1999.9 〜 最新

秋からの独り言

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9/1
美術部合宿

恥ずかしい話だが、大学を卒業してから多分初めて、じっくり絵を描いた。先日、出身中高(一貫教育)の美術部の合宿にOGとして参加したのだ。大学で絵を勉強していた私だが、卒業してからは殆ど描いていない。描こうとした時期もあったが元来ののんびり気質のせいか、ハングリー精神が絵に向かわなかった。
参加した合宿では一部の生徒に「(先輩ではなく)先生」に間違われたりして「こりゃちゃんと描かねば」とあせったのだが、何せ筆がいうことをきいてくれない。みんなの前で描いた絵を公開しなかっただけ救いだったが、一人でけっこう冷や汗をかきながらスケッチブックと格闘していた。
この美術部では、夕食後「クロッキー大会」なるものを開く。これは5分や10分という短い時間で素早くスケッチをするもので、参加OGがモデルになることが恒例となっている。他のOGと共に私もモデルになり、立ったまま、座ったまま、寝たままジーっと動かないでいた。「描いて面白いだろう、勉強になるだろう」というポーズを考えたりするのも楽しく、頭も使う体験だった。
大学を卒業したのが何年前かって?それは聞かないこと(笑)

9/4
美術部合宿2

前回は合宿であせった話をしたが、全体的にはとにかくリラックスできて楽しかった。
朝10時頃から夕方6時頃までは、外でスケッチをする。まず描く対象を決めてスケッチブックを開き、鉛筆でデッサンをしていく。風景を描くにしても、すぐ近くの植物や白樺を描くにしても、陽射しの当たり方がどんどん変わっていくので、影のいれ方などは難しい。でも小鳥たちの声に、つい手を休めて聞き入ってしまうこともあった。高原といっても山の中だったので、さえずる声が谷あいに響いていた。
また、私が描いていたのはペンションの厨房のすぐ近くだったので、午前中は昼食の、午後は夕食の献立の匂いがただよってきて、なかなか楽しめた(笑)。
夕食の後くらいから、そのペンションがベランダで餌付けをしている「アナグマ」が餌を食べにやってくる。けっこうまるまる太っていたなぁ。
夜は中学生たちが企画した「恐い話」(効果音をテープに入れ、台本もある本格的なもの!)を聴く会などが催された(笑)。でもラジオドラマみたいで面白かったな。
現役の部員達がこの合宿で描いた絵は、秋の学園祭で展示されるとのこと。きっと観に行こうと思っている。

9/10
NOSライブ

一昨日、ボサノバのライブに行ってきた。
宮野弘紀というギタリストと、同じくギターとボーカルの中村善郎が定期的に行っているボサノバ・ナイトという企画らしく、ライブハウスの客席はほどほどに埋まっていた。ゲストはパーカッションの仙道さおり、トロンボーンの村田陽一。
私はジャズギタリストのジム・ホールやボサノバが好きなので、楽しみにしていた。とくに、パーカッションの仙道さんは若くてかわいい(笑)のに実力があるという話をきいていたので興味があった。(私も一応、学生の頃ドラムを演奏してたし…でも張り合おうという気は全くナシ。当たり前か!)
すごかった。最初はおしとやかな演奏だったが、ファーストステージの最後の曲のパーカッションソロのときなどは、ボンゴをひっぱたく!ひっぱたく!という感じで驚いた(^-^; 私もボンゴをもっているのだが、あんなに乱暴?に扱ってよいのか、と得心した(笑)パワフルな演奏で、聴いてる私も気分が晴れたのだった。
ギターが2本というのも私にとっては珍しい編成だったが、その幅広い魅力を味わうことができた。トロンボーンの入るボサノバもしっとりしてて、よかったなー。
夏の専売特許みたいなボサノバだけど、冬もどこかで演奏するのかな?

9/18
今週のライブ

何と2つのライブに行ってしまった。私にしてはかなりの行動力(というか元気)である。部屋のカレンダーには「行きたいライブ」が大体毎日書き込まれているが、どれにも行かずに一週間が終わる場合もある。行ってもせいぜい1つ。今回の2つは、ヴィブラフォン赤松敏弘さんのバンド、それと昨夜の南博さんのピアノトリオ(りんくで紹介しています)。
ヴィブラフォンは憧れの楽器(自分が演奏するというのではなく、音色や響きが好き)なのでいろいろとチェックしているのだが、赤松さんのにタイミングよく行くことができた。オリジナル曲を中心にステージが進んでいった。ひとつ、と〜っても私好みの曲があったのだが、理由を考えてみたら何のことはない、(私にとって)とってもジム・ホールっぽいという曲だったのである。私のハマり具合もこれでお判りでしょう(笑)
バンドのキーボードは、りんくのページで紹介もしている新澤さん。かっこいい、お茶目、ロマンティック、など様々な顔の演奏を私達にみせてくれた。私と同世代(一応、世代ね(笑))ということもあり、感覚も共通するところが多いのかな。
そのステージで途中、ヴィブラフォンとピアノのデュオの演奏がはさまれた。そのゲストピアニストに私は圧倒されてしまった。ユキ・アリマサさんという。ちなみに男性だが、そのテクニックや音楽性にぐんぐん魅きこまれてしまった。赤松さんも、ご自身のバンドの演奏のときとは違う一面をみせてくれた。この演奏を聴けてとてもラッキーだった。
そして、昨夜の南博トリオのライブも良かった。CD発売先行ライブで、アルバムに収められている曲も演奏してくれた。Ladies in Mercedes (S. Swallow) や Change the World (E. Clapton) なんか、かっこよい〜〜。30人も入ればいっぱいのライブハウス(元ピザ屋さんだけあってピザがおいしい!)に、なぜか若い女性ばかり。演奏もさることながら、そのちょっとニヒルな魅力にしびれる女性が後を絶たないのかも…(^-^;
演奏にはあまり関係ないが、ベースの安ヶ川大樹さんはジャズ研時代のベースの男の子に顔が似ている。演奏を聴いていても、どうも彼を思い出してしまう。楽器も同じだから「あ、今の動作はやっぱり似てる」「顔じゃなくて動作なのに「やっぱり」って何?(^-^;」とか思ったりして。
ドラムの岩瀬立飛(たっぴ)さんは、明るいきれいな音。ジャンベ(でいいのかな?話していたのを聞いただけなので…)という胴部分を足ではさんで演奏するコンガのような打楽器も持ち込んでの力演だった。
来週も再来週も再々来週も、ライブはそれぞれひとつは行く予定。

9/22
LowBlow Live

昨夜行ってきたが、どうも難しかった、というか不思議なライブだった。透明感のある音を出しつつも、ぎゅいんぎゅいん弾いているギター、モロジャズ(シンパルの位置が低く音色も地味で、派手なフュージョンとかはやらなさそう)のドラムが攻めまくる、めくるめく変拍子。とっても楽しそうに弾いているバンドリーダーのエレキベース。その他管楽器やヴィブラフォンが絡んでいく……。確かフォービートは殆どやらなかったんじゃないかな?実験的な曲のようにも聴こえるけど、目を閉じてみるとまた違うサウンドが聴こえてきたりと、面白いライブだった。前に座っていた人のタバコの煙がちょっとキビシかったけどね(笑)

アリマサさんライブ情報

立川のジェシー・ジェームズ(042-525-9360)というライブハウスで10/21にライブがある。ゲスト出演だが、ギター、ベースという構成なので、私はとても楽しみにしている。私の会社は同じ東京でも正反対の方角。終業後、東京を一気に走り抜けて行くことになるなぁ。

9/25
秋分の日の出来事

この日は前夜から飛ばしていた。Macとオペラに詳しい人とチャットでいろいろ話をした。ATOK8を一時あきらめてWXGなるソフトをダウンロードしたり、「仮面舞踏会」の話やらなんだかんだで盛り上がり、寝たのが明け方4時近く。なのに翌日(というか数時間後)には家族そろってお墓参りなのでむりやり起きる。天気が良かったのは嬉しかったな。思ったより眠くなく、お昼ご飯もおいしく食べた後、オペラを観に行く私は家族と別行動。
まだ時間があったので、近くのサントリー美術館へ。ちょうど国宝「信貴山縁起絵巻」が公開されていた。学生時代に「模写」の授業というのがあったが、実はこの絵巻物のワンシーンを模写していたのだった。展示されていたのは本物そのものではなく、精巧な印刷(だよね?)だったが、大学にあったものどどう違うのかな・・・?と美術館を出た後思った。オリジナルはぼろぼろだから到底動かせないのだろうけど、印刷物でも国宝と宣伝していいのかな?まあでも、そのあたりのことはあまり気にしないことにした。とにかく良かったのだ。見応えがあった。「あれ欲しいなぁ」と本気で思った。
初台までぶらぶらと電車を乗り継ぎ、新国立劇場でオペラ「仮面舞踏会」を観る。午後3時開演、6時すぎの終演だったが、私のパワーもここで限界を迎えた・・・。寝てしまったのだ(笑) 以前にも上演中に寝てしまったことがないとは言わないが、あの○○ー○の一番かっこいいアリアの半分以上を聴いていないというのは、周囲からどんなに罵倒されても仕方ないと思われる(^-^; しかし、終演後のカーテンコールでは席を立った中老年の紳士淑女たち数十人がオケピットの前にまで押し寄せ、舞台のオペラ歌手たちに向かって身を乗り出したり手を振ったりしていた。2階席にいた私には、ちょっと不思議なロックコンサートのように見えたのだった。
なかなか刺激的な一日であった。

10/2
4つ目の指輪

やっと行ってきました、彫金教室。どんなものにするかも決めていず、時間もいつもより少なかったのですが、今回はなんと、先生の手を借りずに蝋型を仕上げることができました!
教室として借りているきれいでこじんまりとした喫茶店の一室で、やはりマックユーザーの先生(工房NAO: リンクしてます)とマックな世間話をしばらく交わし(手はほとんど止まったまま)、やっと「こんな感じで行こうか」と方針決定したのが多分午後1時過ぎ。それから食事をするという友人に付き合ってコーヒーを飲み(作業はしてない)、「中庭に移って作業しようか」とその友人と場所を引っ越しし(当たり前だけど…やってない)……と何をしにきているんだか(笑)タイムリミットの4時半までに型が仕上がるのかと危ぶまれていました(^-^;
でも!それからがさすが私です(うそ!)。さすがでも何でもなくて、基本的に集中してやる作業なので、みんなで時たまおしゃべりしながら、それぞれの型を作りあげていきました。
嬉しかったのは、いつも先生に形を整えてもらったりしていたのが、今日は最後まで一人でできたこと。その蝋型は先生に預けてあります。しばらくすると銀になったものが送られてくるので、それを磨いて仕上げるのです。楽しみです〜。
年内をめどに、今まで作った指輪の画像をアップする予定です。

10/11
「音楽の秋」特集

行ったライブのこととか、最近聴いているアルバムのことなどまとめて。

1. 向井滋春 4 Trombones Live at Someday
9月末、新大久保Somedayでのライブ。実は従兄弟がトロンボーンを吹いているが「ジャズライブに行ったことがない」というので、私が連れていったという訳。私自身、管楽器主体のライブというのはあまり行かないので、向井さんの演奏は初めて。
4管で同じ楽器、そしてトロンボーンの柔らかい響きのアンサンブルはとんがっていず、かつ迫力がある。内容は、メンバーのアレンジによるスタンダード、向井さんのオリジナルなど。私の大好きな曲「Beatrice」もかっこいいアレンジで演奏され、すっかり喜んでしまった。またソロの演奏スタイルも、4人の違いがはっきり出ている。そんなことを感じながらあっという間の2時間半だった。ジャズライフ誌巻末のライブスケジュールで確認してみると、このグループでの演奏はわりと頻繁に行われているらしい。トロンボーンは「気は優しくて力持ち」な楽器だと思っていた(笑)が、今回はそれに「かっこいい」が加わったのであった。
ちなみにこの日は、中日優勝が決定した日。向井さんが、トロンボーンから「祝 中日優勝」の紙(トイレットペーパーか?)を吹き出し会場は大いに沸いていた(笑)

2. Quiet Leaves Live at Someday
次に行ったのは、またまた新大久保Someday(笑)しかも中3日しか経っていない。ホントに「通ってる」感じがしたのだが、今回は夏から通っているグループのCD発売記念ライブである。リーダーの新澤健一郎さんのサイトに詳しいが、コンセプトは「ヨーロピアン・サウンドを追求するアコースティック・バンド」。雑誌のアルバム評や聴いた人の感想などにも「ECMのようなサウンド」という言葉が多く出てくる。曲はメンバーのオリジナル中心。難しげなもの、クールなもの、しっとりとしたもの、などバラエティに富んでいる。
しかし!ライブはかなり熱い(笑)。実は疲れきった状態で行ったのだが、1曲目から飛ばしている演奏だったので正直言ってつらかった(^-^;。でも不思議なことに、1ステージ目が終わる頃には、すっかりリラックスしていたのであった。ウォッカライムのおかげもあるかな?
今回の「アルバム発売記念ライブ」、休憩時間は大サイン会と化していた!私はといえば、メンバー全員のサインは勿論、別のアルバムを持っていって、該当メンバーにちゃっかりサインしてもらった。ミーハーだなぁ(^-^;

3. DuoRama
最近発売されたこのアルバム、布川俊樹(g)、納 浩一(b)のデュオ演奏が収められている。布川さんは、別のサイトでもよく名前が出ていたこともあり(実はとても有名な方)、時々彼のサイトを覗いていた。そうそう、「俊樹の部屋」というのがとくに面白くて…と脱線しそうだが、9月末、そのサイトで新アルバム「DuoRama」から1曲が聴けるようになっていたので、さっそく試聴することに。ひたすら明るくのんびりしていて、幸せになれるような曲だったので割と期待してアルバムを買い求めたのである。
これはかなり私好みだった。アンバーで「うねり」のあるバラードなどもあり、ジム・ホール好きの私の心のツボにはまったようである。山梨県の山荘で録音されたらしいが、音と音の間に新鮮な空気が満たされている感じがする。また、2人のオリジナル曲で構成されているが、これまた良いのである。しかも、このアルバム発売記念ライブに「最近のマイ・ブーム」のユキ・アリマサさんが出演されるという。これは行かない手はない。ということで、10/21は職場から立川まで東京横断。11月初めには、アルバムのゲストであるパーカッショニストを加えてのライブも六本木PitInnで予定されている。

ということで、今回はここまで。他にも行ったライブや私がとても楽しんでいるアルバムなどがあるが、また次回(うーん…来週か11月)に…。

11/23
Jim Hall Week

ついに始まった!年に一度のお祭り・・・とまではいかないが、その来日を知って狂喜した「ジム・ホール」のライブがブルーノート東京で1週間にわたって行われる。まさか毎日通うわけにもいかないが、人よりは多く行く予定だ(渋い、マニアックだと言われる・・・)。さっそく昨日の第一日目のことを、演奏以外の視点から簡単にご報告したいと思う(詳しいことは最終ステージの後にたっぷりと・・・)。

まずは座れた席がラッキーだった。会場に着いたのが8時半(予定されていた開場時刻)で、整理券番号は44。当然ジム・ホールの立ち位置のまん前は占領されている。「なるべく前がいいんですけど・・・」と言った私に、お店の人は「禁煙席でしたら・・・」とぐんぐん前に進んでいく。何と、一番前!ちょうどドラムの前あたり。おかげでドラムのテリー・クラーク(この人とジム・ホールの付き合いは長い)やサックスのクリス・ポッターの演奏を間近で楽しめたことは勿論、客席に向かって正面ではなく、ちょっと斜めに立っているジム・ホールを殆ど真っ正面から見ることができて、ホント幸せだった。それに、ステージかぶりつきで楽しむ場合は音量的バランスをそう重視してはいけない(笑)と思うので、その辺りも個人的には問題なしだったのである。

ステージは6曲、アンコール1曲を加えて約1時間半だった。
初日だったせいか、ジム・ホールは機材(足でふむもの、名前を忘れた・・・)に慣れていないように見えた。思い余って、しゃがんで手で押したりしているのを見て、その動作に思わず心の中で微笑んでしまった。彼はかわいらしいのである。アンコールに応えてステージに戻り、客席に向けた笑顔が最高♪私もつられてにこにこしてしまった。またなぜか、MCでしゃべるときはしぶい低い声なのに、小声でメンバーと打ち合わせするときはけっこう高い。確かに高めの声のほうが、小さくても通りやすいのというのはあると思うが・・・。それにしても声色が全然違う。それでどうだ、ということではないけれど、昨日気になったというか「そういえば、前からそうだったなあ」としみじみ思ったのであった。

うーん、演奏以外のことを書いているととりとめがなくなりそうなので、この辺で。

11/28
Jim Hall Week2

ついに終わってしまった・・・(^-^; 私が前々から大騒ぎしていた「ジム・ホール」ライブ。

まだあまり言葉にはならない・・・今私はジム・ホールワールドにどっぷりはまっていて、(日曜で外に出ていないというのもあり)外界との接触に気を使わなくてよい状態なのである(笑)。この1週間のことをまとめるには、もうちょっと時間がかかりそうだ。
今のところコメントできるのは、ジム・ホールサウンドが健在だったこと、そして一緒に来日したベースのスティーブ・ギルモアと、テナーサックスのクリス・ポッターが素晴らしかったこと。スティーブ・ギルモアのことは全く知らなかった。彼はフィル・ウッズという、これまたジム・ホールと同じくらい長い間、ジャズプレイヤーとして活躍しているアルトサックス(だったよね?(^-^;)の人と多く共演している人のようだが、とにかく「歌心あふれる」演奏だった。ベースというのは大抵、曲の間中演奏しているものなので、彼の音が聞こえてくるだけ、どんどん私の心の中に入り込んでくるのである。この「心に入り込んでくる音楽」に、今年は多く出会ったように思う。ジム・ホールの音楽の再認識、「DuoRama」、またここには書いていないが、マル・ウォルドロンのアルバム「Klassics」もよかったなあ・・・。

ということで、ジム・ホールのライブ感想文は、もう少ししてから・・・。

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