Jリーグ 鹿島対磐田
99/5/4 国立競技場
久々にサッカーの醍醐味のある試合を見た気がする。風の強い昼間の試合で内容的に面白い試合は期待できなかったが、この日は楽しかった。磐田が中盤をしっかり作るチームなので、鹿島もいつもの速攻狙いでなく、しっかり中盤を作ろうとしたのが大きな要素だと思う。互いに良い戦いをしようとしてるのが良かった。
前半は、圧倒的鹿島だった。コンパクトにバランス良くパスを繋いでいた。予想以上に磐田が引いてしまったので、鹿島の良い面ばかりが出ていた。決定機を逃さなければ鹿島が圧倒的だったのでは。入れる場面でそれを外していると大概勝負で敗けるんだよね。それがサッカーなんだよな〜。それでも阿部→小笠原での先始点で試合は圧倒的鹿島ペースだった。
後半になり、磐田も頑張るがバランスは断然に鹿島の方が良い。鬼木と相馬の両サイドが活きている。ビスマルクも球を散らし守りを揺さぶっていた。小笠原の自信を持ったプレーは良かった。ボールキープがしっかり出来るのが良い。阿部も視野が広くなった感じがした。ただ、トップの二人が動きばかりでチャンスは作れるが大事なシュートのパフォーマンスが良くなかった。点取り屋になって欲しいな〜。
時間的にこのまま1対0かと思い始めた時間に奇跡が起こった。本田が必要以上に後ろのポジションで守りに入ってたのだが、その本田が止めたファールを名波が蹴ったボールは奇跡の起動を描いた。ここからが、両チームノーガードの撃ち合い。これが本当に楽しめた。前半と後半の先程までの攻防と明らかに試合の流れが変わった。もうこうなるとグランドから目が離せない。撃ち合いはそのまま延長へ。
ついに両チームとも足が止まり攻めてと守りだけ。中盤が間延びしてしまい、パスでの崩しよりスペースに飛び出れるかの問題。それでもどちらも勝ちたいという意欲があるのが良い。こんな試合はいつ以来だろうか。完全にくぎ付けに状態で見入っていた。そして、最後のゴールデンゴールはこの日、前へ飛び出られなかった藤田が決めた。あの時間帯にしっかりボールを落とした中山も良かったけど鹿島は、勝てた試合を落としたって感じ。あの場面も戻れなかった。冷静に闘っていた磐田ベンチ桑原監督は見事だったけど、あの名波のFKが入ってなければ、完敗だったのでは。
ただ、これだけの試合が観れたのは嬉しかった。久し振りにJリーグで楽しめた。やっぱり大観衆の観客の影響だろうな〜。