僕が始めたきっかけ

僕はダイビングを始める前、ウインドサーフィンに熱中してました。

ウインドサーフィンの魅力はスリル・スピード・瞬間技が決まった時の自己満足。

ボードは3セットも買い換え百数十万円をつぎ込んで、

毎週せっせと海に通っておりました。

ところが、やがて体力の衰えが。

ウインドサーフィンはけっこう重労働だったのです。

そこで、スピード・スリルよりも、ゆったりとリラックスして、

体力を使わずにのんびりと出来る海の遊びは無いかしら?と考えました。

そこでダイビングなんかどうだろう?と。

思い立ったら、すぐに行動!講習を受けてみました。

学科講習・・・それまで全く知らなかった海の中のこと。

興味深い内容ばかりだったので楽しかったです。

プール講習・・・ウインドサーフィンで海には慣れていましたから

「ダイビングなんか簡単さ」と、うぬぼれていました。

ところが、プール講習を受けてみたら、ちょっと自信喪失。

1回目から、そんなにうまく自由自在に潜れるわけはないのですね。

気をとりなおして、不安と期待と半分ずつで海の講習へ行きました。

初めての海での講習、潜る前は少し緊張しました。

そして潜り始めた瞬間、

目からうろこが落ちるとは、このことです。

それも何枚もいっぺんにうろこが落ちました。

言葉ではうまく言い表せない気持ち、

それまでに感じた事のない感覚、

海の中にいる感覚、

何故かはわからないけど、何かとてもすごい!と感じました。

 

ダイビングの魅力ってなんでしょうね?

空を飛ぶ気分、宇宙飛行士になった気分、

日常と全く違う所に全身を浸すと頭の中はカラッポになる、

海の中の断崖絶壁や洞窟では隠れていた本能が目をさます、

自然が創った芸術に圧倒される、

さまざまな生物を見て感じる命の不思議さ。

水族館で見るのがテレビの世界なら、360度の本物の海は生・ライブの迫力。

でも、いくら言葉で説明してもムリなのです。

ほんとに残念なのですけど、こればっかりは実際にやってみないとわからない。

やった人だけがわかる快感、優越感にひたれます。

きっかけはささいな事でも、ダイビングには

人生を変えてしまうほどの魅力があります。

 

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