■ミラノ・Duomo
前夜、真っ暗な中をタクシーでホテルに向かい、そのままチェックインしてばったり寝た・・・かどうかは記憶にな いけど(笑)、翌朝からのホテルでの朝食はミラノ滞在中の楽しみのひとつになりました。それにはまた後ほど触れることとして、さっそくDuomo広場に出て行きました。
ホテルの方からDuomoに向かって歩くと、最初に見えるのがこのアングル。この写真を撮ったのはミラノを発つ日の朝ですが、初めてこの建物を見たとき、私は唖然としてしまいました。
ヨーロッパのすごいと思ったところは、こうした徹底した美意識に基づいた芸術品が、何百年も失われずにあり、かつ人々の生活に根づいているということです。この教会は現在も現役ばりばりで(ミサなど通常通り行われているようです)、その存在感を十分にアピールしています。あまりに大きいので、目にするなと言われても難しいですが(^-^;
日本の場合は建材や気候などの事情によって、私たちが気軽に利用できる状態ではなくなってしまうのでしょうから、それはそれで仕方ないけど「もし私が小さい頃から日本の伝統的なお寺や美術工芸品など贅を尽くしたものにふれて育ったら・・・」と思わずにはいられません(こういう教会には、入場料はありません)。
この「贅を尽くした」というのがポイントだと思います。単なる金満主義ととるか、土地の領主や教会が(領民や信者をコントロールするのが目的だっ たとしても)パトロンとなり、当時の芸術・文化を豊かにする役割を担ったととるか難しいところですが、私はこれらを設計し制作した芸術家、技術者達の幸運さを思わずにはいられませんでした。
(限度はあるでしょうけど)理由は何であれ人間が(だからこそ?)こんな素晴らしいものを作り上げられるということを証明してくれていることに感激しました。
まん中の一番高いところにあるのは、金色のマリア像で、この教会の象徴的存在でもあるそうですよ。 |
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まさかこんなことを一瞬で考えた訳ではありませんが(^-^; とにかくびっくりしましたーー。建物の外装に使われているのは大理石です。ドイツなどの教会で私がみたものとは確実に雰囲気が違うと思いました。あさはかな言い方をすれば「おっしゃれ〜」と思いましたし(感性のレベルがばれますね)、そのデザインやパーツにラテン的有機性というか、自由さを感じました。
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上の光景を見て、それからすぐに目を惹かれたのが左の窓の装飾です。
優美で、たなびく布が描くような柔らかなライン、それぞれが無理のないフォルムを持ちながら、それに続く別のフォルムに自然に続いていく完結した曲線。何だかえせ評論家みたいな口調になってしまいましたが、これは本当にじっくり見ても「あら」のない見事な作品だと思いました。これを見て、その形に圧倒され「ああ、これがイタリアなんだ」と、実感せずにはいられなかった、というのがそのときの正直な気持ちです。
また、イタリア人の感性が求めているものが、日本などとは違うんだなあ、とも思いました。「ほんとーーーに違うー」と強く思いましたよ!ヨーロッパの他の国を見て歩けば、逆に「流れ」というものが見えてくるのだとは思いますが、最初にこれが見られて良かったと感謝してます。
余談ですが、私はどうも「ちょっとマイナー」なものに惹かれる傾向があるみたいです。考えてみたら、これはDuomoの裏側なんです(^-^; 言ってみれば「裏窓」?
でも、これくらいのところでじーんと感動できてよかったです。だって、これから先は、見るものの種類と数が多く、かつ規模が大きすぎて、ひとつひとつゆっくり感動に酔いしれる余裕はありませんでしたから。それをしようと思ったら、1日6時間通っても、3日か4日はかかると思います・・・! |
そんなことで、横を向いてDuomo初対面に感動しながら、建物の正面に向かいました。そこは広々としたDuomo広場、多くの人でにぎわっていました。
これが正面側です。でも、写真の左右にはまだファサードが続き、写真の下側にもまだ建物はあるのです。大きすぎておさまらなかったのにびっくり(けっこう近くから撮ったこともありますが)。
裏側だけで驚いていてはいけなかったのです。表もひたすら、力を抜くことなくきっちりと装飾されています。装飾は装飾なのですが、神の栄光を表わすためのものなのですね。クリスチャンであってもなくても、ど肝を抜かれる迫力と美しさです。
この後、中にはいってステンドグラスなどを見てまわりました。
この旅のよかったところは、好きなところに何回か通えたこと。全体の時間から、そう多くの場所には行けませんでしたが、自分の目で見て気に入ったところにふらっと行けて幸せでした。
おまけ画像は、この後食事をしてから、じゅんさんとぷる@さんが入ったアイス屋さんの店先♪ おいしそうでしょ??
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Duomoのことはもういっぱい、と思っているかも知れませんけど、まだ続きますよ〜〜(笑)
別の日にエレベーターで上に昇って、細かい装飾の数々を見てまわったのです。やっぱりDuomoは2回シリーズになってしまいましたねー。では次回をお楽しみに! (2001.2.4) |