2005/3/1 久々の始まり

本当に久々にHPを書いてます。

いろいろあったし時の流れの早さ、それに流されながら自分というものをどうして行くのか?自分がやはり大好きだけど大嫌いな所も随所に解って行く時なんだと自覚して日々の生活に追われてるって感じ。時の流れが早かった。それは年を取れば取るほど感じるものだと。日々のやることに追われ、少し先の事があっと言う間に押し寄せてくる感じで、用意とかがどんどん押し詰まって行く。来年の自分とか半年先の自分とか、、。それはこれからの将来の事とか、、。

先月4年振りにLos Angelesに行ってきた。その前にLas Vegasに4日間いろいろなショウを観に行き、その帰り道に4日間立ち寄った。Las Vegasでは学生時代の友人の楢崎敬士(以後ナラ)の壮大なる力でベラージオホテルのスゥイートに泊まれた。一晩に何千万円もつぎ込むカジノの常連客をハイローラーと言うそうで、その泊まりとショウの座席をナラの友好関係のあるダンさん、キャシーさんご夫婦とその息子でベラージオのカジノの上役に勤めてるアルバートさんに頼んで取ってもらったのだ。4日間で観たショウは6つ。BLUE MAN、KA、WE WILL ROCK YOU、LANCE BURTON MASTER MAGICIAN、O、MYSTERE。どれも皆素晴らしいショウだった。特に僕が気に入ったのは「O」。このショウの始まりと終わり方は僕のショウの基本である「時の流れ」がありショウが終った瞬間のそのストーリーが見事に繋がった。その他にも「KA」なんてきっと人間の生身の身体を使ったパフォーマンスの限界で勝負してる感じだった。

連日連夜の不夜城での生活は本当に寝る時間が無いほど充実していた。ホテル内にあるスパに行った時に面白い事が。ホテルの別館のスパタワーに北川悠仁と行ったのだがそのエレベーター口で係員に注意される。「何処に行くんだ?」「俺たちはスパに行くんだ!」「スパはここには無い!!」「えっ!でもスパタワーだろう。俺たちはスパに行くんだ!!」「だからスパに無い!お前さんの部屋は何処だ?」こんなやり取りの後、もうひとりの係員が付いてこいと。結局僕らの英語能力は通じなかったと嘆きながら大男の後ろを付いて行くと角を曲がった本館との部分の入り口に「スパ」の文字。えっ!って感じで「サンキュウ」の連発、、。羞ずかしいな〜。

それから一獲千金の夢のカジノの話。僕は全くの賭事をしない人間。負けるのが悔しいのと負ける自分が嫌なので賭事が好きでは無い。サッカーとかで飲み物とかを賭けるとかはやってるけど、、。Las Vegasはカジノの街。我々はハイローラー。そんな気分もカードゲームでお金をチップに替えるとお金の感覚が一瞬に消える。100ドルが最低の始まりって感じ。5ドルが最低って感じで上限は無しでどんどん勝負して行く。そのテーブル毎で最低限のルートがあり100ドルなんてテーブルもある。我々はハイローラー、、。僕などはその後にLos Angelesに行くのでキャッシュが必要で、何て言い訳しながらもテーブルで負け、スロットで負け。負け負けである。勝ちたくなるが大事なのは勝った時に逃げる。これに尽きるのだが勝てないのだ。ベラージオのカジノは映画「オーシャン11」でも登場するくらい有名で我々貧民なんて相手にしてないのだ。そうハイローラー、、。ある晩(もう朝の3時位だった)我々は向かいのホテルのパレスに向かった。遠征したのだ。ベラージオは敷居が高いから別のホテルでやれば勝てると。色々なショウを観に行ってるし食事でも出歩いてるので遠征も大事だと。結果はベラージオ以上に完敗でした。

怒濤のLas Vegasで4日間を過ごしてから日本に戻る前にLos Angelesへ。4年振りでやっと来れたって感じ。旧友にも会う予定だしあのベニスビーチに早く行って寝たい。そんな懐かしい気持ちでLos Angelesの街をひとりレンタカーで走り回るのだが渋滞ばっか。この何年間でロスは人口増加で大渋滞が多くなったみたい。いつも泊まるモーテルに無事着いて旧友達に連絡。実はこの日だけが晴れてた。ベガスからの移動とかもあり疲れていたのでひと眠り。夜旧友のシュンとジュンちゃん夫婦と食事。ベガスがあまり美味しい食事が無かったのでロスでは徹底的に日本食を食べたいとカレーライスを食べに行く。やはり世界中で日本食が一番美味しいと思う。食事が盛り上がってるその頃からロスは雨。この雨が帰るまで止まない雨とは、、。

二日目は以前texsanを買ったNorman's guitarとマッケイブスに行く予定。勿論、guitar centerにも行く予定。この何処に行って何をしようかを考えて実行するのが楽しいのだ。今回はあまり事前調べをしてなかったので過去の情報を頼りに、、。でもインターネットの発達で部屋で繋ぎ放題なので調べる事が出来るのは嬉しい。朝はパンをホテルのサービスで食べる。ここでパンを食べてから94年のワールドカップは始まった事を思い出す。懐かしいし時の流れを感じる。この日は1日中車でドライブ。夕方ジュンの家に食事を食べに行く。ノースハリウッドにある一軒家。いかにもアメリカらしい素敵な一軒家だった。2歳の息子ともう3ヶ月後にもうひとり息子が生まれると。生まれ育った日本を離れて遠くアメリカでの生活そして結婚。そして子供の育児と家を買って生きて行く事。僕には想像出来ない戦いがあり頑張りが必要なんだろうと。昨日のシュンも同じだが皆日本で生まれてアメリカに来てそのまま帰らずこの地で仕事を見付けて働き結婚してるのだ。僕はこの連中と会う為にロスに来るのかもしれない。僕も頑張れと!!

三日目。やはり雨。念願のVenice beachに行くが雨が強く車さえ降りずに帰ってくる。今日は何をしよう。ギターはこの4年間で相場で大体5万円は高くなった。欲しくなるギターも無く今回は買いたい病は出なくて良かった。雨だし行くあても無いのでサッカーショップを探して行く事に。結果的にはこれも良いものが無かった。残念。少しずつ歯車が狂ってる感じ。車の運転だけは気をつけよう!疲れもあったので僕には珍しいがホテルで休む事にした。早速電話がなりKOちゃんから。しっかり音楽業界から足を洗い今では会社員の彼。エリートの如く忙しくしてて彼女と近々結婚が決まったと。マジかよ〜!でもおめでとう。時の流れは早いね!4年前にさんざん行った飯場(場所は変わったけど)に行って晩餐。話が盛り上がり5月に結婚式をやるので来ないかと誘われる。来ようかな〜。

いよいよ日本に帰る日。雨のロスの朝、落ち着いてフリーウェイに乗り気分もすっかり帰路モードで運転してたら何故か10号のイーストに行ってしまう。さぁそれからが大変、一気に焦りモードに転化。兎に角高速を降りてやり直そうと思い、降りたが場所が全然判らない。地図を見て冷静に判断すれば良いのだが、気持ちばかりが先走り焦って何も手に付かない。知ってる道に出れば何とかなると車を動かすが住宅地へ。最悪!!それでもやっと大きな道にたどり着き少しは落ち着く。地図を見ながら現在地を確認。やっと冷静になって高速に入り直し405へたどり着く。空港出口で無事着いたと思ったら今度はレンタカーの場所が良く判らない。グルグル回るけど目的のアラモがない。ここでも気持ちばかりが先走る。冷静になれないんだよね。パニクると!!やっと大きな道に出てやり直す。今度はばっちりたどり着いた。
全く何やってるのやら、、。これでロスは自分の庭だとは言えないね!!一人旅は時として何かが起こると大変。冷静に考えていても気持ちばかりが先走る。振り返った時、あの時の焦った事とか上手く事が進んだとかを思い出しながら考える。何事も無事こそ大事なのだ!!



旅はいろいろ勉強させられます。そしてやはり自分の足で動かないとダメですね。ラスベガスでもキャシーさんをはじめアルバート、ダンという本当に会えない方々にも会う事が出来、また行く時には是非会いたい。本当に凄い人達でした。生きる事、それは出会いでどれだけの良い人材に出会えるかだと僕は思う。良い旅が今回も出来て幸せだった。まだまだロスに居残りたい気分だったけど僕の生きる場所はまだきっと日本なのだ。いつの日かロスで生活もしてみたいが日本でまだまだやる事があるから日本で頑張るのだ!!

                                     2005年3月1日午後5時。目黒の事務所にて