「報告」 止まらない死刑執行の流れ 【社会司牧通信142号】 |
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| 柴田幸範(イエズス会社会司牧センター) |
| 2008年2月1日、3名の死刑囚に死刑が執行された。長勢甚遠・前法務大臣のもとで10ヶ月3回、10名に死刑が執行された流れは、「法務大臣のサインなしに死刑を執行してもいいのではないか」と語る鳩山邦夫・現法務大臣にしっかりと引き継がれ、2ヶ月で6人という、近年めずらしい大量執行となった。法務省は今後も、2~3ヶ月に一度、定期的に死刑執行を続ける方針だという。その背景には、年間の死刑確定数が15~20件と激増し、確定死刑囚の数が100人を超えている現状がある。 今回の執行に、イエズス会社会司牧センターは次のような抗議声明を出した(一部略)。
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どうか、死刑の執行を一刻も早く停止し、その是非を国民の間で改めて真剣に議論するよう、総合的な検討の場を作っていただくことを、強く要望します。 10月には、宗教者ネットワーク主催の第10回死刑廃止セミナーが京都で開催された。アメリカからオクラホマ連邦ビル爆破事件(1995年爆弾テロで168人が死亡)の被害者遺族バド・ウェルチさんが来日。「人権のための殺人被害者遺族の会」メンバーであるウェルチさんは、「憎しみと報復こそが殺人を生む原因であり、加害者への憎しみは被害者遺族の心を傷つける」と語って、「死刑という暴力の連鎖を止めよう」と力説した。 12月の執行に対しても抗議声明を発表し、12月16日、他の団体とともに抗議集会を開いた。そして、今年2月1日の執行に対して、前述のような抗議声明を発表し、2月9日、再度抗議集会を共催した。このような大量執行の流れに世論が慣れてしまう前に、一刻もはやく死刑の執行停止を実現しなければ、取り返しがつかなくなるだろう。 【イエズス会社会司牧センター/柴田幸範】
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