6月14日(日)夜

 今、モンペリエだ!




たどり着いた。今、長い2日間が終わろうとしてる。


小池光洋、幸田光生と僕の3人での今回のワールドカップ観戦の旅が始まった。成田空港から香港へ。途中出会った英国黒人のLARRYさんとの楽しいひととき。眠い目を擦りながらドゴール空港からオルリー空港への移動。オルリー空港で日本人相手にダフ屋でもやろうかと冗談を交わしながら、目的地のモンペリエ行きに乗ろうとしたら、乗務員に行き場所が違うと言われた。我々のツアーは、目的を決めてるので、多くの試合を効率良く観るために計画されたのだ。当初リヨンに居を構えようとしたが、対戦相手が決まった段階でモンペリエに変更したのだった。

時差ボケも感じないくらいのテンションで雨上がりのパリを後に、やって来たモンペリエの素晴らしい景色とその暖かさ。すぐに気に入ってしまった。が、時間がない。急がねば。歴史的目撃者になるには、200キロの道のりを3時間で走り駐車場を見つけなければならなのだから。車はフィアットだった。ジーゼル車の普通車だ。思ったほどの手間もかからず空港を後に一路トゥールーズへ。飛ばす。これが凄いのだ、最高時速の上限などない(130キロまで?)感じでみんな飛ばす飛ばす。平均140キロで飛ばした。標識にバルセロナの文字を見つけ一同感激、、、。

トゥールーズは良く整備されていて大きな公認の駐車場があって、そこから乗りあいバスで向かう。着いた競技場は日本人の渦。だが、チケットを手に入れてない人が溢れ殺気立ってる。何人かの友人に会うがチケットが無く、キャンセル代も貰えないと落胆の様子。余りにも悲惨な状況を見たが、何も出来ないのでチケットの無い人には悪いが競技場に向かう。セキュリティは、チケットチェックと荷物チェックの二個所。IDチェックなど全くなし。

いよいよ競技場に入る。日本のゴール裏。観やすい観客席に驚く。日本、アルゼンチン両チームが入ってきて試合前の練習。それが終りドレッシングルームに戻り、待ちに待った両チームの入場。そして、いよいよ国家演奏。この瞬間をどれだけ待ち望んだのだろう。夢の様なワールドカップ本選の試合に、我が日本が出て「君が代」を唄える瞬間が来たのだ。感無量というか何とも言えない気持ちになった。そして、唄った。僕にとってこの瞬間を観れることだけでもここに来たかいがあるのだ。歴史を観た。


勝負は決まった。得点差以上に両チームの差は歴然としてた。岡田監督の秘策も感じられぬまま試合は終わった。試合は終わったが日本の初出場の試合は歴史へと変わった。そこに居られた。戦い方には大いに不満が残ったが、ここではそんなことより遠くフランスのトゥールーズまで来て、歴史的目撃者に成れたことが嬉しいと思うことにしよう。歴史的な試合は1対0で終わったと。


さて、試合が終り気持ちを切り替えて僕らのベースキャンプのモンペリエに向かう。試合での色々な意見交換をしながらの道のりは楽しい。行き同様にフリーウェイをぶっ飛ばす。モンペリエの空港まで帰ってきた。さて、これからの道は手探りだ。凄い田舎だ。町というには淋しすぎるほどの町並みを越えると、全く何もなに田園風景が続く。凄い場所に来たんだな〜。かれこれ小1時間道を迷いながら、たどり着いた。凄く良い家だった。大家さんと管理人さんに挨拶をしながら、我々の記念すべきフランスワールドカップの初日が終わった。興奮と疲れからグラングランになりながら眠りに着く。あー、明日から戦いだ。