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CONTAX lla コンタックスlla型

 第二次大戦が終結して4年後、1949年に西側で発表されたCONTAXの新製品がllaだった。ネーミングからすると戦前のllのマイナーチェンジ版のように思えるが、ボディサイズは小型になっている。
 普通、新型はより高機能になっていて、そのメカを積むために大型化する。ところが、以前より小型になっているということは、CONTAXの小型カメラに対する意地が感じられて拍手なのであった。
 レンジファインダーはファインターと測距用の窓が離れていれば離れているほど(基線長が長いなどという言い方をする)測距性能は向上する。小型化の代償として、以前より基線長は短くなってしまった。ま、短くなっても135mmでも十分な精度を持っているので、実用上は差し支えない。
 フィルム巻き上げノブとシャッタースピードは同軸になった。シャッタースピードをセットするには、ダイヤルを引っ張りあげながら回す方式だ。シャッタースピードは、1/250〜1秒、それにTが加えられた。1秒とTは旧型にはないスピードだ。タイムシステムは本体に二度手を触れなくてはいけないので、僕は好きじゃないんだけどな。他に、フラッシュシンクロ接点もつけ加えられている。
 旧型のCONTAXではフォーカスギアを回したのと反対方向にファインダー内の像が動いていたが、新型ではギアの方向と像の移動方向は一致するようになった。以前の型とは操作方向が逆になったことを意味していて、旧型を使い馴れていた人には不評だったようだ。
 レンズはバヨネット式のCONTAXマウント。例によってツァイスレンズがついていた。
 中古価格は6万から10万あたり。

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