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Киев(Kievキエフ)

 CONTAXの工場は旧東ドイツ領にあった。第二次大戦でドイツが東西分割され、この工場の工作機械をソ連が押収し、ソ連製CONTAXを生産した。これがКиевである。ただし、初期のものにはネームがまったく表示されておらず、ノーネームコンタックスと呼ばれる。Киевの最初期のモノである。続いて大きく「Киев」と刻印されたモノが生産され、この時にはソ連領に工作機械は移されていたようだ。
 そのまま続いていれば東側製コンタックスとして重宝されたかも(安いから)しれないが、工作機械も経年によってがたが来る。戦後しばらく経ったКиевは品質が落ちてしまった。オリジナルコンタックスに改良を加えたものも出現したが、実際には改悪だったようだ。
 とゆーよーなわけで、戦後すぐのКиевはCONTAXそのままだが、戦後しばらく経って生産された装飾的な「Киев」の文字のあるモノは避けた方が良いというのが中古マニアの常識。
 さて、肝心の「東側製CONTAX」であるが、これはCONTAX llとCONTAX lllであった。買うならCONTAX llのコピー(?)がお薦め。なぜなら、lllはllに露出計を内蔵させたモデルであり、戦後発表されたCONTAX lllの改良型lllAは、ウリである露出計の精度が格段に良くなっているからである。それなら露出計のないllのコピーの方がいい。
 もっとも、llよりもllAの方が小型になっていて、それはそれでllAを買う意味はあるんですけど。
 んで、Kievについては研究している人が Kievレポートというホームページを作っています。英語だけど。

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