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カメラコレクション  京セラSlim T

スリムT

 現行商品からは外れています。新宿マップカメラで1台目を13000円でゲット、2台目を中野フジヤカメラで14000円でゲット。1台目はしばらく使っていたら撮っている最中に突然巻き戻しが始まるようになってしまったのである。
 35mm、F3.5の普通のコンパクトカメラ。ただし、コンパクトカメラのくせにカールツァイス、テッサーレンズを装備している贅沢もの。
 名前からして、コンタックスT2の廉価版であるのは明白。
 メインスイッチはスライド式で、これをオフ側にしない限りスイッチは切れない。最近のコンパクトカメラによくある、一定時間が来ると勝手にスイッチが切れるというよけいな機能は付いていない。
 フラッシュはボタンでモードを切り替える方式なので、勝手にスイッチが切れないと言うのは結構ポイントが高い。普通、フラッシュのモードを変えても、一度スイッチが切れるとまたオートフラッシュモードに戻ってしまい、いちいちモードをセットしなくてはならない。スリムTではこのわずらわしさがないのである。
 パノラマ機能は付いていない。ISOは50〜3200に対応している。
 写りの方は、さすがカールツァイスレンズである。色抜けもよく、彩度の高いくっきりとした描写が美しい。
 シャッタースピードは1/700〜1秒。昼間や明るい室内で写すという一般的な使い方であればこのカメラで十分である。
 最短撮影距離は35cm。ファインダーは実像式で、実はスリムTの欠点はファインダーにある。ブライトフレームじゃないからダメだというのではない、僕の持っている2台のスリムTは、どちらもファインダーが曇っているのである。2台ともそうだということは、おそらくこのカメラ特有の欠点だと思う(新品をみてないので憶測モード)。
 フイルムを入れるときに欠点がある。オートローディングなんだけど、よく ローディングに失敗するのである。ちゃんとローディングしてくれるまで何度も裏蓋を開け閉めしなくてはならない。
 スリムTはすでに販売されていないので、後継機種のTプルーフの方をお薦めする。


1998/9/19

 このページをご覧になったE川さんからメールをいただいた。なんと、スリムTの トラブル解消法である。
 上記のように僕のスリムTは2台とも「ローディングに失敗する」「フィルムを使いきらないうちに突然巻き戻しが始まる」というトラブルを抱えていた。この二つを一気に解決する方法だ。

ここがポイントやり方は簡単で、裏蓋を開け、右のパトローネ室のうえにあるU字型の金具、これをしたに引き伸ばすようにする。この金具はうえからパトローネを押しつけて固定する役目を持っているが、これが緩くなるとパトローネががたついてしまい、これがトラブルにつながるというわけである。
 左の写真で○を付けた部分が問題の金具。
 このメールをいただいてから、さっそく2台のスリムTでテストにかかった。結果は大成功! 2台とも36枚撮りフィルムを4回通したが、ローディング不良も途中巻き戻しもまったく起こらなかった。動作は非常に安定した。
 ちょっと強く曲げすぎたか、パトローネを入れるときに若干力がいるようになってしまったけれど、かえってカチンとはまるようになって安心感がある。
 E川さん、ありがとー!

 これでまたスリムTが戦線復帰! といいたいところだが、1台のスリムTに別のトラブルを見つけてしまった。しばらく使わずにいた間に液晶がへたったらしい。枚数表示がちょっと不自由。十の位の横棒と縦棒が1本ずつ表示されなくなって、次のような状態にある。
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 かまり間抜けだけど、ま、なんとか役には立っている。


1999/11/1  ファインダーの曇りを取る

 このページをご覧になった 高橋 宏臣さんから、ファインダーの曇りの取り方を教えていただいた。「Slim T 僕も愛用していますが、同じようにファインダーが曇りました。よく見ると、ほこりのようだったので思い切って分解して、綿棒で掃除をしたら新品のときと変わらなくなりました。見えないところのねじでは、電池ボックスの中のシールの下にあります。」

 さっそく僕も分解に取りかかった。とりあえず見えているところのねじを外し、教えていただいたシールの裏のねじも外すと、意外に簡単に前面パネルが外れます。この時点でファインダーを見ると、驚くほどクリアー。てーことは前面パネルにはまっている透明プラスチックが曇っているということだ。
 これをせっせと掃除したところ、確かにファインダーの見え方は改善された。残念なことに汚れを取りきれず、前面パネルを外したときに見た、あのクリアな世界にはならなかったけど、同様の悩みをお持ちの方は試してみる価値あり。
 僕のヤツは前面パネルの透明部に細かい傷が入っていて曇っているのかも。それだと掃除ではどうしようもないし。

分解1 右側面に2つ、ていめんに2つのネジ。これを外します。
分解2 内側のネジ。

 裏ぶたを開け、パトローネ室右下のネジを外します。

 電池室を開けて、シールの左側をはがします。すると隠しネジが現れますので、これを外します。

 シール右側の下には配線がありますので、必ずシール左をはがしてください。

 以上で前面パネルを外すことができます。ちょっと外しにくいので、脇から精密ドライバーなどでちょっとずつこじってやります。

分解3 お掃除可能ポイント
 本体側です。上部左右はAF窓、真ん中の小さいのがファインダー、その右下の小さいレンズは測距窓。これらから汚れを取ってやります。
 前面パネルの裏側。ここも同様に汚れを落としてきれいにしてやります。


 作例については T4Dを参考にしてください。 性能表はこちら。

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