'98 ダイナスティカップ
1998/ 5/ 24 対 チェコ(横浜国際競技場)
日本の善戦?!
問題は最後の15分じゃないかな。勝たなければいけない試合(この認識がこの日の日本代表にあったのか?)での最後の15分間での勝負をかけて戦いをチームで何をやったのだろうか。呂比須ワグナーを入れたが、最後に守りを減らしてでも前を増やしてほしかった。カップ戦の引き分けでは優勝出来ない試合で最後にディフェンスで回してては勝てないと思った。例え失点してでも点を取れなければ1位にはなれないのだから。
岡田監督の計算はある程度理解できるが、もう少しポジションの流れというか攻めに移るときのバランスを考えないと良い攻めが出来ないと思う。今の日本は中田と心中するくらい中田に攻めを任せてる。その中田を攻めに使い為に前線に張らせるのは良いが、そこにパスが出なければ宝の持ち腐れだ。そして、決定的なのがパスのタイミングが遅れてるのだ。良い動き出しがあっても、そこに出るタイミングが遅いと効果的なパスが繋ぎのパスになってしまう。中田がそのタイミングを要求しても遅れる来る分、パスが来ても苦しい状況で受けることになってしまう。で、パスコースもなくなってる。もっと早く正確にパスを出さないと。繋ぎのパスがやたら多いこと。攻めて欲しいな。少なくとも中田にはもっとパスを当てないと。中田をもっと自由に動かさないと日本はリズムが出ないと思うけど。
やはりこの日もポジションを守りすぎてるって感じだけどな〜。前半の中田は左サイドに張り付いてたし、城にしろ中山にしろマークを振り払えてない。ツートップの距離は大事だが時間帯では、意図時に距離を離して後ろとのセットでボールを貰っても良いのでは。何か練習不足って感じたのだが、、。名波からのパスだけではダメだし、山口の散らしでは効果的にサイドチェンジができてないと思う。
それとやっぱり最後にもうひと勝負して欲しかったな。岡野を使わなかったのは情報戦に見せたくなかったから?小野を使ったのだから岡野投入は当然だと思うのだが、、。セットで選手を使うのが理想のはず。チェコのディフェンスラインが出来てたが、その裏を狙って中田と小野の出所が二つになり、サイドを岡野を走らせ呂比須ワグナーがトップに居る形は良いと思うのだが、、。名波を代えてのスクランブルをして良かったのでは。あの場面では、点を取りに行って欲しかった。それともこの大会はワールドカップの壮行試合だったのだろうか(引き分けでも可?)。
試合全体は、チェコがポジションをしっかり決めパスをまわして攻めてた。あれでフォワードに強い選手がいたらやられてたと思う。ただ、この日の井原は良かったと思う。ポジションがいつもより前目だったのとチェコのパスが裏へ出て来るのが少なかったからだろう。つまり彼の前でのプレーが多かったので、彼の良さが目立ったのだと思う。中西と斉藤も良く頑張ったって感じだった。でも中西はやはりサイドのような気がするけどな〜。センターで高さがないとキツイのでは、、。
でも、日本は善戦したと思う。10年前だったら軽くやられてただろう。それくらいの相手だったと思う。それを零封出来たのだから、その点は合格点では。だが問題は、これでは勝てないのだ。点を取らなければ。カウンターやるにも早さと強さと上手さが必要だと思うが今の日本代表には残念ながら、、、。
ではどうするかだ。岡田監督の抱える悩みは大きいだろう。いよいよタイムアップの時間が来たようだ。守れるチームを作る為に努力をしてる様な気がするが、少しは攻めも考えておかないと偶発性はそんなには期待できないのだから。
ひとつ何かを見つけるとしたら岡田ジャパンがまとまりつつあるということ。それは大きいことだと思う。マイボールになった時にチーム全体の動き出しが出来始めてる様な気がした。パスを貰いに動きだすような事が全体に。ただ、まだシュートまでのイメージ(過程)がチーム内ではバラバラの様な気がする。パスの方が大事でシュートを忘れてるの様な気がする。だからシュートレンジまで遠いし時間もかかってしまう。パスを繋げる事は出来た。でも崩せないのだ。後半に少しだけ崩せたのは、グループでパス交換が出来、早い揺さぶりが出来たからだと思う。個人個人のフィジカルでは、絶対に負けてしまう日本が世界で戦うにはグループ戦術だと思うので、早いパス回しからの揺さぶりが出来るかだと思う。難しいと思うがシュートを増やさないと。
さて、いよいよ本当に日本出発だ!岡田日本丸の前途に幸多かれ!!。
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