSSYってそんなに下手っぴだったの…うそでしょ…。さらに曲にはいると、もう1人のサポート・カメーンによるシンセ・ギターが加わり、まるでアルバム収録Ver.のような『JAPAN』に生まれ変わっていました。私はライヴのマシンガンズが好きなので、この違和感はどうしようもなく埋まらないギャップを感じました。兼ねてから「シンセ入れれば良いのに」と思っていました。けれど実際に入ってみると…とんでもない違和感でした。私が慣れていないだけなのかもしれません。シンセの入っていないロックは、今や少ないですし。
で。カメーン。私はハンバーグがサポートした公演を見ていないので何とも言えないのですが、カメーンのコーラスは一体どこを歌っている? 『JAPAN』は何カ所か、主メロの3度上をハモルるコーラスが見せ場になっているはず。SUSSYの声域とコーラス域が合っていたためか、SUSSYは時に感動するほどきれいなメロディーをつくってくれていました。…カメーン、あなたは何のためにここにいるの?
僕は、日本代表には成れなかったけれど、彼女の側にいるためなら、
犬になってもかまわない…。
せつない男心を歌う『犬の生活』。2曲続けてNOISYが曲の前振りMCを入れるのは、SUSSYが居ないから。居ない人をどうこう言っても仕方ないけれど、何も無理してMCを入れなくても良いのに、と思わずにはいられません。でもMC無しで曲を繋ぐとSEX MACHINEGUNSでは無くなってしまいます。今後どう解決していくのでしょう。海外のロックバンドの多くがそうであるように、淡々と演奏だけを聴かせ、演奏で魅了するバンドに成れるとは、とても思えないのですが。
振り付けを覚えた二人のサポートは、とても偉かったと思います。演奏ができることと振り付けがが同時に出来ることは、別のことです。さらにパンサーはギターも巧い。足も長いし、カラダは薄いし、背は高いし、なかなかの美形さん。前回の東名阪ツアー中、新幹線のホームで偶然メンバーたちと遭遇してしまったマシンガーの話しでは、一群を見て「あ、メンバーたちだ。」と一番最初にわかったのは、パンサーとハンバーグが目に入ったからだ、と言っていました。そう、遠目にも目立つ金髪のショート。虹色に染まった長い後ろ髪(ウィッグ?)も素敵。私が作っているファン・サイトの“マシンガー登録”に、好きなメンバーを誰も選ばず「パンサーにめろめろ」と書いてきたマシンガーまで現れました。パンサーが「今はサポートですが」と紹介される日も近いのかもしれない?。 カメーンは、名前通り顔を黒い仮面で隠しているため、全く持って正体不明。ドレッドの長髪、体型はちょっと太め。「カメーンってドコの誰?」と誰も話題にしないのも困ったことだけれど…28歳のギタリスト、さてどなたでしょう。
「この二人をしてもSUSSYの抜けた穴は埋まるものではない。」そりゃそうです。何故って、二人はサポートだから。SEX MACHINEGUNSの目指すところはドコなのか、全員のベクトルがバラバラで困っている空気ばかりが大きくなっているマシンガンズ。…もちろんこれは私の勝手な主観であって、本人たちや他の観客がどう思ったのかは知る由も無いから…今日のライヴが楽しくて楽しくてたまらなかった人だって居たはず。アンケートを採ることも辞めてしまったようなので、一部のファン・レターを書く熱心なファン、または、インターネット上で無責任に書いている声(私も含め)を集めるしか、反応をまとめる方法は無いはず。
…などと言うことを考えながら、観ていました。ぼーっと、それでも振り付けだけはしながら(苦笑)観ていたら終わってしまいまして。あ。そういえば「My Life as a Dog」というヨーロッパの古い映画を最近観たのですが(えぇ、タイトルだけで選んで借りました。なんだかとっても泣ける話しでした。役者陣のネイティブでない英語がまた、不思議さを醸し出していて良い感じ。話の筋を不覚追求せずに主役の子に感情移入できれば、思い切り泣ける映画です(^_^;)、マシンガンズの『犬の生活』に関係ある…わけないですね。
照明がパッと切り替わり、Anchangのエキゾチックな旋律がエフェクトの強くかかった音色(おんしょく)で奏でられ、NOISYのインドのオイルで〜 まっさ〜じ〜の一言だけで『エステティシャン』へ。非常にしょーもないMCでも、SUSSYがしゃべっていた部分がぽっこり抜けてしまうと、やはりちょっと、いや、かなり寂しいです。かといってサポートのパンサーにMCを入れさせるのも問題ですし…常に前振りMCを期待しているからいけないのか。慣れればいいんだ、慣れれば…。
イントロ。AnchangとHIMAWARIだけが演奏している部分。NOISYとパンサー、片足立ちの振り付け。パンサー、かなりフラフラしてます。普通はベースの方が重たいので、NOISYは偉い、ということになりますか。確かに…ギターを提げたまま片足立ちなんて普通しませんよね、普通は。
マシンガーの中で新しい振り付けが生まれているらしく、NOISYとパンサー(+カメーン)が180度ずつ回転していく「いーんーどーのーオーイールーで…」では、まるでパラパラのように(阿波踊りとも言う)お揃いの振り付けをしていました。こんな時、会場のドコにコアなファンが配置されているのかわかります。さすが地方公演、ステージの前、特にギター・キッズのための上手側には、地元ファンと思われる皆さんが。FC優先席は15〜20列目付近に固まっているようです。ステージからの景色は悪くなるのも道理です。(除・パンサーの視線。)
中盤。おどろおどろしいSEとともに、最もハードな曲が来るゾーン。今日ここに来たのは『SCORPION DEATH ROCK』と『Iron Cross』。どちらも、パンサーの音の存在感を十分に堪能できる変化を遂げていました。中低音部の音の厚みが増えたのは、カメーンによる3本目のギターのお陰、かもしれません。
さすがに、『さそり』の手拍子ができない人は私の視界には居ませんでしたが、全くヘドバンをしない人は散見されました。ライヴハウスで演奏していた頃、「『さそり』だけは一番後ろからでもステージがよく見える。なぜならみんな下を向いて頭振っているから。」と言われたことがあります。何故かマシンガーは皆、『さそり』は大好きでしたっけ。ファンも変わるよなぁ、日本のバンドでこれだけ長くやっていれば。 私が『さそり』でさぼっていた理由は、最近いつもそうしているからなのですが。フロント3人、ストンと腰を落とし、怖い顔をして会場をにらみつけている絵が好きだから。でも本当の理由は、次の曲のために体力を温存したいから。『Iron Cross』、私の中では完全にトラウマと化した、いつかのAnchangの発言「俺と勝負だ!!」が、勝手に聞こえてきまして…とーーっても長い曲なのですが歌って居ないときとAnchangがソロをしていない時は、ひたすら頭振っている私です。今日はソロでもステージを観ませんでした。
恒例のHIMAWARIソロ。Dr. soloを入れずにいきなりお話を始めたのは、残念でした。聴きたかったです、Dr. ソロ。ツアーなのにDr.soloをカットする理由は無いと思うのですが。時間的に短くても、ソロは披露して欲しいなぁと思います。
HIMAWARIのお話から、サポートメンバーの紹介が入り…Anchangがしきりにパンサーの容姿を誉めあげていたのを覚えています(この位置での発言だったか否かは記憶曖昧)。そしてAnchangの「やせる気は全く無い」ちゅ発言も続いたのですが。……いえ、やせてくれと言っているのではなく、現状維持して欲しいな、と言っているだけなんですけれど。男も女も30歳を越えると、現状維持にもカナリの努力が必要なのだということ、海外のがたいの良い(一見太っている)バンドマンは、プロレスラー並の筋肉を伴ったおデブなのだということ、わかった上でそんな宣言してるのかな。元ヴィジュアル系なのに。Anchangはバンドのフロントなのだから、人前に立つ人なのだから、世の早弾きギタリストの王道を追随しないで欲しいだけなのだけれど。
『KISS』では、HIMAWARIの手癖がより際だってきたなぁと感じました。SYPANの癖が好きだったので、どんどん遠くなっていくのは『KISS』と『JAPAN』に関しては残念です。(好みの問題だから仕方ない。HIMAWARIのDr.全部が嫌いと言っているわけでは無いです…。)
NOISYのMCから『みどりのおばちゃん』、続けて『とうちゃん』。新しいアルバムに入っている2曲、ライヴ演奏で聴くのは初めてでした。今までマシンガンズのライヴで感じたことのない感想を持ちました。「CDと一緒じゃん…。」 演奏力が上がったのですから喜ぶべきコトです。確かに『みどりのおばちゃん』ではCDとは音のバランスが違っていて、コーラスの臨場感は全然違いました。Aメロの後ろでコーラスが入っていることを、CDを聴いているときには気にしていませんでしたから。
けれど反面、ライヴに来る意味って何なの?とも思います。 ステージの照明も凝っていました。書き割りに「SEX MACHINEGUNS」という文字の電飾が登場。MARILYN MANSONの来日公演で見たことがあるのですが、たぶん元祖は別の人、MARILYN MANSONは「わざと安っぽく」つくった電飾、SEX MACHINEGUNSは「本当に安っぽく」見えてしまう電飾、という違いはありますが手法は同じ。曲に合わせて照明効果も動き、「黄色い旗が…」と手を挙げる振り付けと一緒に、黄色い光の束が会場を駆け上がっていきました。一緒に行った友達は「マシンガンズ、ステージにお金かけるようになりましたねぇ」と言っていました。Showとしてのランクを上げるために照明のランクを上げることは間違ってはいないと思います。けれど、どのバンドも、どのアイドルも、そうしていると思います。つまり、みんながやることです。マシンガンズのオリジナリティーでは、無いです。
残すところ、あと、3曲。宣言が入ったところで、本編最後の激しい曲が集まるゾーンへ。これもすっかり私の中ではトラウマになっている、「マシンガンズはMとしか思えない」発言が勝手に頭に鳴り響きます。(発言主はFM802のDJ浅井さん。)絶対疲れているはずなのにワザとキツイ曲を並べる本編最後。シャウト一発始まったのは『ONIGUNSOW』。ライヴ用にBPMを下げたためか、妙に縦の線がきっちり揃っていた(誉めてます)『ONIGUNSOW』、会場は男声の「鬼!鬼!鬼!」シャウトが際だっていて気持ちよく楽しめました。イントロを聴くだけで「あ。ヘドバンしなきゃ。」とスタンスを拡げて足場を確保してしまうのが『桜島』。思えば最近「大回転」を見ていないです。簡易版「回転」ですら、会場で一緒にやるマシンガー集団は見られなくなってしまいました。残念…。(実際一度やってみてください、ホントに恥ずかしいですけど、絶対楽しいです(..;)。) CO2ストームが作る真っ白な壁も健在、めちゃくちゃにヘドバンしている会場を眺めるのも楽しいです。スロープ状の会場だから、少しさぼって眺めると…すぐに傍観者になることが出来ます…。『JAPAN』の時とは逆に、パンサーand/orカメーンの声域と合っているのか、コーラスの厚みがあってとてもきれいに聞こえました。パンサーのギター、ほんとにありがとう。勝手に頭の中で合成当てレコすることなくキレイに響くツイン・ギター、彼のサポート加入は確実にマシンガンズの演奏を変えました。 大ラスは、『桜島』をやってしまったので、『FIRE』ではなく『BURN〜愛の炎を燃やせ〜』。『桜島』ですっかり感動してしまったので、なんとなく「流れて」終わった感じでした…。
電飾「SEX MACHINEGUNS」の文字が、「SEX」 「MACHINEGUNS」と交互に点滅し、会場のコールを制御してみようとする光景のあと、NOISY、HIMAWARI、Panther、Kame-n、最後にAnchang登場。意外なことに(というのも、マシンガンズは最新シングル曲をライヴでやらない傾向にあったから)アンコール1曲目は『S.H.R.〜セクシーヒーロー レヴォリューション〜』。HIMAWARIの力強いキックを聴いていたら、ふいに『となりのじじい』を思い出してしまいまして…NOISYがVo.を取っていることしか共通項は無いというのに(苦笑)。多くのシングル曲がそうであるように、『S.H.R.』も高音域が駆使される曲。大晦日…正確に言うと元旦の朝聴いたとき、そしてテレビを通して観た時と比べても、私の中では今日が一番です♪
Anchangの声は本当に不思議です。ライヴ後半になればなるほど高音がよく響きいい声になっていくから。
今日は、新潟、テルサに、ようこそ、いらっしゃいませ〜
「いらっしゃいませ〜」の部分だけ全員で言ってくれたような気がするのですが、昔からそうでしたっけ。『ファミレス・ボンバー』パンサーがんばれ、と応援せずにいられない、前後左右に移動しまくる振り付けの曲。クビを傾けたり体重を少しだけ移動するときの、小さな仕草は、どうしてもまだぎこちなく…ひょっとしてパンサーはSUSSY以上に体の固い人なのかも…。最近ファンになった(と自称する)マシンガーの中で人気ナンバー・1のファミレス、ご当地ソングになることもなくつつがなく終了。
恒例の2アンコール。「恒例だから」「セットリストに書いてあるから」やってくれているようにしか見えなくなってきた、2度目のアンコール。今日演奏していない曲を思い起こせば、残っているのは2曲だけ。『“みかんのうた”』と『ジャーマン・パワー』。メールで教えてもらった、ジャーマン・パワーのブレイク…NOISYソロの部分です…が、全休符にフェルマータが付いたくらい長い休符になっていて…事前に知らずにいたらびっくりしたのだろうなぁ、と思いましたが…。台詞変えは「にほんの・にほんの・・・・にほんの魂 にいがたパワー」…だったかな。
SET LIST
--SE,opening Guitar,opening-- 1. 食べたいなめたい危険地帯 2. TEKKEN II --MC-- 3. JAPAN --MC-- 4. 犬の生活 5. エステティシャン --SE-- 6. SCORPION DEATH ROCK --SE-- 7. IRON CROSS --MC-- 8. Kiss --MC-- 9. みどりのおばちゃん 10. とうちゃん --MC-- 11. ONIGUNSOW 12. 桜島 13. BURN〜愛の炎を燃やせ〜 --Encore- E1-1. S.H.R.〜セクシー ヒーロー レヴォリューション〜 E1-2. ファミレス・ボンバー --Encore- E2-1. “みかんのうた” E2-2. ジャーマン・パワー
最後がジャーマン・パワーのライヴはいつも楽しく気分良く終わることができていたのに、今日の幕切れ、少し違いました…なんとも後味が悪かった。
客電がついても鳴りやまないコールにを受けて、出てきてくれたメンバー。
Anchangご立腹…。
曲は、やりません。俺たちも人間です。俺たちも、人間です。
諭すように言葉を繰り返すAnchang。会場から「俺たちだって人間だ!」と男の子の声が入り、ここでもう一度、Heavy Metal Shoutを会場に要求したのでした。新潟。次、必ず来るから。次は最初から、その声、出せ
あーあ。ライヴは1日1日が勝負なのに。確かにメンバーやスタッフは何度も繰り返していますよ、遠征してまで通い詰める熱心なマシンガーだってたくさんいますよ。でも今日のライヴは今日しか無いのですよ。地方公演で「次」を語ってしまう、間違った大物、私は大嫌いです。LUNA SEAのRYUUICHIが金沢で2000年の12月にしたことと、同じ過ちを犯しましたね。Anchangは最初から怒っていて「次」を考えながらライヴしていたの…? ……次、ねぇ。私の次は……いつなのかしら。
救われたのはパンサーの最後の一言。「俺は、今日のライヴ、楽しかった」 Anchangのあんな発言を受けて、「俺は」と限定した上で「楽しかった」と繋いでくれたパンサー。うん。楽しそうだった。ライヴは楽しくなくちゃ。
「もう絶対メンバーが出てくることはない」と確信した私、友達と二人一目散にバス乗り場へ。同じ考えの人々で、あっという間に1台目のバスは満員発車となりました。(この中にQちゃんさんもいらっしゃったのでした。しかも私の立っていた、すぐ、隣に。)駐車場からは自家用車がまさに逃げるように出ていきます。隣のサッカーが終わるまでにはまだ十分すぎる時間があるとしても、それでも逃げます。もうこんな会場にいる理由は有りません。まして万が一渋滞にでも巻き込まれたら、おいしい新潟のお酒にありつけないじゃないですか。
カウント・ダウンのお台場「蛇METAL」から1週間後、私は留学生活を始めました。SUSSY結婚、シングル『S.H.R.〜セクシーヒーロー レヴォリューション〜』発表、テレビ出演週間、アルバム『Barbe-Q マイケル』発売、SUSSY脱退、サポート2名決定、東名阪大箱ライヴツアー「ジャージに革靴」、ハンバーグの正体判明、ハンバーグのサポート辞退・カメーン決定、といった激動の5ヶ月を、カナダから観ていました。英語暮らしに苦しむあまりメールとICQの日本語に逃げていたので…ずいぶん長い間パソコンに向かっていた5ヶ月でした。このライヴの前後約10日の一時帰国、決してマシンガンズのライヴのためだけに国際線の飛行機に乗ったわけではありません。が、大きな理由の一つでした。
ライヴ終了直後は「もうライヴ行っても楽しく無いのなら…マシンガーやめて、ライヴ通いの生活もすっぱりやめよう」と思いました。世間の人々の言うところの、大人になろうと。私のホームページもクラックされたことですし、潮時かなぁ、と。 けれど。 日が経つに連れて「ライヴ行きたい」病はあっけなく再発。ライブレポートを書きたい病も、再発。今頃になって書いた次第です。12,000文字。400で割ると原稿用紙30枚。全部読んでくださった方に、心から感謝。
一度感染して発病してしまった病気は、そう簡単には治らないようです。きっとやめた方が良いと、自分でもわかっているのですが、本人やめる気がまだまだ無いらしい。 なーんてことを書いていると、またどこか別のところで私の批判をされるかたもいらっしゃるのかもしれませんが。仕方ないです、私は私なので。…何言ってるんだろ、私、こんなところで。