6月22日(月)朝

 歴史を観た




4時間かけてパリに行ってきた。TGVに乗り、地下鉄を乗り継いで行ったのだが、フランスの地下鉄は蒸し暑い。駅に停車すると風も無くムッとする。停止時間が1分を越えると汗がにじみ出る。嫌いだ。ドアーは自分で開けないと開かない。蒸し暑いから止まった途端にドアーを開ける。うー暑い暑い。

パルクデプランは遠く高かった。ある程度予想をしていたが、アルゼンチン対ジャマイカの試合で日曜日のパリでは、そのチケットはプラチナペーパーに変わっていた。日本でも買えたチケットだが、現地では余りにも高かった。初めての競技場を観たさにパリに足を運んだのだ。念願の凱旋門も観れ遠くにエフェル塔も観れたし、シャンゼリゼ通りを歩きピザを食べた。それに余りに多い日本人に驚いたし。また、お土産屋とサッカーショップをチェックする事も出来たのだが、それだけのパリ見物だったような気がする。

パルクデプランは人、人、人。本当に人の山だった。世界中の人種が集まったって感じ。チケットの交渉に入るが、その額の差が余りにも大きいので幸田光生が「イラン戦を行こう」と。そこからが我々の凄さだと思うが、地下鉄を乗り継ぎイラン戦の行なわれるリヨンへと準備をする。もともとこのパリの試合を観た後、モンペリエに帰るのでリヨンへは帰り道なのだ。そしてバカンスパスを使ってる関係で乗車券は買わないでオッケーなのだ。早速、TGVの指定だけを買いリヨンへ。そしてタクシーを使って競技場へ向かう。

ダフ屋との壮絶な値段交渉があって、その勝負で開始5分遅れてしまった。これも裏のサッカーの世界だ。試合は歴史上の戦いのイラン対アメリカ。アメリカのグランド全体を使ったサッカーとカウンターを狙うイラン。試合内容的にはミスが多いが、イランの見事なラインディフェンスはブラジルのようだ。受け渡しと決してスペースを与えない守りは素晴らしい。アメリカもサイドアッタクを試みるが、ポストがイランを守る。そして、イランのカウンターが見事に決まる。ダエイにつられたニアサイドの空間に飛び込んだヘディングシュート。イランのペースになる。これが観たかった。アメリカが勤勉なサッカーを試みるが、それを跳ね返しカウンターを狙うイランの戦術と各選手の意識。うーん、良い試合に成ってきた。

アメリカの無謀な攻めが裏目に出て、イランが2点目を決める。勝負ありか。決定的な3点目を防いだアメリカが1点を返す。場内は騒然としてきた。攻め合いが続く中、ロスタイムが4分という表示。そんなに無いはずのロスタイム。おかしい。アメリカが賢明に攻めるがシュートが枠に飛ばず万事休す。歴史を観た。イランが敵国アメリカを破ったのだ。またしても生き証人になった。イランの勝ち。良いサッカーだった。そして、次のドイツ戦を観ることにした。

リヨンの駅でパリ発の寝台列車を待つ。その時、寝てた我々の後ろの電車に乗り込む人影があった。本当にふと目を覚ました瞬間、何と例のドイツ人のおやじがいた。劇的にな再会?モンペリエに向かうというのだ。そう我々と同じ目的地に。明日のモンペリエのコロンビア対チェニジアを観るのだろうか。またもや、神様の何かを感じるような出来事があった。

明日はゆっくり出来る。おやすみなさ〜い。