カメラページへ資料室 京セラKYOCERA/コンタックスCONTAX CONTAX T VS II
コンタックスT VS II

発売年月日:1997/12/15 150,000円/実勢価格12.8万円/中古価格11.8万円(データバック付きのT VS II Dは165,000円)
画像を見る(85K)。※カタログからの転載です。
キーワード:301g〜400g 135フィルム 2倍ズーム AF(オートフォーカス) 高級コンパクト 生産中止

形式 35mmレンズシャッター式AEカメラ
レンズ カールツァイスT*バリオゾナー28mm/F3.5〜56mm/F6.5(ズーム比2倍)6群6枚 フィルター経30.5mm
撮影距離 0.5m〜∞ 外部パッシブ式オートフォーカス マニュアルフォーカス(目測式)切り替え可能 AFロック 低輝度時AF補助光照射
シャッター 1/700秒〜16秒(プログラムAE時) 1/500以下〜16秒(絞り優先AE時。最高シャッタースピードは絞りにより変化する) 16秒以上の場合はバルブ撮影可能 7枚羽根絞り
露出および補正 絞り優先AE/プログラムAE 測光範囲0.4〜17EV 測光方式/SPD素子による外部測光方式 露出補正/±5EV(1/3ステップ)
フイルム感度 DXコード対応 ISO25〜5000 オートローディング、オート巻き上げ、オート巻き戻し
ストロボ 内蔵固定式 フラッシュマチックおよびガイドナンバー制御式 充電4秒 (※カタログにはガイドナンバーは明記されていない)
低高度・逆光時自動発光、強制発光、発光停止、赤目軽減機能付き
連動範囲:(ISO100)
28mm 0.5m〜3.7m
56mm 0.5m〜2.4m
ファインダー 実像式ズームファインダー 倍率/0.38〜0.68倍 視野率83%
測距フレーム、近接補正枠、、シャッタースピード、露出補正、ピント状況(●と横向き▲の組み合わせ)、ストロボ発光/充電状態、プログラムマーク
電池 CR123AまたはDL123A×1個 50%ストロボ使用で24枚撮り約15本撮影可能
大きさ 123(幅)×67(高さ)×45.5(奥行き)mm
Dモデル123(幅)×67(高さ)×50(奥行き)mm
重量 375g(電池別)
Dモデル385g(電池別)
その他の特徴 ・オートローディング、自動巻き上げ・巻き戻し
・ボディはチタン、フィルム圧板はセラミック、ファインダーは人造サファイア

CONTAX T VSのファインダーを明るく(T VSの3倍)して、ズームレバーをなくし(リング操作となる)、レンズバリアをつけたモデル。機能的につけ加えられたものはない。あの暗いファインダーが改良されたのはいいが、全体的にはマイナーチェンジでしかない。従来のT VSのファインダーを新型に改造してくれるサービスがあればいいんだけど。


1997/12/16
 ヨドバシで現物を触ってきた。改良されたところと改悪されたところがあるようだ。まず、京セラが改良点としてカタログに記載してある変更部分をあげる。

1.ファインダーを明るくした。
 →確かに明るくなっている。実際に使ってみないとこれで十分かなんともいえない。ところが、これには裏があって、何のことはない、液晶表示をやめたために明るくなったのである。ファインダーには近接撮影ではマスクはかからない。代わりに黒いフレーム枠が浮かんでいるだけになった。
2.レンズバリアを内蔵した。
 →あんまり興味がないな。どっちでもいいや。
3.ズームリングを大きく、絞りリングの厚みを大きく取り、操作性を向上させた。
 →代わりにズームレバーがなくなった。これは改悪。ズームレバーの方が操作しやすい。一番いいのは、ズームレバーのリングを絞りリングより小さくすることだったと思う。こうすれば絞りを変えたときにズームリングが回って焦点距離が変わる「事故」は防げたはずだ。
 また、ズームにはやっぱりクリックがついていない。せめて28mmだけでもいいからクリックをつけてほしい。できれば28、35、50mmにクリックストップをつけてほしいものだ。
 その上、ズームリングを回してスイッチをオンにする方式も変わっていない。ズームリングを素早く回すのは難しいのだ。これはとっさにオンにできないということを意味している。
4.パノラマ機能を省いた。
 →当然だろ。

 さて、結局1.だけがメリットだ。3.のズームレバーの削除と4.のパノラマ機能の削除は、うがった見方をすればコストの削減でしかない。値段が安くなって当然である。
 加えて不安要素が一つ。データバック付きモデルはあるが、オプションにデータバックがないのである。するってぇと何かえ? データバックがほしい奴は最初からついてるやつをかわなきゃいかんのかえ? おまけにコマ間データはサポートされていない。困ったもんだ。
 う〜ん、どうも今回のマイナーチェンジは改良点より改悪点の方が多いような気がする。マイナーとはいえ、普通はあとのモデルが上位機種だけど、今回はコストダウンのための機種であるようだ。フォーカスダイヤルの軽さもそのままみたいだし。
 ファインダーに厳しい人でなければTVSのままでいいだろう。
 そーだ、持ったときにT VS IIの方が軽く感じたんだけど、T VSも375gと同じ重量なのだ。バランスが良くなったのかな? 不思議だ。

資料メモ:「カメラ年鑑1999/P31(日本カメラ増刊)」

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