コンパクトカメラRicoh R1 > 30mm/24mm改造法

カメラインデックスへR130mm/24mm CUSTOM
二焦点カメラ改造方法
または悪魔のささやき

あなたはここに来た、 69326番目の人です。(98/10/4より)

注意:改造方法を紹介しますが、やる時には ご自分のリスクでお願いします。僕は責任は一切持ちません

忠告:R1を24mmに改造した場合、四隅のかなりの部分がボケます。その点を覚悟してください。R1sではR1で指摘された四隅のボケは解消されているはずなので、R1sではボケの心配はないのではないかと思いますが、僕は確認していません。
 また、急激な周辺光量落ち、歪曲も認められます。あまりいいテストピースではありませんが、 こちらで確認しておいてください。


●まるっきり改造する方法   ●元に戻せる方法 ●R1sの改造例


●まるっきり改造する方法

 やり方は難しくありません。材料はリコーR1またはR1s、ラジオペンチと、接着剤と爪楊枝、必要に応じてカッターも用意しましょう。後は勇気が小匙一杯、あきらめと覚悟が少々です。

1.裏ブタを開く。

2.パノラマに切り替えて、パノラマ遮蔽版を確認する。
 これは大事です。デート機能のないモデルの場合はいいのですが、デート機能付きのモデルの場合、デート部分を遮蔽している板もあるそうなので、これを間違って取らないようにしないといけません。もし取ってしまうと日付が映りっぱなしになります。悲惨です。

3.パノラマ遮蔽版をラジオペンチでむしり取る。
 僕の場合、デートなしモデルだったので大胆にむしり取りましたが、デート付きモデルの場合は慎重に。
 下のパノラマ遮蔽版(薄いプラスチック)は片方がレールにはまり、もう片方がレバーというか、金属の作動部分につながっています。最初にレールの方を外しておいて(簡単に外れます)、もう片方をむしり取ると簡単です。
 上のプラスチック板も同じ要領で取れるはずです。こちらはレバーではなく、板バネ状のものにつながっています。この板バネを傷めないようにプラスチック板を外してください。
手術前の写真

 左の図はパノラマ遮蔽版を取っちゃった後で、説明のために遮蔽版を再び載せたもので、実際とは若干異なっていると思います。最初から段階を踏んで写真に取っておけばよかった。すまんす。
 で、赤で囲んである部分がパノラマ遮蔽版です。この部分を取ります。
 青で囲んであるのはレンズ部分です。ここを傷つけないように作業してください。
 パノラマ遮蔽版を取り除いた後も、フレームの右上部分に板バネが出ているはずです。

4.板バネのヒンジ部を接着剤で止める。
 プラスチック板を取っただけではまだ完了ではありません。上のプラスチック板を支えていた板バネ状のものが飛び出しているはずです。何度かパノラマとノーマルを切り替えて、この板の動きを観察しましょう。板バネの根本というかヒンジ部分を固定してやれば、パノラマに切り替えてもこのバネが飛び出さずにすむことが理解できるはずです。
 このヒンジ部分に 爪楊枝で接着剤をつけます。よけいな部分につけるとカメラの作動に影響を与える可能性がありますから、ここは慎重すぎるほど慎重に。なお、板バネは引っ込めた位置でヒンジを接着することを忘れずに。バネが出た位置で接着したらなんにもなりません。

完成図 完成図です。スーパーワイドパノラマモードでもパノラマ遮蔽版が飛び出さず、フルフレームで撮影できます。

 

 以上で手術は完了です。最後に裏ブタを開けたまま動作チェックをやって終了です。接着剤が完全に乾いてからパノラマ/スーパーワイドパノラマに切り換えてよけいなものがフレーム部分に飛び出してこないか確認してください。
 うまくいきましたか? これで30mm/24mm二焦点切り替えカメラの誕生です。


●元に戻せる方法

 さて、次は元に戻せる方法の紹介です。こちらは一応元に戻せるので安全な方法です。

説明写真3その1 穴でブロックする

 左の写真で、黄色の枠で囲った部分に注目。フィルムゲートの上の方に四角い穴が縦に2つ並んでいるのが見えます。
 現物を見ると、本体の穴の向こうになんか部品が見えるはず。これが動いて、フルサイズの時は下の穴がふさがれ、パノラマの時には上の穴がふさがれます。まずはこの動きを確認してみて下さい。
 すると、上の穴に何かを突っ込んでこの部品が動かないようにしてしまえば良いことに納得いただけるはず。後は簡単ですね。上の穴にそこら辺にあるものを突っ込んでブロックしてみましょう。
 突っ込むものは、爪楊枝(丸いヤツより四角い楊枝のほうがよいらしい)、消しゴムを小さく切ったもの、スポンジ、ピン、ペットボトルなど、いろんなものをいろんな人が試しています。
 キッチリこの穴を塞がないとわずかにパノラマ遮光板が下りてきます。なるべくキッチリカッチリ穴をブロックできるような材質を求めて、皆さん試しているわけです。あなたも材質を変えて色々試して下さい。

注意:この二つの穴は、実は日付写し込み用の穴です。したがってその穴を塞ぐと日付は写らなくなります。上の穴がフルサイズ用、下の穴がパノラマ用の日付穴です。

その2 つっかえ棒式

 同じく写真の黄色の部分に注目。パノラマ枠が下に下りてこなければよいのだから、ちょうど良い長さの棒を縦に入れてつっかえ棒にしてパノラマ枠を固定する、という確実な手法です。棒を取れば元に戻るし。

 いずれの方式も一応「元に戻る」はずですが、枠がゆがんでパノラマ遮光板が下りなくなったというケースもあるようなのでご注意。いずれにしてもオウンリスクでお願いします。


1999/11/25

●R1sを使った改造例

 R1sを使った改造例をSさんからお送りいただきました。改造方法も今までご紹介した方法とは異なっています(上記の方法よりシンプルですのでぜひ見てください)し、元に戻せる方法です。ここをクリック


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