ビールの友024
カメラ・コレクション
1997.06.03
んでもって、カメラ話をしつこくやります。
CONTAX T VSを買ったとたんに始まってしまったカメラ趣味ですけど、なんと、わずか2ヶ月の間にさらに3台のカメラを買ってしまったのであった。ラインナップが、もう完全にハマッてます。
●LEICAミニズーム
35-70mm/f3.5-6.5
やぁやぁやぁ! なんと LEICAだぜ! ライカ! すげーだろー。使ってあるレンズはバリオエルマーだ! ライカだのカールツァイスだのというのはいちいちレンズに名前を付けているらしい。テッサーとか、ビオゴンとか、プラナーとかね。で、エルマーというレンズはどうやらそこそこのレンズらしい。よく知らないけど。だけど、さすがに定価48000円のコンパクトカメラです。写りは全然よくなかった。
リバーサル(ポジフィルム)で撮ったら露出が変。ネガで撮ると適正露出だったので、このカメラはネガフィルムに焦点を当てて、ポジは無視されているらしい。ポジの方がネガより記録できる色幅が狭いので、露出がシビアなのだ。
完全にオートなカメラなので露出補正はできないし、これはもう「オレはライカ持ってるぜ!」と自慢するためだけのカメラです。はい。パーティ用ですね。
この3月あたりに生産中止となってどこにも在庫がない。で、20件近く中古屋に電話して、栃木だったかのカメラ屋でやっと中古をゲット。18000円。苦労して買ったワリにはリバーサルとネガをそれぞれ1本ずつ撮っただけでほこりをかぶっている。だって、フィルムがもったいないやって感じなんだもん。
●リコーR1
30mm/f3.5
で、次に買ったのがこれ。愛用のパワーブック君のハードディスクがぶっとんでしまい、新宿のお店に持っていって初期不良で交換してもらったのでした。せっかく新宿まで来たんだしぃって感じでマップカメラ(中古カメラ屋さんです。なんとソフマップ系なんだね、あそこ)に寄っちゃったのが運の尽き。出てたんですよ、これが9500円で。何も考えずに即買い。
ボディはかなりあちこちにぶつけたらしく傷だらけだけど、ちゃんと動くしレンズに傷もない。これで9500円は安いいいいい! 店の外に出たとたんに電池とフィルムを入れ、仕事場に戻る途中にすでに1本撮ってしまった。
リコーのR1はレンズの周辺がぼけるという欠点があり、それを改良したのが現在売られているR1s。この改良レンズをさらに明るくし、広角28ミリにしたものが高級コンパクトカメラのGR1というわけである。つまり、R1は現在では売られておらず、コテコテのレアものなのであった。実はどの程度ボケるのか、それを自分の目で見たかったのであった。
で、結果はどうかというと、見事に周辺がぼけてました。こんなにハッキリボケるとは(おいおい日本語が変だぞ)思っていなかったのでちょっとビックリ。だけど、CONTAX T VSよりシャープな感じの写りで、色味はしっとり。色抜けはあまりよくなく、深みもそれほどない。露出を気持ち絞ってくれればなと思います。
何より気に入っているのはそのコンパクトさ。重量145gですぜ。写真撮る時にもこちらには「とるぞ!」という感じはなく、それが周りにもわかるのか、町中で写真を撮っていても完全に無視される。とてもスナップショット向きのカメラです。CONTAX T VSだとひょいと構えてパチッと撮るというわけにはいかない。すぐにスイッチ兼用のズームレバーと一緒に絞りリングを(その気もないのに)回してしまうし、撮る前にどうしても確認作業が入ってしまう。重量も375gとずしりと重く、しっかり構えてしまう。町中で撮るとこちらに視線が飛んでくる。目立つのだ。R1にはそれがない。
ファインダーも明るくて見やすいし、非常にいいカメラだ。
が、しかし、いいのはそこまでだ。カメラを構えてファインダーを覗く、そこまではいいのにその先が悪い。一つはオートフォーカスが遅いこと。シャッターを押してからオートフォーカスがピントを合わせ、それから本当にシャッターが切れるというのが普通のコンパクトカメラ。それはいいんだけど、R1はフォーカシングが異様に遅い。で、「撮った」と思って気を抜いた頃に本当にシャッターが切れてぎょっとすることになる。こういう時は確実にブレている。確実に写したければ、シャッターを切って半秒くらいはそのままじっとしていなくてはならない。
写真が撮れたら今度はフィルムの巻き上げとなるわけだけど、これも非常に遅い。他のコンパクトカメラの3倍くらいかかるのだ。カチ・ジーというのが普通のリズムだとしたら、かっっちん・じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃというのがR1である。この点、はなはだスナップに向いていない。確実にシャッターチャンスを逃す。
シャッターのタイミングについていえば一つだけ抜け道がある。撮影モードを標準のマルチパターンAFから、中央一点のみにフォーカスを合わせるスポットモードに切り替えることだ。このモードだと、シャッターを半押しにした時点でオートフォーカスがグイーンと動くため、シャッターを切ってからのタイムラグがない。
フツーに記念写真を撮る分にはどちらも欠点にはならないと思うので、今35ミリカメラを買おうと思っている人にはR1sはお薦めのカメラです。ヨドバシあたりだと新品で24000円くらいかな。
●京セラ スリムT
35mm/f3.5
仕事場近くの質屋に新品が12500円で置いてあって、今の仕事がひと段落したらご褒美に自分に買ってあげようと毎日ながめていた。ところが、ある日ショーウインドウにない! 「ああ、二日前に売れちゃったよ」ガビ〜ン。質屋とか中古屋とかの品物は、やっぱり見たときに即買わないとダメですね。
運良く、その週の土曜に中古屋で発見し、13000円で即購入。
こいつ、コンパクトカメラのくせにカールツァイスレンズ搭載という贅沢もの。焦点距離は35mm。どう見ても高級コンパクトカメラCONTAX T2の廉価版である。T2のほうは38mmだけどね。同じ京セラだし。あ、CONTAXは今では京セラの製品なんです。京セラは高級品にはCONTAXの名前を付け、フツーの品には京セラブランドで出してるのね。
愛用のCONTAX T VSは、ズームリングを回そうとして、一緒にとなりの絞りリングを回してしまうということがたびたびあり、けっこう気を使って撮らなくてはならない。もっと気軽に撮りたいので、面倒がない奴が欲しいなぁと思っていたわけですよ。
今までに3本ほどポジフィルムで撮ってみたけど、色調はいい。しかし、どうも露出が暗めだ。R1とスリムTを足して2で割るとちょうどいい露出になると思うんだけどな。発色はそこそこ。色抜けは期待したほどよくはなかったが、全体の色調はなかなかのものだ。プロ用として十分通用する。
それにしても暗い。新宿のビル街がヨーロッパの町並みに見えてしまう。
僕のカメラの中ではCONTAX T VSが一番画質がいいのは当然として、ワンランク下にR1、中間にスリムTってところかな。ただ、スリムTの画質は独特なので、CONTAXとどっちが優れているかというより、どっちが好みかって感じもする。
問題はファインダーが曇っていることで、自分で何とかなるかなと思ったけど、ファインダーの内側にほこりが入り込んでいるのが曇りの原因らしく、あたしゃお手上げ。クリーニングにだそっと。
つーことでカメラを始めて2ヶ月で4台のカメラ持ちとなったのでありました。しかもまだ欲しいと思っているカメラがあって、ニコンのズーム700VRとオリンパスのXAが……え、カメラの話はもういい? 最近みんなにいわれるなぁ、そのセリフ。クッスン。