2011/ 1/21 蘇る過去
1995年8月にのMacintoshが発表したPowerPCを搭載した初のPowerBook5300。悪名高き問題児。僕はそれを数台目のマシーンとして選んでしまった。当時40万円位出しての
清水から飛び込む覚悟で買ったのだ。このトラブルマシーンは買ってすぐに固まるし、何かをやらせればやたら時間が掛かるなどの問題児。渋谷のクイックガレージという修理
してくれる場所に週イチで行ってたと思う。あの時お世話になった小倉さんは元気だろうか〜？本当にお世話になりました。感謝です。またお会いしたいですね〜
少しでも5300の情報が欲しくてネット環境がまだまだ遅く電話回線を利用してのNIFTY-Serveで模索もしてた。で、そこで出合った（最初は文字だけだったけど）仲間がいる。
そして今でも年に数回会っている戦友達。多分それは「未知との遭遇」のデビルスタワーに導かれた連中みたいな感じだと思う。
先日、年も明けて新年会を兼ねて集まる事になり、新大久保で待ち合わせて「ちい散歩」的にまったり散策しながら１日を過ごした。夜はマッコリ飲んで終電だった。
これが本当に時間の過ぎるのを忘れさせてくれる程楽しかった。あんな時間の進み方久し振りに感じたな〜
出会ってからもう約15年の歳月が流れたけど、会うと皆、職業も年齢も違うけど笑顔で盛り上がれる。で、最近は「デジイチ」デジタル一眼レフカメラに皆凝ってる。
僕はワールドカップとか大事な旅行に行く時にはデジカメを持参するけど通常は殆ど使わなくなった。管理も面倒だし何となく仕事に追われると余裕ってのが無くなるんだと思う。
それでも南アフリカで大村の持ってきた「LUMIX DMC-TZ10」は凄かった。今でもこのカメラは手に入れたい。あれほどズームで寄ってもピントがブレないのは凄いから！
ただ、カメラが邪魔に思えたり自分で撮るよりはなるべく撮ってもらおうなんて思ってる様じゃカメラはきっと宝の持ち腐れになってしまうと思うのだ。
なので僕にはまったくデジイチに興味が無い。
それでも最近のTwitterでの皆のやり取りだったり、写真展をやる事の連絡を貰ったりして彼らの作品を見ると本当に綺麗だったり面白かったりする。
一昔前だったら写真はカメラマンが撮るのが当たり前で素人はカメラ屋さんに行って現像が出来上がってみて失敗を悔やんだりしたものだ。それが今では簡単に本当に素晴らしい
写真が撮れる。近い将来、僕の友達の写真を使ってライブをやりたと思ってる。それほどいい写真が本当に多い。
まぁ前振りが長くなったけど実は僕にも少しだけカメラに凝った事がある。いや本当に数年だけど、、。
確か僕が中学２年とか３年の時だったと思うけど今から思えばバカだと思うが大人ぶる事をしたくなって、お酒を飲んだり煙草をすったりして生活が荒れた時期があった。
それを感じたと思う生前の親父に駅前のカメラ屋に連れて行かれて買ってもらったカメラがある。「大事にしろよ〜」その一言だけで渡されたカメラ。意味があの時解らなかった。
でも新品の一眼レフカメラが自分の物になった喜び。高価な物が手に入る瞬間は嬉しいものである。それでカメラで何を撮るのか考えた。
その頃はすでにライブ行き始めていて、あの頃はまだライブ会場での写真撮影が禁止とかの規則なんてまったく無い時代だった。
僕は一生懸命バイトして望遠レンズを買ってライブを撮りに行った。
今思い出してもライブを観に行ったのか写真を撮りに行ってたのか判らないほどカメラを抱えてライブに行ったものだ。自分的には良い写真結構あったな〜
でももうネガも写真も何処かに消えてしまったけど、、。
時が流れて先日の新大久保での新年会。散策してて昨年見付けていた「SASA」という喫茶店があるのを思い出して、そこで休憩する事になり店が２階だけど１階にある店の看板
の前で仲間に記念撮影を撮ってもらった。後日それを頂いて今PCの壁紙になってるのだがその写真をみて良いな〜と思ってたら実はデジイチだと思ってたカメラが実はフィルム
だったのだ。それを現像してスキャナーで取り込んでデーターにして送ってもらったって訳。つまり昔の写真だったのだ。で、自分のカメラが気になり出した。
そして、そして、先程思い付いた様に家の中を物色。格闘する事数十分。見付かりました。そのカメラが！！やった〜！！！
あの望遠レンズも一緒に見付かった。ついでに90年代に使っていたゼロのアタッシュケースも。何だかその時代が蘇った感じがする。
あ〜何だかとても昔が蘇った夜。あの頃自分は何かに向かってひた走ってたんだな〜と思う。あの時代には戻れないけど思い出と品物が残ってる。
そんな嬉しい一夜の出来事。いい日でした〜
２０１１年１月２１日午前４時。東京の自宅にて
