フランスワールドカップ予選
1997/10/26 対UAE(東京 国立競技場)
打開策無くして勝ちは無い!
問題は出てたはず「相手は引く」と。その出題に明確な答えを持たないで試合に臨んだ失敗。コンデションの悪い選手を使う眼力。状況に対応出来ない選手。このチームのコンデションが良いわけないのにチームを変えようとしない無能な首脳陣。
「問題多し、されど打開出来ず」
呂比須のゴールの後の10分が勝負だったと言うこと。後半の残り10分の気持ち。で、このチームには「チームとしての誇りと自信」が宿ってないということが全て。
前半のお互いの得点は見事だった。呂比須のシュートは歴史に残るシュートに成るはずだった、、、。あれが後半の勝負所に出てれば、文句無しで決まっただろうが、時間的に早すぎた。満員の国立で先制。条件は整ったが、明らかにとばしすぎた。20分を過ぎると運動量が落ちミスが出始め、攻撃の形が作れない。そして、バックラインが深すぎる。明らかに、相手のスピードを怖がってる。斉藤がどうしても弱気になるのは判るが、オフサイドを狙った守備をしないと。それが理由でどうしても日本の中盤が厚みを出せない。名波を引き気味で本田とのドイツヴォランチ気味だけど、UAEは前半右サイドから名良橋の裏への放り込みを狙っていた。つまりカズが前線でそこを狙って欲しいのだが、呂比須共々追い込みが少ない。球だしにもっとプレシャーをかけてあげないと後ろは辛いのだ。なぜならフィジカルが相当違ってたから。失点も本当に身体能力の差という感じだった。でもモハメド・アリ流石だ。
前半立ち上がりの呂比須のゴールでウズベキスタン戦の再現か?と思ったのだが、、、。北澤のフォローが利いてた時間帯にもっとシュートを意識してれば良かったのだが、呂比須以外は、何故シュートを打たないのだろう。中田、名波は、パスだけを狙ってる感じで怖さが無い。カズは全然きれてないから詰められると打てない。北澤ももっとシュートを狙わないと。ホームで先制したのだから、出来るだけシュートを打ちリズムを保つべきだと思う。Jリーグならば其所には世界のストライカーとゲームを読める選手が居てシュートで終わる形を作ってくれるのだが、我が代表チームは人任せの攻めが多い。そして相馬の大ブレーキの誤算。あれだけ出来の悪い相馬、どうしたのだろうか?この人が日本の攻めの生命線なのは、誰もが認めるところ。1本で良いからドンピシャを上げて欲しかった。無論UAEもセンタリングのポジション取りも良かったが、、、。
失点の場面は、モハメド・アリのセンタリングで決まってた。あの高さには、日本のレベルでは勝てないだろう。ラインを作ってるのでどうしても早く正確なボールでの競り合いはゴールに向いてる方が有利だ。ただ、走り込むコースを塞いでいれば、、、。1点はしかたないだろう。ここからが勝負だ!
問題は、後半だ。相手は引き分けを狙い初め、日本はどうしても点が欲しい場面。これは当然この日に考えられる場面のはず。前線を3トップにしてもっと早く仕掛けるべきだったと思うし、その前に、UAEのサイドがかなり空いてたので森島を使う手は当然あったはずでは。北澤は充分機能してたが、スペースに飛び出てくタイプではないし、後半は点を取らなければならいのだから。選手に役目を明確にして交代するべきだったと思う。交代の選手だが、何故、本田→山口が最初なのだろう。山口が攻撃的と考えるのなら、スタメンから山口だったのでは。失点を恐れより攻めのパターンを多くしたかったのならば、、。岡田采配もやはり加茂さんの流れだった。僕は本田の先発で良かったと思うが、、。ただ、イエローを早めに貰ったので潰しが弱くなってしまった。ハメド・アリがケガで居なくなったのはラッキーだったけど。とにかく、明確な攻めの形で最後のシュートの形まで行けない。そこにはUAEのやはり守りが上手かったし、代表は焦りから崩す動きが出来なかった。怖さが無かった。
相馬と城の交代。日本の左サイドは相当研究されただろう。でもフリーで貰えた場面も多かったが、折り返しの精度が悪すぎた。相馬がピッチから居なくなり相手の勝利?。問題はサイドを棄てたこと。ここが理解出来ない。早い揺さぶりとサイドアタックが日本の攻撃パターンのはず、左サイドを放棄したら攻めてをひとつ無くすことになる。またもやピントがボケてる?平野の選択肢もあったはず。彼のミドルは計算出来るのだが、、、。引いてる相手を引きだすにはミドルを打たなければ。加茂さんもそうだが選手を90分でどう使うか流れを掴むのがとても下手な気がする。この日も2人しか代えてないし、、。、総力戦って言ってたのに、、、。
この時点で相手はもう前の3枚でしか攻めて来ない。分厚く守りを堅めた相手。ボールを動かし選手はポジションを棄ててスペースを作らなければ。張り付いていては相手も守りやすい。高さもない攻めなら尚更。どうしてショートパスを有効に使わないのだろう。マークをずらして行かなければゴールに近付けないのに、、、。無理して攻めるから精度の低い放り込みしか出来ず、揚げ句キーパーが寝る。相手の術中にはまってる。もう1枚のジョーカーは?とうとう使わないで終わった。これがベストの戦いとは思えない。
綺麗なサッカーは慣れると怖くない。本当にこのチームのチーム力って上がってない気がする。個人の集まりでしかない。攻める時、形になっても最後を勝負に行かないで安全な所を探すので時間がかかるから相手も戻りミスも多くなる。もっと冒険をして欲しい。そう、シュートなのだ。呂比須の先制点がすべてなのだ。あのポジションからシュートは無いという場所から打てるのだから。形、形、形ばっかり気にするから大事なゴールが遠いのだ。まぁ、それ以前のシュートを打てるエリアまでボールを運べなかった後半だったが、、、。
レフリー問題のロスタイムは、問題では無いと思う。後半少なくとも45分間は有ったのだから、、、、。あれがアウェイでの戦い方なのだ。露骨でありながらポイントを抑えてたパフォーマンスは計算済だ。これが経験だろう。問題は、90分戦った事だ。ロスタイムはロスタイムでしかない。マルチボールシステムなのだから、以前より遥かにプレイタイムは多いはず。
しっかり最後にトップの選手を代えてくる所などは見事な監督。予定通りに引き分け。狙ってゲームをした、UAEの勝ちに等しい引き分けって試合だった。
最後に、次の韓国戦。選手を変えないで行くらしいが、モチベーション低そう。可能性を信じて頑張って欲しいが、日本がUAE戦で引き分けたので韓国が出場が決まり、余裕で迎え撃つ訳で、先制されると大差で負ける気がするのだが、、、。好材料が無いし心配だ。チームの勢いが違いすぎる。
健闘あれ。信じよう。「頑張れニッポン!!」
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