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| 法務大臣 鳩山邦夫殿 |
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本日の名古圭志さん(福岡拘置所)、持田孝さん(東京拘置所)、松原正彦さん(大阪拘置所)に対する死刑執行に抗議します。 |
私たちイエズス会社会司牧センターは、カトリック・イエズス会の社会問題担当機関であり、「死刑を止めよう」宗教者ネットワークの一員として、「死刑の執行を停止し、死刑の是非について国民的議論を喚起する」ことをめざして、2003年から活動してきました。本日、3名の方に死刑が執行されたことに、強く抗議します。昨年12月7日、3名に死刑を執行したばかりで、1ヶ月あまりでの再度の死刑に、衝撃を禁じ得ません。このように、法相ご自身の言葉を借りればまさに「ベルトコンベヤーのように」人の命が奪われることに、深い悲しみを覚えます。
何度も申し上げているように、カトリック教会は「命は神が与えたもので、何人も奪うことができない」、「神は、どんな罪人も悔い改め、神に立ち帰るよう望んでいる」、「犯罪抑止や社会秩序の維持は、死刑以外の有効な方法によって行われ得る」、「被害者支援は、応報感情の満足ではなく、被害者への連帯によって行われるべきである」との理由から、死刑に明確に反対しています。2006年12月のフセイン元イラク大統領の処刑の際にも、教皇庁関係者が「処刑は非道徳的である」と明言しています。カトリック教会は、報復と恐怖ではなく、和解と愛によってこそ社会が守られると信じているからです。
私たち宗教者こそ、罪を犯した人、罪の被害を受けた人、双方を真摯に受けとめ、共にに歩む役目を担っていると信じます。その役目とは、罪を犯した人をこの世から排除することではなく、彼らの改心と更生に協力することであり、被害者に代わって加害者を罰することではなく、被害者の癒しと回復に尽力することであると確信しています。
どうか、死刑の執行を一刻も早く停止し、その是非を国民の間で改めて真剣に議論するよう、総合的な検討の場を作っていただくことを、強く要望します。
2008年2月1日
イエズス会社会司牧センター
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