2019/1/1 元旦

年が変わった。2019年が始った。

昨年は還暦とロシアワールドカップの年だった。モスクワとサンクトペデルブルグ、英国まで足を延ばしロンドン、リバプール、マンチェスターと廻ってきた。
同行者の大村和也がいなければこの旅は出来なかった。本当にありがとう!感謝多々です。

今回も1998年フランス大会の日本対アルゼンチン戦のチケットを譲ってくれた小林周子とも合流して数試合を共に観戦出来た。
残念ながらワールドカップの作戦参謀の小池光洋は不参加。だけどモスクワの交通網を完璧に解読してくれた。彼もまた最大の功労者である。

チケットが確保出来た半年前からモスクワの宿を大村と2会場から割り出して決めた。で、調べてたGoogleマップの路線は何とバス路線だったのだ!
あのまま行ってたら確実に我々は路頭に迷ってた。1ヶ月前のイケとの最終打ち合わせで判明した。ビックリした〜
それでも偶然なのか予約したホテルは国鉄の「パフシノ駅」から徒歩1分の最高のロケーションだった!これもまた凄過ぎる〜

モスクワもサンクトペデルブルグも本当に面白かった。出会った人達が皆さん優しかった。言葉も翻訳機で結構盛り上がった。便利な時代になった。
トラブルももちろんあった。入国の時に今回のワールドカップのチケット保有者は「ID」を申請して貰えて、それがビザ代わりになったのだが、
そのIDの不具合で入国が出来ずに1時間、再発行まで足止めされた。英語力は旅には絶対に必要だと再認識した瞬間だった!〜
その後のホテルのチェックインもあり、移動電車等の問題があったのでそれはそれは不安な立ち上がりだった!
大村は何も無く入国が出来てたので、バッゲージロスも無く、移動して無事にホテルにチェックイン出来たので助かったけど、、。

モスクワもサンクトペテルブルグもロシアの地下鉄が凄く発達してて、これを乗りこさないと移動が出来ない。なので乗り換えの駅名を覚えるのにも必死になった。
地下鉄の路線図は容易に手に入るので人に訊く事が出来たが問題は地上の国電!この路線図は皆無!乗り換えもGoogleマップ頼りに必死で探した。
我々のホテルのあった「パプシノ駅」の駅前に掘っ立て小屋の果物屋しか無かったけど、、。

我々にワールドカップ観戦は、その街に根付く事!街に出て、日常生活品を購入する事から始る。今回も多くの人達に話し掛け、挨拶を交わすようになった。
パプシノ駅の反対側は少々栄えてた!そこのゲバブー屋とは仲良くなり、ほぼ毎日食べてた。

忘れられないロシアの思い出で、生サーモンに食あたりした事。多分だけど、、。死に物狂いの三日間を過ごした!
試合のある日、そのグランドのある街は封鎖されてアルコール類の販売が出来ない。「ルジニキ・スタジアム」の試合のあった日、我々はエリツィンのお墓を観に行った。
その霊園にはお洒落なカフェがあって何とビールが飲める事が判り、試合までの時間もかなりあったので早速飲む事にした。
その数日前、ショッピングモールの日本食で食べた生サーモンのお寿司が最高に美味しかった!
サーモンの美味しさが甦り、メニューから生サーモンを頼み、飲み食べた!試合が終って、ホテルに戻るまでは何事も無かった!
だが、その夜、胃袋が燃えるような感じになり、一睡も出来ずにトイレとベッドを往復して過ごした。あれが地獄だった!
今回も無論、医療保険が無限の最高の保険に入っていたので病院に行くのも考えたが、病院への移動も言葉の問題もあって悩んだけど我慢した!
前回のブラジル大会での風邪対策の薬は多めに持参してたが、胃腸薬はロキソニンだけだったけど全然効かなかったな、、。

体調不良は三日間以上続いたけどスケジュールはビッシリ決ってた!そんな体調不良でも「赤の広場」での「還暦祝い」の儀式を強行に行ったのだ!
大村が日本から「写真映え」する為のポスターを作ってきてくれて、その日本語の文字に世界中の旅人たちが興味を示した!
赤いチャンチャンコに赤い帽子に白い扇子を持ってる自分より、バックの文字ばかりをカメラで納めようとする外国人の多さに驚き、何と書いてあるのか?と質問攻めにあった。
思い出深いロシアのモスクワの赤の広場での「還暦祝い」だった!嬉しかったぜ〜ヾ(@⌒ー⌒@)ノ


英国の旅、1990年にイタリア大会を観戦に行った時から、イングランドのサッカーの聖地「ウェンブリースタジム」には行きたいとずっと思ってた!
今回、ロシアから何処かに行けないかと思案した時に、英国に行こうと決心した!〜
どうせ英国に行くなら、ロンドン、リヴァプール、そしてマンチェスターにも行ってみたい!心は燃え上がった〜
その旨を大村に相談したら快諾して、最後のワールカップ観戦(この時はマジでそう決めてた)だし、ここは英国に飛ぼうと〜
それからは、何処に行きたいのか?どうすれば安く巡れるのか?思案した!

リヴァプールに向う日!ロンドンのユーストン駅まで移動して、切符を購入して一路、リヴァプールを目指した!〜
疲労度を考えて、この移動は一等の高い車両を!発券が午前9時過ぎで発車時間が9時10分!車両に飛び乗ったらその車両が何と1等の車両!そのままリヴァプールを目指した!
コーヒーにパン等々が出て、チョイと優雅な旅が始った〜!2時間半を楽しみながらリヴァプールの情報は殆ど無かった!そして、終点まで行く予定が、、。
なんと乗車した電車が途中で止まってしまった!Lime Street 駅に行く予定が、途中の「ジョンレノン空港駅」で降ろされてしまった!
ここからが珍道中で、駅員に「我々はアンフィールドに行きたい!」これだけを言い続けた!
もともとLime Street 駅に着いてからバスで行く予定だった!それしか情報が無かったのだ。困った、、。我々の旅には必ずある試練!ここをどうすり抜けられるか、、。
何人にも訊いたが「バスで行けばいい」「どのバスでどうやって?」その繰り替えだった。で、年配の駅員のオジサンが「判ったこの電車でSandhillsに行け」と言って、
乗り継ぎの電車を勧めてくれ改札口の駅員に伝えてくれて我々は乗り換え向った!その時、Sandhills駅が理解でなかったのでメモに書いてもらって電車の中で調べた。
Sandhills駅に着いたら無人駅だった。老人が居たので「アンフィールドはどっち?」と訊ねたら「簡単だよ!真っすぐ行けば15分さ」と指さした〜
その後、汗びっしょりになり我々は30分掛けてたどり着いたのだが、、。

ロシアワールドカップの年が終わった〜!ロシア・英国の旅ももう思い出になった。楽しかった事も苦しかった事も今では全て笑いながらの思い出になった。
2度と同じ旅は出来ない!〜
本当に頑張った!で、行った人間にしか語れない思い出だ!
もう2度と会えないだろうロシアでお世話になった方々、英国でお世話になった方々、本当にありがとうございました。僕は無事に東京に戻り生きております。


そして、我々は2022年カタール大会に向けて1週間の予定で行く事を祈願しました!〜
目標を持つ事は人生でとても重要な事!モスクワ大会で僕のワールカップの旅は終了のはずだったけど、、。まだまだ夢を追い掛けて生きた方が楽しそうなので、、。
行くぞ!カタール!待ってろドーハ!〜

最後に自分のサッカーは東京都シニアリーグのオーバー60の1部のチームに移籍した。やはり六十歳でトライ出来る最上部で数年トライしたくなったから。
昨年はなかなか納得の行く活動が出来なかった!今年はサッカーを真面目にやろうと思う。
先ずは身体を作ってケガをしないように!〜



さてさて、今年1年も始り、素晴らしい年になりますように〜
健康で無事過ごせる事を祈願します。




                                          2019年1月4日午前1時 東京・自宅にて