生まれた時から日本には死刑がありました。死刑があって当たり前と思ってきました。でも、ふと気がつくと、世界の過半数の国では死刑を廃止しています。ヨーロッパのほとんどの国には死刑がなくなりました。韓国でも、死刑の執行がもう4年もなく、死刑廃止法案が国会に上程され議論されています。台湾も2004年までに死刑をなくすとの公約を内閣が掲げています。では、日本はどうなのでしょう。このまま死刑があっていいのでしょうか。立ち止まって考える時が来たのではないでしょうか。
法務省は、名古屋刑務所での暴行事件が明るみに出たことを受けて、行刑改革会議を設置し、行刑制度全体の見直しを始めました。国民の行刑に対する不信感が高まっている、このような時期に、死刑の執行のみを着々と行って良いのでしょうか。死刑も行刑制度の一部であり、見直しをすすめるべきではないでしょうか。
国会では、超党派の国会議員による「死刑廃止を推進する議員連盟」が約10年かけて練りに練った法案(終身刑を導入し、死刑臨時調査会を設置し、死刑臨調が結論を出すまでは死刑の執行を停止する)を提出し、国会においても死刑に関して議論する場を設けようとしています。
日本弁護士連合会も2002年11月に「死刑制度の存廃につき国民的論議を尽くし、また死刑制度に関する改善を行うまでの一定期間、死刑確定者に対する死刑の執行を停止する旨の時限立法(死刑執行停止法)の制定を提唱する」とした提言を発表しました。この提言では、このほか、死刑に関する刑事司法制度の改善、死刑に関する情報開示の実現、死刑に代わる最高刑の提案が求められていると共に、犯罪被害者・遺族に対する支援・被害回復・権利の確立も求められています。
まずは、死刑の執行を停止し、日本に死刑があっていいのか、一人一人が考えてみませんか?死刑が存置されていることのみで、被害者遺族の問題は解決するのでしょうか?死刑について立ち止まって考えたい、すべての皆さんに参加と署名を呼びかけます。
「死刑を止めよう」宗教者ネットワーク賛同団体・賛同人一同 |