夷 喜生さん逝かれる!!98/12/24午後2時40分永眠。


奄美大島の空港で鹿児島行きの飛行機の出発時間まで、1時間以上あるので空港内の芝生に寝転びながら、オリオンビールを飲んでた時だった。

「今、夷さんが危篤になりました」

久し振りに聞いた清正(夷さんの弟子)君の声だった。驚いた。先月お見舞いに行ったとき、あまりにも憔悴しきっていたが、まさかこんなにも早く状況が悪くなるとは、、。何も言うことが出来なかった。


予定時刻に奄美空港を離れた飛行機が鹿児島空港に着いた。携帯電話に留守番電話のマークが、、、。

「夷さんが亡くなりました」

絶句。信じられない。どうして、、。遠く離れていて実感がわかない。これが事実なのかという気持ちが強い。

清水靖晃、高橋幸宏、キリングタイム、そして「たま」。数々のライブを共に作り、評価されていって行った仲間であり尊敬してるエンジニアだ。時には怒られ、誉められ、夢を語り合った。そして、とても繊細な故の孤独感。僕には夷さんが必要なのだ。それは今でもだ。まだまだ頑張らないといけない44歳。今でも電話で「元気?」と囁いてきそうだ。残念で残念で、、。言葉が無い。この傷は当分直りそうにない。この1カ月間に先日の大村憲司さんといい夷さんといい、どうして僕にとって大事な心の支えが二人も逝ってしまうのだろうか、、。この20日には最愛の人とも別れることになった。僕にとってとてもとても言葉で言い表せない暗い年末になった。

夷 喜生さんクリスマスイブに逝かれる!!

                            

                             12月28日 午前3時 暗い夜に