2007年4月27日
   法務大臣 長勢甚遠殿
私たちは、今回の死刑執行に対し、強く抗議いたします。
「死刑を止めよう宗教者ネットワーク」は、仏教諸派、生命山シュバイツァー寺、キリスト教諸派などによって構成される団体です。私たちは、宗教者の立場から「世に同じいのちはひとつとして存在しない」という、生命の尊厳を大切にする価値観に基づき、今回3名に対してなされた死刑執行に強く抗議いたします。

私たちは、「この世に生きるすべてのいのちは、いかなる状況にあっても生かされるべき」という価値観、正義感に基づいて、死刑執行の停止を求めています。今の社会が、再び多くの命を奪う国家に回帰しようとしているがゆえに、私たちは、どのような小さな命であっても、それを国家の暴力によって奪うことは反対です。また死刑執行は、死刑囚から、自らの過ちを認め、その責任をとるための「生き直し」の機会を奪い取るだけでなく、被害者とその家族に対して、自らの過ちを心から謝罪する機会をも奪います。さらには、一生引きずらされる被害者と遺族の痛み、苦しみ、痛み、怒りなどは癒されることはありません。

昨年12月にはクリスチャン2名を含む4名がクリスマスの日に死刑執行されました。その約4ヵ月後の本日、クリスチャン1名を含む3名の死刑囚が執行されました。国家による殺人がこのような早急さで行なわれ続けることに強く抗議し、死刑制度の可否について、日本で広く議論されることを願っています。


2007年4月27日
「死刑を止めよう」宗教者ネットワーク