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最初に、イグナチオの霊性と社会使徒職の関係について教えてください。イエズス会の前総長アルペ神父は、イエズス会学校の同窓会世界連盟での講演で、「他人のために生きる人間」になるためには、イグナチオの霊性が役立つとおっしゃっています。CLCは社会的意識を促進するために、どのような活動をなさっていますか? |
何かを願ったら、それを実現するために行動することほど、霊的なことはありません。何かを願うだけにとどまるのは、「霊性主義的」かもしれませんが、それだけでは不十分です。霊の動きは行動へと向かうのです。聖書でも、お告げを受けた聖母マリアや、弟子たち、教会の働きに、そうした例を見出すことができます。
具体的に言えば、私はローマのCLC本部で働いてきた2年の間に、たびたびそうした実例を見てきました。私はふだん、仕事時間の半分を費やして、世界中のCLCコミュニティを訪ねています。たとえば、ケニヤのCLCを紹介しましょう。彼らはもちろん、神との個人的関係を生きていますが、同時にナイロビ市内を見回って、人々のニーズを把握する活動も行っています。ケニヤのCLCには20年以上の歴史がありますが、7年前からエイズ孤児に焦点を合わせた活動をはじめました。彼らは実際に、中学校を設立し、これまでに850人が卒業しています。これは、祈りと省察を通して現実の世界に開かれた、アウトリーチング(現場に出かける)コミュニティです。シナイ山のモーゼのようです。主はモーゼに現れ、こう呼びかけられました。「行って、私の民を救いなさい。私の民の嘆きを、もうこれ以上、がまんできない」。もし、私たちが「霊性主義的な」(霊性ばかりの)グループではなく、「霊的な」グループであろうとするなら、扉と窓を開けなければいけません。実際、ケニヤ政府のような外部の人から見れば、そうした人々にはインパクトがあります。それは、彼らがともに祈り、計画を立て、行動へと進んでいるからです。彼らの生き方には一貫性があるから、人々は彼らを信頼するのです。
他にもたくさんの実例がありますが、ここではエクアドルの首都、キトの例を挙げるにとどめておきましょう。キトは標高2600メートルの町で、時期によっては非常に寒いときもあります。 |
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そこには、同じように祈りと省察を通して、人々のより普遍的な緊急のニーズを識別しようと努めている、小さなCLCコミュニティがあります。彼らはすでに12年前から、ホームレスの人々を助けるために家を建てる取り組みを行っています。彼らはホームレスやボランティアとともに、これまでに200軒以上の家を建ててきました。4人のフルタイムのスタッフがいるセンターも設立されました。
たとえばヨーロッパでも、移民の問題がとてもホットな問題となっていて、たくさんのCLCコミュニティが、法律問題や保健医療の問題など、さまざまなレベルで深く関わっています。ホームレスやエイズ孤児、移民といった国内レベルの問題の他にも、より国際的なレベルの重要な問題があります。CLCは国連に登録されたNGOです。実際、ジュネーブと国連本部(ニューヨーク)に二つのCLCグループがあります。そのことは実際に、インパクトがあります。というのは、CLCは各国内のレベルでも、きれいな飲み水や保健衛生、女性などの社会問題に積極的に取り組んでいるからです。
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