1998年 2月15日 オーストラリア アデレード 国際親善試合
課題を見れる試合では無かったような気がする。最初の5分のチャンスで相手選手がハンドで退場してしまい、飛び出てくる選手が少なく日本の守備は楽だった。もっとも試合開始直後のラインの裏をつかれたのはヤバかったが、、、。相手がワントップの為か簡単にオフサイドが取れたのは守備力が上がったのか?ラインを上げての守備は、日本のテーマだと思うから良いことだと思う。2列目からの飛び出しをどれくらい抑えられるかもテーマだと思うが、この日のオーストライアは、それが少なかった。力で押し込んでくるチームとの体力勝負は、課題だと思うのだがこの日のオーストラリアでは、、、。
この試合を観てて、気が付いたこと。
1-日本が早く攻めようとしてのミスの多さ。
2-相手ボールを囲んで取る目的は見えたけど早く回されると、あっさり入れ替わる。
3-奪取したボールを急ぎすぎて取られる。
4-攻めのパターンが同じでリズムも同じ。
5-サイドを崩しても最後はシュートということ。
日本のレベルは上がったと思うが、技術的にもだが大事な全てにスピードがついてないということ。状況判断の早さとか。だからキープの場面でキープできないのだ。強い相手にはたった1回のカウンターで1点を取りに行けるだろうが、五分と五分の相手にはボールキープをしないと中盤の選手が終わってしまうだろう。ボールゲームだからボールを持ってるほうが有利なはずだが、ボールが来てからひとつ目のプレーまでは出来るが、それからチームでどう攻めることとか個人で局面の打開が出来てなく、慌ててしまいボールを簡単に相手に渡してしまうのが多い気がする。それはまたキープという局面でもより「早い攻め」だけを意識してしまい、ミスが多くなってるようだ。中田が目立つのはキープできるからだ。彼もまたも、う少し考えないとパスの種類の少なさは心配だ。貰う側にもっと意識を持って欲しいものだ。何しろ受け手はロナウドでもバティでも無いのだから。
この日ラインを上げたので相手ボールにもすぐ絡めたが、正確な技術を持った相手には、簡単に裏を取られるだろう。スペースを小さくすればするほど技術の差が出るものだ。力で狭いスペースの突破をはかるチームには日本も対応出来るまでに成った様な気がするが、技術のあるチームには個人技とコンビおまけにスピードであっさりやられそうだ。身体を寄せての技術的なファウルが出来る選手はまだ日本にはいないだろう。山口の読みにかけるしかないボランチでは早く上手い選手は捕まえきれないだろう。その前のスピードが上がる前にスペースに押し込められるか?それも90分間。今はそういった守備力をつけるときの気がする。全体での守備。集中してる時は出来ても試合全体でで出来るかだ。試合開始は特に。
試合は後半2点取って3対0で勝ち。喜ぶのは平野と城か?ロペスの落ち着いた雰囲気は良い。どの試合も同じことが出来る様な気がする。そう、それが日本選手に無いところだと思う。良い試合もあるがダメの試合もある。ムラが多いのだ。精神的な自信だろうが、、、。
岡田サッカーの方向性は見えた気がする。これから「スピード」と「ミス」このふたつの裏表がどう修正していくか。選手の運動量を求めるサッカーは、良いリズムの時は良いがボールを回され絞れなくなると非常に疲れるものだ。運動量が落ちた時、攻めにも支障が出るものだ。ワールドカップを考えるなまず「守備力」を考えるべきだと思う。それから攻めの形だろう。気になったのがサイドを崩しても背の高い選手が相手ゴール前で守られると日本は攻められないということ。早いセンタリングが合った時だけがチャンスということ。それだけに城、柳沢にはゴール前に飛び込んで欲しいし、そこに合わせる折り返しを期待したいものだ。それから名良橋のミドルは魅力がある。形ばかりにとらわれがちなチームにおいて、あのミドルを打つのは勇気がいると思うが、相手チームにはあれが効くのだ。
この遠征で選手が生き残るかが決まるらしい。でも何故病み上がりのカズが遠征にいるのだろう?それほど大事な選手なのかな?疑問だ。岡田さんが加茂さんに成らないように願うだけです。もっと全体を見て欲しい。リーグって何のためにやってるのかって事。1番大事なのは今輝いてる選手を代表に呼ぶことだと思う。頑張れば代表に成れると思うから、今頑張ればワールドカップに出れるかもしれない時だからこそ、リーグにも影響してくる選手選考だと思う。
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