我々、下記に署名する非政府組織(NGO)は環境と開発の問題を憂慮する市民を代表して、米国と他のAPEC参加国が提案している林産物の"自由貿易協定"を作ることに反対する。
この協定が実施されれば、世界中で生態学的、社会的に価値のある森林の伐採と消費が増加することを恐れるために我々は反対する。また森林を開発する現在の非民主的、生態学的に無責任なやり方ゆえにこの提案を非難する。
我々は提案の内容を深刻に憂慮している。すなわち、林産物の関税を撤廃する意図に対してである。これは生産と消費を増加させることになる。別の隠れた議題は非関税の措置(NTMs)の撤廃であり、これにより第三者機関による森林認証とエコラベルや、外来の病虫害を運ぶ輸入木材の検疫管理、地域産業の振興のための規制など、環境保護の措置を掲げ続けることが不可能になるだろう。
我々は、WTOの加盟国に対し、貿易自由化の社会面、環境面の影響に関して独立した評価が行われ、また森林生態系と住民に対する現状の影響と将来の害を避ける有効な対策が取られるまでの間、林産物協定の交渉を延期することを求める。
我々は、CSD(国連持続可能な開発委員会)が、貿易関連の政策と国際協定が、環境と社会に与える影響について評価する枠組みを作るという約束を、来年4月の次期会合までに果たすことを求める。
また我々は、林産物協定を貫徹している経済的なパラダイムの故にこれを非難する。すなわち、WTOと各加盟国は、木材貿易及び、森林と森林居住者に影響を与える関連部門の自由化が環境/社会に与える影響の評価をしなかったことにより、貿易自由化が森林生態系と森林の共同体に与える潜在的な悪影響を無視してきた。WTOと各加盟国はまた、木材貿易と他部門の自由化の論議に市民社会が適切に参加させることに失敗してきた。
この林産物協定の提案は、環境を保護し生活の質を守るために役に立つかもしれない一手段としての自由化ではなく、貿易の自由化そのものを最終目標として優先する、経済問題を反映した内容である。この議題は、最終的に影響を被る人々とその共同体の憂慮を考慮に入れていない。
下記に署名する我々は、我々自身の各政府から、またCSDとWTOから、提案されている森林部門の自由化に関するこれらの憂慮に関して返事を貰うことを期待している。
Fern UK/Brussels
Saskia Ozinga
WWF International
Charlie Arden Clarke
World Rainforest Movement
Ricardo Carrere
Greenpeace International
Patrick Anderson
Friends of the Earth England, Wales and Northern
Ireland
Sarah Tyack
Friends of the Earth, Congo Democratic Republic/CADIC
Swedi Elongo
Friends of the Earth Australia
Leonie van der Maesen
Friends of the Earth France/Amis de la Terre
Helene Ballande
Towards a Different Europe
Olivier Hoedeman
ERA Cameroon
Emile Tanawa
問い合わせ先:
Saskia Ozinga
Fern/ WRM
1c The Fosseway-Business Centre
Stratford Road
Moreton-in-Marsh GL56 9NQ
United Kingdom
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