ジャズの部屋 ジム・ホール

勢いで書いてしまいました・・・。やっぱり好きな人については書くことが尽きないですね。


やっぱり、自分の好きなことを書いてみたいと思いました。好きなことと言ったらやはりジャズでしょう。その中でも特に好き(^_^)なのはギタリストのジム・ホール・・・。彼とのなれそめとそれからを、つらつらと書いてみました。

 学生時代にサークルでジャズをちょびっとかじったのですが、高校生の頃から何となく興味はありました。そこである時突然、制服のまま一人で日比谷に「真夏の夜のジャズ」を観に行ったことがあります。確か1960年代のニューポートジャズフェスティバルのライブ映画みたいなものです。有名どころがばんばん出て演奏していました。しかしその頃は何も知らないし、とっても渋すぎてあの雰囲気にはついていけませんでした・・・。その後に続けて上映されたキートンだったかの無声映画の音楽のほうを気に入ってしまったくらいです(^_^;)

 しかし気づきませんでしたが、そのとき私は運命の人と出会っていたのでした。学生になってからもう一度観た「真夏の〜」に彼が出ていたことを知ったのです。
 その名はジム・ホール。この名前を目にするだけで私はちょっとくらくらします。いいんですよね〜〜(^_^) 何がいいって、まずは音。あの柔らかい音はちょっと他とは違います。そして独特の叙情表現。また音の重ね方で独特の柔らかさと広がりを生んでいると思います。時代が生んだハードバップ系のギタリストたち(っていうのも曖昧だけど)とは追求してる音楽性が違うみたい。そしてそれが全然古くない。現在の彼の音楽を知ってから昔の演奏を知ってびっくりしました。「真夏の〜」の頃から路線は変わってないのです。マイルス・デイビスのように時代と共に大きく変化していくタイプもあるのですが、ジム・ホールは自分のスタイルを大きくは変えずにいると思います。というより、どんどん広がっていくイメージがあります。あとは、ライブのとき知りましたがエフェクターやアンプの調節をこまめにしてるんですよね。だからソロをとるときとバッキングのときのボリュームバランスなんかが胸キュン!なのです。みんなそうなのかも知れませんけど。

 彼との2度目の出会い(しばらくは初めてだと思っていた)は、1989年2月のニューヨークでした。1週間の滞在の中でとにかくジャズのライブが聴きたくて、ジム・ホールがどんな人だかも知らずに出かけたスイート・ベイジル。地下じゃなく、木を多く使った暖かい感じのライブハウスでした。そこで彼のバンドの演奏を聴いて「とんがってない、柔らかくてこまやかな演奏だなあ」と気に入ってしまったのでした。その週に3回くらいスイート・ベイジルに通った記憶があります。そのライブはアメリカでリリースされたオリジナル曲中心のアルバム「All Across The City」のプロモーションだったらしいということが後で判りました。その年の夏、日本でそのアルバムを聴いた私の耳に覚えのあるメロディライン・・・。そしてその直後には彼らがプロモーション来日したのです。少なくともプロモーションを兼ねた来日だったと思います。当時できたばかりのブルーノート東京で、私はなけなしのお金をはたいて2回彼らの演奏を聴きました。うーんいいなぁ、懐かしい・・・。「ジム・ホールはもう年配だし、もうライブを見られないかもしれない」などと失礼なことを考えたりしましたが、なんのなんの。その後も数回来日しています。1998年秋にもデイブ・ホランドというベーシストとデュオのライブを行っています。

 ジム・ホールの参加しているアルバムは数多くあります。中でもジャズピアニストの神様、ビル・エバンスとのデュオアルバム「Undercurrent」は名作中の名作とうたわれています。「エバンスもホールもすばらしい!」とべたぼめの評です。私はちょっと違う感想を持っているのですが。それはエバンスよりジム・ホールのほうが好きな人でないと判らない感想かもしれません。いずれにしても、このアルバムにハマッている人は多いはずです。下に私の好きなアルバムをあげてみました。

All Across The City

(Guiter, Piano, Bass, Drums)
私がぞっこんホレているアルバムです。彼や彼の奥さんのオリジナル曲です。情緒豊かな演奏にぐぐっときちゃいます。特にピアノとの掛け合いがよいのですよ〜。ピアニストはギル・エバンスのビッグバンドに在籍していた人です。
Big Blues
(Flugelhorn, Guiter, Bass, Vibes, Drums)
アート・ファーマーというラッパ吹きの人のリードアルバムです。こちらはスタンダードの曲も取り入れてますが「亡き王女のためのパヴァーヌ」をやっちゃうんです。ドラムもばりばりジャズっていうのとちょっと違うスティーブ・ガッド。20年前の録音です。
Subsequently
(Guiter, Piano&Hammond, Drums, Bass, Harmonica, Sax)
All Across〜の系譜のアルバム。ピアノ、ドラムも同じ人です。第1曲目を学生の頃演奏しましたが、「アナザーワールドにいっちゃってる」演奏になった記憶があります・・・。オリジナルはいいですよ!

うーん、ここにあげたのはちょっと通好みの作品かもしれません。ジム・ホール自体しぶい存在ですからねえ。最近、また彼のCDを買い込みました。ここでも紹介したいと思いますー。

(7/24追加)彼との隠れた出会いに、先日気づきました。大学でジャズ研に入った私は先輩からお薦めアルバムをテープにとってもらいました。そのうちの一つがビル・エバンスの「Green Dolphin Street」なのですが、その最後の曲「Loose Bloose」にだけ、ジム・ホールが参加していたのです。ジャズを浴びるように聴き始めた最初の頃に、すでに彼の音楽に触れていたのですね。このアルバムもお薦めです。解説を読んでそのとおりだと思ったのは、ビル・エバンスがマイルス・デイビスのバンドに在籍していたときのリズムセクション(ピアノ・ベース・ドラム)のこの演奏が、いわゆる「叙情派ビル・エバンス」スタイルとも違うよい面を出しているというものです。
では、この他私が最近入手したアルバムからお薦めをご紹介しましょう。
Jim Hall & Pat Metheny

(Guiter x 2)
その名の通り、二人のギタリストのデュオアルバムです。パット・メセニーも有名なギタリストですね。ただし、いわゆる「フォービート・ジャズ」は殆どやっていないと思います。万人向けではないかも知れないけど、落ちつきたいときに最近よく聴いています。

(9/5追加)待ちに待った、という感がありますが、ジム・ホールがとうとう今年の11月にBLUE NOTE TOKYOに来日することになりました♪私は4ステージ予約してしまいました…(^-^; でもめったに聴けないアーティストですからね、奮発です!
ちなみに来年の3月はNYのBLUE NOTEに出演するようです。思いきって会社の休みを使って行く、という手もあるなぁ…(本気?!)


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