2001/1/7 21世紀の始まり

いつの間にかお正月も終わり名古屋のホテルでこれを書いてます。

昨年の12月からの身体の不調は相変わらずで、こう毎年毎年年末に体調不良があるともう諦めモードになってしまいます。それでも年末、大阪で仕事納めをしてからライブを観たり、恒例になったサッカー観戦の日々を友人達と送り、久々の実家での生活はお風呂、食事ありでおまけに規律正しい生活が出来て良かった。それなのに体調だけは全然良くならないのはどうしてなのだろう。

まず、天皇杯はいろいろあったけど真面目な清水が負けて、鹿島がジーコの教え通りの勝負への執着心で勝ったって試合だった。小笠原の1点目は良いとして、鹿島の2点目は少し疑問が残った。清水の市川が清水ゴール前で倒れていて、ボールが中央付近まで蹴り返しされた場面で、試合を中断しなかったから。難しい判断だったけど、、。確かにボールは一連の動きで止まってなかったけど、市川の倒れてる場所がゴール付近だったので、問題だと思う。それはオフサイドを取れないからだ。案の定ゴールした鈴木はそこを狙ってたし、現実に得点したし。布施レフリーは1点目とこの2点目とも鹿島有利に吹いたと言われてもしょうがない気がする。1点目も自信を持ってゴールした瞬間にしっかり笛を吹けば良いのに、何か躊躇したように見えたから余計に感じてしまった。結果、小笠原の文句なしのボレーで決まったわけだけど、清水ファンは納得できないだろう。清水は良いチームだけどいつも決勝で引き立て役に回ってしまう気がする。

高校サッカーは東京の帝京が予選で負けてしまったので、市立船橋(市船)に注目した。毎年組み合わせが発表されるとどの試合を観に行くか決めるのが楽しいものだ。今年は市船が前回優勝の特権で予選免除だったため、いつもは千葉会場が多いのだが、今回は初戦を国立競技場、2回戦を等々力で戦ったので観に行った。そして、この2回戦で大番狂わせが起こった。高知県代表の初出場の明徳義塾(明徳)がPK戦ながら勝ってしまったのだ。高校サッカーは決勝以外は延長戦が無く、引き分けはそのままPK合戦になる。だから、強いチームが後半20分(高校は前後半40分ハーフ)を過ぎて引き分けてると強引な戦法に切り替えてくる。攻めを強くするのだ。だが、1度ハマッタ試合の流れはそうそう変えづらいのだ。

この試合、市船の布監督は残り20分で普段ボランチの永井とセンターバックの中沢をトップに上げた。上手い選手をトップに上げてしまったので市船のボールが左右に散らずにミスが多くなる。上手い選手にボールが渡らない。動き出す選手がいない。ボールがゴール前まで来ないのだ。それで慌てるから余計にバランスも悪くなり攻めの形が出来ないまま時間が過ぎていく。そして、明徳の段原監督は残り5分でゴールキーパーを代え、親指を立てベンチの他の選手に笑顔振りまいた。ベンチのサブの選手も引き分けPKを狙ってる。だが、キーパーを代えた途端、市船のビッグチャンス。でも、かなりの運も味方してスクランブルのボールはキーパーの手に収まる。何たる強運。勝ちとか引き分けを狙うと最後の最後に狙いが外れることが多いのだが、、。

そして、試合時間が無くなった時、明徳にビッグチャンスが生まれた。市船の守りが薄い所に良いボールが出る。ゴール前での決定的チャンス。ここで市船の選手が後ろからかなり激しい強引なタックルをした。当然イエローカード、もしくはレッド(退場)カードでもいいくらいのファール。ボールはタッチにけり出されたが、何とそのままスローインになってしまった。おかしい判定だと騒いでると試合終了のホイッスルが鳴る。何だかとても盛り上がった。そして明徳のベンチは笑い顔ばかりなのだ。

PK狙いのチームと勝負で勝ちたかったチーム。結果は狙い通りの試合をした明徳義塾が勝った。PK用と思ったキーパーは意外にも全然反応は良くなったけどね。最後の明徳のキッカーが蹴ったボールがゴールして、勝利した瞬間、明徳ベンチ全員がバックスタンドのコーナー目掛けて走った。その中で猛然と走る段原監督のその早さ!!現役選手をも抜き去るその早さには本当に驚いた。このチームの団結力を見た気がした。段原監督、惚れた!!良い!!このチーム面白い!!

次の日(1月3日)楽しみな段原監督率いる明徳を期待して観に行ったのだが、残念ながらあっけなく負けてしまった。正月、帰省して体調を崩していた小池光洋がこの日から観戦に加わったが、段原監督の魅力は最後まで理解できないでいた。

その日の夜のアクセンチュア・ドリームサッカーは酷かった。参加出場選手が当初の予定選手と全くと言っていいほど違ってしまい、最後の期待のロマーリオまでが来日はしたが試合には出なかった。マテウスは観れたけどドイツの選手だからね。ハジにしろジダンにしろ他の観たかった選手も来ると期待だけさせるのは良くない。もっと確実な情報を発表して欲しいし、そうすべきだと思う。確かに日本韓国の連合軍ってのは魅力だけど、それって真剣な試合では決して無いわけで、、、。外国人選手もこの真冬の日本のそれもナイターではケガが怖くてとても本気でサッカーをするとは思えないし。時間があったから行ったけど4000円のチケット代は高いと思った。


サッカーの話が長くなってしまったが、楽しい正月だった。そういよいよ21世紀が始まったようです。12月の時点では今世紀最後と何かと言ってた感じがしたけど、本当の年末になっての大晦日に地元での小中の悪友達と飲み、迎えた21世紀になってみたら、あまりにも何もかも変わってないのです。ですが、僕は相変わらず体調が悪く、今年は何故か年を越してからも体調が優れません。それでも昨日から仕事始めなので頑張ってみようと思うのですが、いまいち調子が悪いです。どうしてなのでしょうか?体調管理はしっかりしないとダメですね。

さて、今年1年はどんな年になるやら。前を向いて頑張って行くことには毎度変わりません。自分に素直に生きていこうと。誰のためでも無くまず自分のために頑張っていこうと思います。

それから「ゆず」の多くのファンの方々からメールをいただいております。その殆どが励ましとか感想とかで本当に嬉しく思います。自分達の頑張りが結果としてどうみなさんに伝わっているのか?それはとても重要な事だと思います。観客の一人ひとりの感性は違うものです。多くの方々に「良いライブだった」と言われるライブを目指していきたいです。ライブはやり直しがきかない怖いものです。だからこそ真剣になるんだと思います。メールをいただいた方々に返事が出来なくて本当にご免なさい。この場を借りて「ありがとうございます。」これからも気が付いた事、感じたことなどあったらどんどんメールして下さい。真摯に考えていこうと思っております。

「トビラ」ツアーもいよいよラストスパートです。まだまだ感動するライブを目指してみんなで最後までしっかり頑張ろうと思ってます。

今年1年が皆さまにそして僕にとっても良い1年に成りますように。

そして今世紀もより一層宜しくお願い致します。


                                 2001年1月7日午前3時。名古屋のホテルにて