「死刑を止めよう」宗教者ネットワーク

「死刑を止めよう」宗教者ネットワーク 事務局(アムネスティ内)
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Religious People's Network "Call for a moratorium in Japan"
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死刑執行に抗議します
 
法務大臣 野沢太三殿

私たち「死刑を止めよう」宗教者ネットワークは、法務省が9月14日、大阪拘置所で宅間守さんと福岡拘置所で嶋崎末男さんに死刑を執行したことに、強く抗議します。

私たちは宗教者として、人が人のいのちを奪ってはならないこと、死刑は加害者の悔い改めと償いの機会を奪うこと、死刑によって加害者を排除することは決して被害者の救いにはならないこと−などの信念に基づいて、死刑の執行を停止して、死刑の存廃について国民的な議論を尽くすよう呼びかけてまいりました。去る5月28日には法務大臣に面会し、死刑執行の一時停止を求める署名1,370名分をお渡しして、死刑を執行しないよう請願いたしました。

にもかかわらず、法務省は今回も、あたかも国民の目を逃れるように、秘密裏に死刑を執行いたしました。これは、死刑確定者やその家族の人権を、まさに死の間際まで踏みにじるものであり、法務省が主張する「被害者感情や世論への配慮」(私たちはそうした主張に大いに疑問を抱いていますが)とも大きく矛盾していると言わざるを得ません。

私たち「死刑を止めよう」宗教者ネットワークは、重大犯罪が人心を不安に陥れる今こそ、死刑の執行によって秩序を維持しようとする排除の論理に反対し、いのちへの尊敬や人と人とのつながりの回復によって、すべての人々の傷や痛みを引き受けていこうとする社会づくりを目指しています。

私たちの願いをご賢察いただき、今後一人も死刑の執行がなされることのないよう尽力されますことを、重ねて要請いたします。

2004年9月14日

「死刑を止めよう」宗教者ネットワーク
賛同人・賛同団体一同