レアル・マドリッドvsボガ ・ジュニアーズ 2000/11/ 28 東京国立競技場 快晴19:10キックオフ


良い試合だった。試合開始の出来事と後半の攻防。試合の内容は素晴らしかったと思う。

 試合の流れはボガの先取点で面白くなった。オフサイドぎりぎりでの裏への走り込みからの1点目。2点目の速攻は選択肢が二つあって右サイドに流れを作ると見せかけて裏に長いボールでの勝負。それに向かい風という味方もつけての得点。この試合開始直後の2得点はどちらもフラットラインの裏側を突く動きとパス出しの技があった。レアルのディフェンス陣は裏への動きをつかみきれなかった。イエローの左右を見事に突いていた。でも、どちらのゴールも見事にゴールにつながったのが素晴らしかったと思う。

一方、この日どの選手も重かった中、ひとり絶好調のロベルト・カルロス(以後、ロベカル)の独り舞台のレアル。彼の動きはこの日他のどの選手より軽く早かった。得点シーンの前にも全く同じ形でシュートシーンが入ってれば、、、。久々のロベカル絶好調を印象づけた。でも、ヨーロッパの最近のチームはどのチームも「疲れ」を感じさせるのだが、、。日曜日の正午の試合だった頃の方が良いコンデションだった気がする。

この日の戦いで注目した選手はボガの10番の「リケルメ」と5番の「セレナ」。この二人は魅力があった。リケルメは強く上手かった。パスセンスに磨きがかかれば一流になるだろう。アルゼンチンの中盤には良い選手が出てくるもんだ。僕の好きなブラジルにはなかなか「10番」候補が出てこないが、、、。このリケルメは素晴らしい。後半42分のサイドでのドリブルでのキープにはおもわずスタンディングオベーションをしてしまった。そしてこの終了までの何分間の国立競技場はアルゼンチンいっしょくなった。また、セレナのポジション取りは素晴らしく、特に後半のレアルの攻めを見事に防いだのは素晴らしかった。動きも多く、中央でのポジションが良く守りのバランスを考えていた。

一方、この日期待を裏切ったのがレアルの「フィーゴ」と「ラウル」。ラウルは全くと言っていいほど何も出来なかった。フィーゴも後半右サイドで起点にはなっていたけどセンタリングの精度もいまいちで、突破もスピードが無いので無理だった。前が空いているときにはやはりゴールに向かって欲しかった。そして、後半、放り込みばかりでグランダーでの「クサビ」が何故無かったのだろう?ボガの中央は強かっただけに工夫が無かった気がする。ファウルを取れればフリーキックのスペシャリストがそろってただけに残念だった。特に試合終了間際は期待が大きかったのだが、、。レアルに「勝つ」という意欲が最後感じられなかったが残念だった。まぁ、それだけ良い面をボガ側が出さないようにしてたのだろうが、、、。攻めに迫力が無い終盤、監督の「何か」を期待したのだが、、。やはり南米のチームの守りはバランスが素晴らしい。残念なのがあれだけ前半良かったロベカルの上がりが味方のポジションが悪いために塞がれてしまい、殆ど上がれなかったのが残念だった。

最後に南米が勝ってよかった。ブラジルのチームが連敗してアルゼンチンのチームが勝ったのは複雑だけど南米らしいチームがドリームチームの欧州のチームに勝ったのは嬉しかった。昨年、悔しがった思いが達成されて良かった。

そしてこの日10年前に行ったイタリアワールドカップ「ノバンタツアー」の面々が10人も集まったのが嬉しかった。みんな元気で年を取ったね。21世紀もサッカーに共に狂おう!!